【ジャパンカップ2025】世界最強カランダガンに全員無印/回顧

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11月30日(日)に東京競馬場で行われたG1・ジャパンカップについて振り返ります。

pease

投資29300円 回収26210円 回収率89%
本命単勝回収71% 本命複勝回収率88%

2/22〜11/30現在までに公開した予想と買い目の成績です!

ジャパンカップの回顧

2クロワデュノール4着(2番人気)
15マスカレードボール2着(1番人気)
14ダノンデサイル3(3番人気)
16シンエンペラー:8着(7番人気)
18タスティエーラ
:7(6番人気)

【買い目】
単勝
2
ワイド
2-15
三連複
15-2,13,14,16,18

pease
pease

世界最強は伊達じゃないですね。いつかやり返しましょう!

回顧

アドマイヤテラの落馬、入線後のルメール戸崎の落馬といった心配になる出来事や、2:10.3とかいう信じられないレコードタイムを外国馬が記録するという衝撃と、今年のジャパンカップは情報量が多すぎましたね。

スタート後、まさかのセイウンハーデスがハナをきってそのまま大逃げの形を取りました。次いで2番手にホウオウビスケッツ、3番手は序盤少し遅れましたがサンライズアースという、この辺は予想通りの隊列でした。

セイウンハーデスが1000m通過57.4だったので、2番手以降もそこそこ流れていたと思います。そしてホウホウ、アースが4角早めから仕掛けるロングスパート戦となり、先行勢にはかなり苦しい競馬となってしまいましたね。差し馬にかなり有利な展開となり、最後は脚を溜めていたカランダガンとマスカレードボールが突っ込んでくるという内容になりました。

1着カランダガン
スタートは遅かったですが、序盤のごちゃごちゃした位置取り争いの中でマスカレードボールの後ろをすっと取ることが出来ました。これが大きかったですね。あとは東京では抜群の信頼感があるルメール騎手の後ろをそのままついて行き、直線で並んでそのままたたき合いという内容でした。多頭数が懸念されていましたが、この競馬であれば問題なかったですね。直線の手応えも抜群でしたね。マスカレードボールが促して進んでいったところを持ったままついて行きました。
最後は欧州馬とは思えない上り33.2の脚で差し切り勝ちです。世界最強の実力を持つなら馬場や舞台なんて関係ないと言われたような気持ちになりました。これで日本馬は馬場の違いで凱旋門賞を勝てないという言い訳は通用しなくなりました。また日本競馬が進化するきっかけを作ってくれた、そんな走りだったと思います。

2着マスカレードボール
スタートはいつも通りそこそこで、外枠から進んでいったタスティエーラの後ろを取りました。しっかりと強い馬の後ろを確保するのがルメール騎手の上手いところですよね。空馬が近くにいた分、道中もプレッシャーを受け続ける競馬になったのは運が無かったですね。4角ではできるだけロスを省きながら回ってきて、最後はカランダガンとの真っ向勝負というレース内容でした。最後の最後で負けたのは経験の差でしょうかね。勝負根性が1枚違ったように見受けられます。ただこの馬も同じく2:20.3というとんでもないタイムで走り抜けています。間違いなく名馬級の馬と言えるでしょう。しかもまだ3歳ですからね。
来年はどういったローテで来るんでしょうか。もしかしたらドバイでカランダガンと再戦するかもしれないですね。またマッチレースを期待したいです。

3着ダノンデサイル
スタートはまずまずで外枠から内に出来るだけ内に行こうという姿勢が見られましたが、サンライズアースが少し外に出してきたことで行くことが出来ず、さらに外からタスティエーラとシンエンペラーにかわされ、想定よりも後ろからの競馬となってしまいました。マスカレードボールがすぐ後にいましたからね。これが相当痛かったです。
道中で内から2頭目に入り込むことは出来ましたが、かなり折り合いを欠いておりました。休み明けだったのでより一層だったのかもしれません。最後離されたのは折り合いを専念したことによる道中の消耗でしょう。まあ折り合っていてもさすがに3着だったとは思いますが。
ここでガス抜きできたことで、次走の有馬記念ではより一層状態を上げてくるのではないでしょうか。ただこの馬は中山よりも東京の方が合うタイプです。AJCCで少し苦戦するくらいですからね。勝ち切るというビジョンはあんま湧かないです。2,3着で期待しています。

