5月4日(日)に京都競馬場で行われますG1・天皇賞春の最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※買い目は決まり次第記事内に更新されます。
[NEW]↑2022年産推し馬を更新!
pease
本命単勝回収率0% 複勝回収率122% 馬券回収率24%
2/22〜5/3現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎3ブローザホーン
○6ヘデントール
▲8ショウナンラプンタ
△13ジャスティンパレス
△9シュヴァリエローズ

ルメール騎手も菊花賞馬もいない天皇賞春だが曲者揃いの面白いメンバーに。古豪が意地を見せるか新星が台頭するか。
天皇賞春について絶対に押さえておかなければいけない鉄則が2つある。
まず1つ目が当年の阪神大賞典の勝馬は絶対に買っておくこと。
2つ目が前年の有馬記念の最先着馬を絶対に買っておくこと。
1つ目の鉄則に関してはサンライズアースが該当。ただ個人的にはあまりこの馬を評価していない。前走の阪神大賞典は内前にかなり有利な展開を完全にものにした競馬をしており、なおかつ斤量が56キロであり他馬に比べて軽かったことは意識しておく必要がある。さらに言うと日経新春杯から使い始めて今回で明け4走目であり、2走目の早春Sから馬体を減らし続けてきているため、ここに関してはそこまで攻めた調整はできないのではと感じている。追い切りはいつも動かない馬なので、それを考えると問題なさそうな走りではあったのだが、やはり馬体重にはそれが出ているのか最終追い後が+16キロと少し心配になるものだった。それらを鑑みると鉄則とはいえ印は正直つけづらいなぁという感じ。3連系を買うなら相手には絶対に入れる必要がある。
2つ目の鉄則に関してはジャスティンパレスが該当。しばらく馬券になっていないものの今回の舞台は久々であり最もこの馬にジャストしていることを考えると印をまわす必要があると感じている。ただこの馬が同レースを勝った時は、1枠と枠に恵まれていた部分があったり、長距離レースで無敵のルメール騎手が鞍上だったこと、タイトルホルダーが本来の実力を全く出し切れず結構なスローからの瞬発力勝負になったことでこの馬向きの展開になったことは頭に入れておく必要がある。それを考えると得意舞台とはいえ重い印はつけられないと判断して相手評価とした。
長々と鉄則について語ったが、今回はその鉄則に何故か抵抗して本命をブローザホーンとした。
去年はかなりのスランプでエピファタイマーが切れてしまったかと思ったのだが、前走の阪神大賞典で苦手な阪神競馬場ながら3着と復調してきている。状態も去年の同レースくらいには戻せているように見え、今年のメンバーであれば勝ちまであると思っている。この馬の特筆すべきはとにかく京都が得意であるということ。Theステイヤーというわけではないのだが、持ち前の京都適性とステイヤー質をあまり問われない展開になりやすいという点からこのレースにはかなりの適性があると感じる。枠も距離ロスを抑えられるとこを取れたので、あとは直線で詰まることが無ければ突き抜ける素質はある。
対抗はヘデントール。菊花賞は脚を溜められた分の2着という感じはするが、アーバンシックに比べて完成度という意味でも若干劣っていたように感じる。ダイヤモンドSの競馬を見る感じ、古馬になってさらにパワーアップしていることが分かるし、長距離で実績のあるワープスピードをまったく相手にしていなかったことを考えるとこのメンバー相手でも1つ抜けた実力を持っていると思う。対抗にした理由は鞍上のレーン騎手が初騎乗であること。追い切りには騎乗していたものの、癖のある馬なので転乗りはやはり減点材料にはなる。
3番手はショウナンラプンタ。圧倒的な長距離適性と持続性のある末脚はこのレースにかなり向く。また、前走の阪神大賞典で武騎手がこの馬の能力や仕掛け所を計るレースをしていたので、今回は前走のような仕掛け遅れによって届かないということは発生しない。あとは実力が通用するかどうかだけ。菊花賞は特にミスのない競馬は出来ていたものの、この馬よりも外の枠に入った馬で3着まで決まったことを考えると、この馬も枠さえもう少し外なら結果が変わっていたと思えるような内容で、菊花賞メンバーとの実力差はそこまで無いと思っている。ならばここでも十分通用するはず。
相手には鉄則のところで述べたジャスティンパレスと、ステイヤーズS勝馬のシュヴァリエローズ。シュヴァリエローズはディープインパクト産駒としては珍しい晩年型で、長距離を走るようになって安定した成績を残せている。ステイヤーズSが例年のようなTheステイヤーが勝つような展開ではなく、持続力とキレが求められるような展開だったので、今回とリンクするところがあるのではと思っている。前走の日経賞の負けは馬場が合わなかっただけなので、それで人気が落ちるようであれば積極的に狙いたい。
ワイドBOX
3,6,9
3連複
3-6-9
Lakka.
本命単勝回収率0% 複勝回収率98% 馬券回収率66%
◎13ジャスティンパレス
○6へデントール
▲3ブローザホーン
△14ビザンチンドリーム
△8ショウナンラプンタ

