メイケイエールが出遅れたことで、先行勢がしっかりとペースメイクできる状態となり、途中で息を入れられた展開となりました。そのことによって後方にいた馬には厳しい展開になりましたね。今回向いたのは中団から速い上りを使える馬たちでしょう。
ソングラインお見事でした。ヴィクトリアマイル時は少し緩めだったのですが、今回はしっかりと絞って最高の状態で出走できましたね。少しペースが遅かったのですが、しっかりと折り合って最後は33.1の鬼脚で得突っ込んできました。馬場の良いところを通れたというのもありますが、これは完全な地力勝ちだと思います。今のマイル界では抜けた存在ですね。アメリカのBCマイルも目標にしているとのことですが、府中よりも小回りの競馬場とはいえ、中団に付けることが出来るので勝てる可能性もかなり高いと思います。後は状態面次第です。
2着のセリフォスはレーン騎手の好騎乗が光りましたね。この馬の折り合いを考えると、控えて末脚に賭ける競馬となりますが枠的にそれだと後方まで下げる必要があります。なのでそれだったら折り合いを多少欠いたとしても先行してイン溜めを選択したということでしょう。ジャックドールの後ろを取ることが出来たのも大きかったと思います。重賞で先行馬に乗った武騎手の後ろは絶好のポジションになりやすいですからね。最後は通った箇所が荒れていた分負けてしまいましたが、非常に強い競馬をしていたと思います。折り合いも成長が見られたので、秋も楽しみです。
3着のシュネルマイスターはペースが思ったよりも緩んだことが全てでしたね。あれだけしっかりと息を入れられてしまう流れになると、後方に位置取るこの馬にはかなり厳しかったです。そんな中で3着にはしっかりと突っ込んで来るのですから大したものだと思います。この馬の弱点は展開によってかなり左右されてしまうという点です。ただ、1分31秒台の決着、もしくは32秒台の上りタイムが出るような高速馬場では引き続き狙う必要がありそうです。
春の連続G1が終わりましたが、今春の推馬はかなり悔しい結果となりました。私の予想に関して、本命は対象11レースのうち6回馬券に来ているので、そこのチョイスに関しては比較的良い方だと思うのですが、なんせ買い方が下手なのが昨年からの課題ですね。今年の春のデータを活かしてまずは宝塚、そして秋のG1で巻き返したいところです。