4着クロワデュノール
いつも通りしっかりとスタートを決め、内の4番手を取ることが出来ました。セイウンハーデスが逃げたのは予想外でしたが、想定通りの位置を取ることが出来たと思います。
ただ前にいる3頭が垂れると思って4角から外々を回す競馬となってしまいました。まあこれは当然の判断なのですが、ペースが2番手以降もある程度流れた今回においては、結果的に消耗してしまったということだと思います。北村騎手の判断にミスはありません。
上りの脚はそこまで速くないタイプなので直線も少し早仕掛け気味の競馬でしたね。ただ今のこの馬の状態面、そして今回の時計では最後までもちませんでしたね。ただ他の先行勢は軒並み掲示板外に沈んでいます。それを考えるとかなり強い競馬だったという評価です。マスカレードボールとの差は見た目ほどないと思っています。この馬もしっかりと世代最強と言える馬でしょう。
有馬は出走せず年内は休養とのことです。ゆっくり休んで来年に備えてほしいですね。また、北村騎手とのコンビはそのまま継続してほしいです。

5着ジャスティンパレス
スタートはクロワデュノールくらい出ましたね。ただそこからが可哀そうでしたね。ダノンデサイルが内に切り込もうとしたことで、その内にいたディープモンスターがジャスティンの進路に切り込んでしまい、大きく位置を下げてしまいました。これが無ければもっと前に迫れていたでしょうね。
最後は突っ込んできましたが5着が精一杯でした。この馬はすべてがうまくいったらG1で3着、何か一つが抜け落ちたら4~6着という馬です。まさにそういった内容でした。
次走の有馬記念が引退レースです。天皇賞春勝馬ですし有馬の舞台は問題ないでしょう。狙うなら3着でしょうね。鞍上がルメール騎手に戻っていたらさらに評価を上げる必要がありそうです。

6着ブレイディヴェーグ
いつも通り後方からの末脚一気にかける競馬となりました。展開が向いたのもありますが、直線の脚はこの馬本来のものが戻ってきた感じがありましたね。最後は距離が長くて垂れてしまいましたが、引退レースでしたが、最後に待ち望んでいた彼女の走りが見れて嬉しかったです。良いお母さんになってほしいです。

7着タスティエーラ
スタートを決めましたが、やはり大外枠なのでそこまで位置を取りに行きませんでしたね。たださすがにマスカレードボールの一列前は後過ぎました。それでは切れ負けしてしまいます。とはいえ枠なりに最良の競馬は出来ていたと思います。敗因は枠とあまりにも速い時計ですからね。

8着シンエンペラー
スタートを決めてクロワデュノールの後ろを取ることが出来ました。枠を考えると最良の位置を取れたのではないでしょうか。
直線では挟まれて位置を下げる不利がありましたが、そもそもキレで負けていたので不利が無くても厳しかったでしょう。
有馬記念は出てくるんですかね。かなり悩ましい馬になりそうです。

9着コスモキュランダ
またまたスタートを決めましたね。最近は好スタートを頻発するようになっています。ようやくゲートが空いたら走るということを覚えてくれたのでしょうか。
さすがに今回は舞台適性がなさ過ぎましたが、それでも先行勢ながら9着と大きく負けてはいません。今のこの馬は一時期に比べれば復調してきていると思います。有馬記念はさすがに厳しい気がしていますが、来年のAJCC、中山記念あたりは期待したくなりますね。

10着シュトルーヴェ
後方から末脚一気でどこまでという競馬でした。たださすがにこの馬が通用するレベルではありません。
また、最近のこの馬は好走してきそうな迫力を全く感じません。もう重賞で通用する馬ではないのかもしれませんね。

11着ディープモンスター
終始インにこだわる競馬となりましたが、さすがに通用する舞台ではありませんでした。
狙うべきは平坦な競馬場です。小倉、新潟、京都のG2,3に出てきたら評価を上げましょう。