良い馬と出会っても強奪されるなら、相棒と決めるしかないじゃない
「ジャスティンパレスは克駿をG1ジョッキーにするための春天に向けたステップだと思うので次走で狙いたい」大阪杯の予想内でこう述べたわけですが、満を持して本命にします。
まず、阪神大賞典の前に鮫島克駿騎手とショウナンラプンタのコンビ解消が報じられた時は驚いたものですが、すぐに背景を自分なりに妄想した。「恐らく克駿に春天の騎乗馬が決まっており、ラプンタ以上の馬となるとジャスティンパレスしかいない。次走の大阪杯で再コンビなら確定だろう」と見ていたが、その数日後にコンビを組むことが発表されたので、大阪杯では叩きと見て馬券からは外したわけだ。
近走は距離やコース適性を理由にことごとく無印にしてきた馬ですが、念願の京都芝3200mとなれば買わない理由はなく、鞍上とは今回で5度目のコンビとなるので手の内にいれている。個人的には23年の宝塚記念でイクイノックスを負かす強気の競馬を期待していたコンビで、その時は心底ガッカリした思い出もあるので、そのリベンジをしてもらいたい。
ここで先ほどの妄想の続きとなるが、ショウナンラプンタ陣営のことも妄想すると、かなり癖のある馬なので春天とセットで乗れる騎手に頼むはず。当時の武豊騎手がコンビを組みそうなのな前年菊花賞3着のアドマイヤテラくらいでしたが、乗り替わり発表時点では放牧中で間に合いそうになかったので、こちらも春天メイチのお試し阪神大賞典だと考えていた。
実際にその阪神大賞典では1番人気とは思えないような、武豊ならではの脚を測る乗り方というかコースを回ってきたという印象。馬自体は好きでずっと追いかけてきたのでここで狙いたいのだが、正直この阪神大賞典前の妄想が世間にバレすぎている印象。週の頭くらいに「これなら次は大丈夫」とコメントしていたという記事が拡散されており、売れすぎてしまうこの状況は好ましくない。とはいえ京都で長丁場の武豊を切るわけにもいかないし、臨戦過程自体は評価しているので相手で買いたい。
実は今年の天皇賞春は好きで追いかけてきた馬が多いレースで、ビザンチンドリームとハヤテノフクノスケも早い段階から見てきたので買いたいのだが揃ってピンク帽とは…。フクノスケに関しては重賞級の力は間違いないがまだ成長途上で、G1で好走するには内でロスなく運びたかった。ビザンチンは前走で強いところを見せたが、弾ければあれだけの力があるというのは新馬戦の頃からそうだった。きさらぎ賞と同じ京都外回りのコース形態はこの馬の末脚を引き出すにはもってこいの舞台で、シュタルケ騎手も菊花賞の反省を生かしてスムーズにいけば馬券内も十分ある。
遅くなりましたが対抗にしたへデントールについて、菊花賞はぐちゃぐちゃのレースでスムーズに脚を溜められた分の2着だとあまり評価はしていなかったが、ダイヤモンドSは4角で外から仕掛けたワープスピードと一騎打ちの様相に見えたところから全く違う手応えで千切ってしまうという、相当な力を見せたと評価している。木村厩舎らしくゆとりあるローテでここ目標に来ているのもプラス材料。ルメさまがケンタッキーダービー騎乗のため急遽乗り替わりとなったことはマイナスだが、レーン騎手とは追い切りでコンタクトも取っていたので大丈夫だと思いたい。抜けた1番人気になりそうだが、同世代には負けないのではと思い対抗にした。
ブローザホーンは昨秋全く結果が出なかったわけだが、2走目までは有馬記念を目標と掲げられていた上にメンバーレベルも高かったので無視していいし、その有馬記念でも前2走と変わらず追い切りで遅れをとるような形で全く馬ができていなかった。そして年明け初戦の前走では久々に追い切りで先着を果たして3着、今回も良い時と同じような調整ができているようで、確実に状態を上げてきている。なんと言っても得意の京都、今の状態でこのメンバー相手なら勝負になるはずだし、近走の不振で人気も落ちているなら狙いたい。
そのほかサンライズアースは前走がハマりすぎている印象で、京都に替わる今回は正直やってみないと判断がつかない上に人気しているのでここは見送る。マイネルエンペラーは内枠が欲しかったし、綺麗な馬場ではやや劣ると判断。どちらかというと同じ厩舎のシュヴァリエローズの方がこのカテゴリーにきてから良馬場では崩れていないので一発あってもおかしくない。
単勝・複勝
13
馬単
13→6
馬連
13-6
ワイド
13-3,6
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率102% 複勝回収率88% 馬券回収率53%
◎14ビザンチンドリーム
○6ヘデントール
▲3ブローザホーン
△5サンライズアース
△11マイネルエンペラー

去年の覇者と菊花賞の覇者が不在で誰が主役に名乗り出るか。
本命はビザンチンドリームです。京都の舞台はあっているし距離も問題ない。前走初海外でも強いレースで勝っておりここにきての成長も感じる。末脚が生きる形になれば頭まで。
対抗のヘデントールは菊花賞2着で前走も相手には恵まれていたものの強い勝ち方。ここでも良いレースが期待できる。
3番手はブローザホーンです。前走久しぶりに復調の気配が見えておりその時よりも状態は上がっている。この馬も末脚が生きる形になれば頭まである。
サンライズアースは前走阪神大賞典で圧勝を見せた馬ではあるが、お釣り自体はないと思うのでこの評価です。ただ前走の勝ち方は圧巻だったのでここでも印は外せない。
最後にマイネルエンペラーです。G2でも安定した成績が続いておりここでも実力上位。
今年天皇賞春の日の払戻率が上がるらしい。ぜひ的中させたいところ。ただ抜けた馬がいないのが事実で、どの馬にもチャンスがあるような状態。ということで買い目は点数を広げようと考えています。
三連複
14→3,4,5,6,8,9,11,13,15
終わりに
以上、推馬による天皇賞春の最終予想でした。
※買い目の更新は各々のXでポストします。遅くても締切10分前には全員分が更新されますので、ぜひ参考にしてみてください。