5月25日(日)に東京競馬場で行われますG1・オークスの最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※買い目は決まり次第記事内に更新されます。
pease
本命単勝回収率31% 複勝回収率93% 馬券回収率13%
2/22〜5/24現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎7レーゼドラマ
○9エンブロイダリー
▲1アルマヴェローチェ
△5リンクスティップ
△12ブラウンラチェット

荒れ模様の天気には荒れ模様のオークス
執筆時点(5/24日19時)の天気予報では24日夕方から25日朝にかけて雨予報。そこそこの雨量であることから稍重になることは確定か。例年よりもタフさが求められるオークスになりそうで、末脚一辺倒の馬ではなくしっかりとスタミナがありそうな馬、なおかつ実力が伴っている馬を狙っていきたい。
普段あまり穴馬を本命にすることはないのだが、今回は中穴のレーゼドラマを本命に。どこかでポストしたのだが、今年の牝馬クラシック前哨戦でレベル高いと感じたのはクイーンCとフラワーCだった。この両レースの勝馬はかなり強いなと感じており、その感覚を信じて本命対抗に。
レーゼドラマは前走のフラワーCを完全勝利。内容としてはかなりタフな流れを前々で運び、4角もずっと手応えよくそのまま後続を突き放すという競馬。前々走のゆりかもめ賞では苦手な瞬発力勝負になり、6着になってしまったが青葉賞2着馬のファイアンクランツに0.4差、同じく青葉賞5着馬のアマキヒに0.2差とそこまで負けておらず、強い牡馬相手に良い競馬をしていた。ここまでの戦績を考えるとタフな勝負になればなるほど強い馬であり、馬場が渋ったオークスの舞台は絶好と言える。また、先行競馬で言えば現役でもトップクラスに信用できる坂井騎手が乗ってくるのも大きな好材料。内枠からスムーズに前に行き、タフな持続力勝負を押し切るような競馬が出来れば勝ちも有り得る。雨のオークスで大荒れの立役者になれることを期待。
対抗はエンブロイダリー。たしかに距離は長いことは間違いないが、この時期の牝馬に関しては適性よりも乗り方どうこうで距離はこなせるし、さすがに東京2400の鬼ルメール騎手が乗るのであれば全くその辺は心配していない。対抗に下げた理由は渋った馬場になりそうなこと。大跳びな馬なだけにプラスに働くとは思えないため、できるだけ馬場のキレイなところを走らせてほしい。実力で言えば今年の3歳牝馬で抜けた2頭のうちの1頭なので、人気馬が順当に結果を出してくるオークスではさすがに外せない。
3番手はアルマヴェローチェ。距離適性や渋った馬場への適性を考えるとエンブロイダリーより舞台適性が高いことは間違いない。ただ最内枠であること、岩田望来騎手であることがさすがに無視できなくて3番手までに落とした。最内枠でなければ間違いなく本命にしていた。この馬に関しては本当に乗り方次第。うまく直線で外に出して、進路がスムーズに開ければ十分勝てる。3番手にしているが、岩田望来騎手には一皮むけてほしい。ここを勝ったら今後ばんばんG1を勝つ騎手になると思う。
4番手は距離延長がかなり良い方向に向きそうなリンクスティップ。ただ出来れば前走のような競馬をしてほしいだけに、きさらぎ賞のような競馬になってしまうと少々厳しい可能性がある。デムーロ騎手がどういった乗り方をしてくるのか、それによっては2,3着かなというイメージ。
5番手はブラウンラチェット。元々オークス向きと言われていたし、アルテミスS組も結果を出し始めたのもあってこの馬の実力は徐々に認められてきている。ただ馬場が渋るのが本当に嫌だ。良馬場でないと難しい馬なだけに、どれだけ馬場が乾いてくれるか次第。良馬場まで乾けば大きく評価を上げたいが、曇りなのできびしいかもなぁと。
単勝・複勝
7
ワイド
1-7
Lakka.
本命単勝回収率0% 複勝回収率94% 馬券回収率175%
◎9エンブロイダリー
○12ブラウンラチェット
▲1アルマヴェローチェ
△5リンクスティップ
△7レーゼドラマ