12着セイウンハーデス
まさかの大逃げでしたね。まあ脚を溜めてどうこうなるメンバー構成ではないので、思い切った競馬をするとなるとああいった競馬になるのでしょうね。
ただ、これまで教え込んできた差し競馬がこの逃げによって出来なくなるのではないかという不安がありますね。次走がちょっと心配だなと思います。

13着ダノンベルーガ
後方インで脚を溜める競馬でしたが、まあさすがに無理ですね。
さすがに浮上してくることはもうないと思います。

14着ヨーホーレイク
この馬も後方からどこまでという競馬でした。
ただ瞬発力はさほどないこの馬にとってはさすがに難しかったですね。

15着サンライズアース
一応3番手にはつけることが出来たのですが、位置を取るまでに結構かかりましたね。
スタートと二の脚がそこまで速くないのが欠点ですよね。やはり序盤から速い展開になりにくい長距離が向いてます。天皇賞春は期待です。

16着ホウオウビスケッツ
2番手につけて4角から早めに仕掛ける競馬となりました。まあこの馬のことを考えればこういう競馬になりますよね。
終始流れましたし、そもそも距離も長いです。この着順は当然でしょう。

カランダガンを買えなかったのは割り切ります。さすがに欧州馬を6.2倍で買えないです。ただ、この馬を今までの欧州馬と同じように考えてしまったのは反省点ですね。ドバイで好走していますし、イギリスで好走した時も実はかなりの高速馬場でした。とはいえフランスの不良馬場のレースも勝ち切っていますからね。何回考え直しても買えなかったです。

Lakka.

投資102600円 回収121300円 回収率118
本命単勝回収率98% 本命複勝回収率87%

ジャパンカップの回顧

14ダノンデサイル3(3番人気)
18タスティエーラ:7着(6番人気)

2クロワデュノール:4着(2番人気)
5サンライズアース:15着(8番人気)
15マスカレードボール2着(1番人気)

【買い目】
単勝
14
馬連
14-18
ワイド
14-2,5,18

Lakka.
Lakka.

大きな価値のある勝利をありがとう、カランダガン

回顧

まずは勝ったカランダガン、無印でごめんなさい。大変恐れ入りました。欧州馬がただ日本のG1で勝利したのではなく、恐らく最も苦にすると思われる東京競馬場の2400mを上がり最速33.2の2:20.3で勝利したことはこれまでの常識を覆す勝利だと思う。実際に走るまでに日本の芝に対して「弾むような動き」だとか「問題なし」といったリップサービスは毎回聞かれるものなので、全く耳に入れておらず、予想に書いた通り父父ガリレオだし、ドバイでパフォーマンスを落としていることが何よりの証拠だと思っていた。

ただ、これに関しては中途半端に競馬を見ていると絶対買えない馬だったと思うし、先週に続いてにはなるが、カランダガン本命はかなりギャンブルで、案外売れていたことも考えれば妙味なしと判断して当然だと思うので後悔はない。

本命のダノンデサイルは3着と頑張ったが、1コーナーの入りでレーンに入られてポジションを悪くしたり、勝負所でもルメールに蓋をされて動けなかったり、スムーズにいかないところもありながらよく健闘した。

その他に評価した馬たちにとっては展開が向かなかった。そもそもセイウンハーデスの大逃げは読めなかったし、あれだけ序盤から流れれば前の馬は苦しい。ホウオウビスケッツはただでさえ距離が長いので最後までもつわけがないし、サンライズアースも出脚が鈍かったのもあり自分の競馬ができておらず、空馬にも絡まれてしまった。タスティエーラもここまでの高速決着では分が悪かったし、こちらも空馬の影響があった。

このように展開を読み間違えたので仕方なくはあるが、実はメインを待っている間に横にいたpeaseと話していた内容のひとつが「今回の予想が理屈すぎる」というもので、タフな流れになれば持続力タイプ、スロー読みなら瞬発力タイプ。などと馬の単純な強さをもっと考慮すべきじゃないか?どんな展開でも強い馬は強いと…まさにそれを思い知らされた。

結果的にマスカレードボールは秋天と全く異なる競馬でほぼ勝ちに等しい走りを見せたわけだから、早くも現役最強と認めなければならないし、カランダガンなんてまさにそう。そして状態に不安があってもダノンデサイルとクロワデュノールは崩れなかった。ダノンデサイル本命というのは褒めて良いと思うが、相手をあまりに理屈で考えすぎたのは凝り固まりすぎだ。なんとなく発走前に気づけていたが、結果を見て改めて、今回の反省はその部分としたい。

さて、以下はレース直後にポストもした内容になるが、カランダガンが世界レコードを更新してジャパンカップを勝ってしまったので、日本馬は凱旋門賞で馬場を言い訳にすることができなくなった。近年は馬場を気にしすぎて適性のある馬が挑戦すべきだという流れになっていたような気がするが、私はかねてから凱旋門賞には現役最強馬が行くべきだと言い続けている。それはディープインパクトとオルフェーヴルの走りが印象に残っているからというのも大きいが、今日のカランダガンの勝利によってそれは案外間違っていないのではないかと思わせてくれた。

そもそも去年のシンエンペラーが勝負にならなかったというのも大きなポイントでもあるわけで。まあ凱旋門賞の件はその他に難しい部分が多々あるのは事実だと思うのでこの辺にして、逆にカランダガンの勝利は馬場を理由に日本遠征を敬遠してきた外国馬陣営にとっても同様に言い訳ができなくなったと捉えることもできる。これを機にジャパンカップに出走する外国馬がどんどん増えるとレースを見る楽しみも増えるのでそんな未来になってほしいなと思う。

ちょい穴党のリョー馬

投資106600円 回収64300円 回収率60%
本命単勝回収率122% 本命複勝回収率
98%

ジャパンカップの回顧

1ジャスティンパレス:5着(5番人気)
14ダノンデサイル3着(3番人気)
15マスカレードボール2着(1番人気)
18タスティエーラ7着(番人気)
17ドゥレッツァ:出走取消

【買い目】
三連単
1→14,15,16,18→2,4,7,8,11,14,15,16,18
14,15,16,18→1→2,4,7,8,11,14,15,16,18
14,15,16,18→2,4,7,8,11,14,15,16,18→1

リョー馬
リョー馬

これぞ世界最強馬

回顧

まさかレコードが出るようなレースでカランダガンが勝つとは。想像以上の馬でした。

本命ジャスティンパレスはスタート五分だったものの、コーナーで位置を取られかなり後方に。前々走までと同じといえば同じなのですが、やはりこれだけのペースとなると前に位置付けるのは厳しかった。それでも最後は伸びてきていたのはよかった。泣いても笑っても残り一戦だがやはり本来の切れ味が残っているならこのレースでも3着はあったと思うので残り力がどこまで残っているか。

対抗のダノンデサイルは3着。休み明けでも力は示せている。ミドルペースでの最後の切れ味勝負という点でも多少前2頭との差があると思います。有馬記念ではぜひ狙ってみたい。

マスカレードボールは2着。カハンダガンとの競り合いに敗れて惜しくも2着でしたね。天皇賞秋勝利からさらにこのパフォーマンスができるとは思いもしませんでした。有馬記念は出なさそうですが、完全状態のクロワデュノールとのレースをまたみたいです。

タスティエーラは7着でした。やはり切れ味勝負だと厳しいですね。この馬は先行粘り込みが武器なので大外枠になったのも痛手でした。秋G1なかなかいい結果が残せていないだけに今後のレース選択がどうなるか気になりますね。

今回の反省点といえばカランダガンの実力を見誤ったこと。馬券を増やすならダノンデサイルやマスカレードボール軸の馬券も買えばよかったかなと。秋G1でなかなか本命が一着にならないので買い方含め見直します。

終わりに

全員が無印の外国馬カランダガンの勝利により、大敗北となりました。言い訳のしようもない予想となってしまい申し訳ありません。

負けが連続してなかなか気持ちのいい的中を見せることができていませんが、なんとか来週以降もいい予想ができるように頑張っていきます。

ジャパンカップの記事を読んでいただきありがとうございました。

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