7年前の反省を生かして
今週も週末の天気が不安定で、オークス当日も雨なのか朝までなのか…前日の今もよくわかりませんが、今のところ夜中の雨量はほどほどで朝には上がる予報。競馬をしていない時間の雨は今の東京にはさほど影響を与えないので、先週と同じようなやや水分を含んだ良馬場か稍重だと想定しています。内外では土曜は引き続き外が伸びているのでこの傾向のまま外有利だと思います。
さて、今年のオークスのテーマは桜花賞後にポストして回顧にも書きました通り「アドマイヤマーズ産駒が2400mもつのか」。印が出ているのでもうお分かりの通り「2400mでも大丈夫」という結論になりました。7年前のオークスで桜花賞馬アーモンドアイに「ロードカナロア産駒が2400mもつわけがない」と言ってラッキーライラックに本命を打ち敗れたという経験があり、そこを生かしたいわけですが、その後「ロードカナロアは母の良さを引き出すタイプ」と言われていたの思い出しまして、確かにアーモンドアイは母がオークス2着馬、牝系に欧州の活躍馬が多かったので、納得。
その点エンブロイダリーは母と曽祖母がそれぞれオークスとダービーで13着と牝系的には強調しにくいが、逆に父のアドマイヤマーズはカナロアほどのスプリンターではなく、2000mまでいけるマイラーという感じだったので、その父がダイワメジャーといえど産駒に対してそこまで距離の壁を感じる必要はないと判断。エンブロイダリー自身は1400mの勝ち鞍があるが、当時は中山で負けた後で東京×ルメールを確保するためのレース選択だったと思うので、短いところに適性があるなら2戦目に1800mを選んではいないはず。
桜花賞の見解でも述べた通り直線の長い東京コースはベスト舞台で、この枠とルメールなら道中もスムーズに運べるはずなので、二冠目までは嫌う必要がないと判断しました。本当は綺麗な馬場がベストなので、当日思ったより時計がかかっているようなら考えたいが、桜花賞くらいの馬場ならあのパフォーマンスを出せるということを示してくれたので、本命とします。
先に桜花賞で本命にしたアルマヴェローチェだが、一番引いて欲しくない枠になってしまったので3番手とした。今の東京の馬場を見ても、そもそもオークス的にも外差しの方が決まりやすいというのもあるが、馬群がバラけやすいレースなので前目につけるのであればまだスムーズに外に出せると思うが、おそらく後方からになるアルマにとって苦しい競馬を強いられる可能性が高い。能力は間違いないので一定の評価は必要だが、あとは鞍上次第。
対抗のブラウンラチェットはホームの関東での競馬。それもあってか桜花賞前からオークス目標という雰囲気だったので、その時からここで狙いたいと思っていた。阪神JFで調整に失敗して馬体重を大きく減らし、桜花賞はそれを戻すのに精一杯という状況。その桜花賞では大幅に馬体重をプラスにできていたが、出遅れて馬場の悪い最内を走っての9着なので過程込みで全く度外視していい。オークスと相性がいいアルテミスS勝ち馬ですし、疑問視されたメンバーレベルもカムニャックとショウナンザナドゥが重賞を勝ってメンツは保たれましたし、レーン騎手というのも心強い。デビュー前の期待度も高い馬で本命候補でもあったのだが、綺麗な馬場の方がいいと思うので、対抗まで。
今年も基本的には桜花賞組が強いと思うので、3着だったリンクスティップも順当に馬券内候補。こちらも距離適性的にオークスでこそだと思うが、今回はスタートを決めて出していきそうなのがどうか、強かった前走のような競馬が理想。あとはフラワーC組で2着のパラディレーヌは脚質的にオークスに向いていそうだが、上位3頭に印を回しているのでこの人気では買いづらい。勝ち馬のレーゼドラマもゆりかもめ賞を使うくらいなので心肺機能には相当な自信があるはず。逃げて得意な持久戦に持ち込めばチャンスはあるが、オークスで逃げ馬が残るイメージはないので、馬場が悪くなれば狙いたい。
単勝・複勝
9
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率64% 複勝回収率124% 馬券回収率70%
◎5リンクスティップ
○12ブラウンラチェット
▲15カムニャック
△7レーゼドラマ
△10タイセイプランセス

荒れて欲しい願望。
本命はリンクスティップです。桜花賞は距離不足であり、スタートの遅れも痛かった。ここは距離延長がかなり+働きますし、馬場が渋っても苦にしないのでここはこの馬から行きます。ただなんとなく勝ち切るまでの決定的要素がないようにも感じており、三連複で流すのが1番いいのかなと感じております。
対抗にブラウンラチェットです。この馬も明らかにオークス向き。鞍上もレーン騎手でここは勝負気配。1発があってもおかしくないと思います。
3番手カムニャックも距離不安がなく前走もフローラSでいい勝ち方をしています。相手のレベルが上がるためどこまで通用するかは未知数ですが、付け入る隙はあると思います。
次にレーゼドラマです。ゆりかもめ賞ではキレ負けでの6着でしたが、馬場が荒れてのスタミナ勝負なら可能性あり。人気もあまりないのでここは狙っておきたい一頭。
最後にタイセイプランセスです。フローラSでは3着でしたが、いい末脚で最後3着まできていますし、まだ距離が延びてもいいように感じたのでこの評価です。
買い方も腹を括ってアルマヴェローチェとエンブロイダリーを抜く予定です。この印にサヴォンリンナを加えた6頭にします。
三連複流し
5-7,10,12,14,15
終わりに
以上、推馬によるオークスの最終予想でした。
※買い目の更新は各々のXでポストします。遅くても締切10分前には全員分が更新されますので、ぜひ参考にしてみてください。