5月29日に東京競馬場で行われる日本ダービーの全頭診断をしていきます!
全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当して頂いております。
先週は、1着のスターズオンアースをA評価!
是非今週も予想の参考にご覧ください!
それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!
- 全頭診断
- 1枠1番アスクワイルドモア 評価:C
- 1枠2番 セイウンハーデス 評価:C
- 2枠3番 アスクビクターモア 評価:B
- 2枠4番 マテンロウレオ 評価:C
- 3枠5番 ピースオブエイト 評価:C
- 3枠6番 プラダリア 評価:C
- 4枠7番 オニャンコポン 評価:C
- 4枠8番 ビーアストニッシド 評価:B
- 5枠9番 ジャスティンパレス 評価:C
- 5枠10番 マテンロウオリオン 評価:C
- 6枠11番 ジャスティンロック 評価:C
- 6枠12番 ダノンベルーガ 評価:S
- 7枠13番 ドウデュース 評価:B
- 7枠14番 デシエルト 評価:C
- 7枠15番 ジオグリフ 評価:A
- 8枠16番 キラーアビリティ 評価:B
- 8枠17番 ロードレゼル 評価:C
- 8枠18番 イクイノックス 評価:A
- 終わりに
全頭診断
さぁ今年の大一番日本ダービーがやって参りました!
日本ダービーは一番運が良い馬、ジョッキー、関係者が勝つレースとはいえ、それだと全頭診断は書けません。オークスの反省を活かし、どの人気の馬でも固定観念を持たずに平等に判断していきたいと考えています。最近は調子が今一つですが何とか軌道修正していきたいところです。
今回のダービーは枠関係的に例年より少しミドル寄りのスローペースになるのかなと予想しています。なので馬場を考えると内前有利になるとは思うのですが、ペースを考えると中団から鋭い脚を使えるタイプの方が良い印象です。しっかりと速い上りを使えて尚且つ脚を溜めることが出来そうな馬の評価を上げています。
S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他
1枠1番アスクワイルドモア 評価:C
前走の京都新聞杯ではハイペースになった影響で後方有利になった状況において、内で脚を溜めて最後に差すという完璧に展開を味方につけることができての勝利でした。元々札幌2歳で2着、きさらぎ賞で4着と重賞でも好走できるほどの力はある馬だと思っています。あれだけ展開が向けば勝ったのも決して不思議ではないと思っています。今回もペースが上がって全体的に上りのかかる展開において内で脚を溜めることが出来れば少し気になるかなという感じです。
ただ相手関係的に大幅にレベルが上がるのは間違いありません。札幌2歳で好走していますが、ジオグリフには完全に格の違いを見せられていますし、きさらぎ賞も4着ですが1,2着馬はそれ以降パッとしない成績です。単純に強くないという可能性も考えておいた方が良いでしょう。また、33秒台の上り決着になると分が悪いですね。せっかく1番を引くことが出来たので前に行ってほしいのですが、鞍上は重賞になると位置を下げる競馬をしがちです。枠的に気になりはしますが、実力的にあまり信用はできません。
1枠2番 セイウンハーデス 評価:C
前走はインで脚を溜めることが出来ました。直線で被されてしまったことで多少追い出しが遅れはしましたが、追い出し始めてからはそこそこ良い脚を使うことが出来ています。ただそれは得意な荒れ馬場だったのが大きかったと思います。
今の速い上りが出やすい府中の舞台は適性的に合いそうにありません。実力的にもかなり劣る部類ですし、あまり期待はできないと思います。アスクワイルドモアと同じくせっかくこの枠番に入ることが出来たので先行する競馬を試してほしいです。まあとはいえ先行できたとしてもちょっと実力的に厳しいかなとは思っています。
2枠3番 アスクビクターモア 評価:B
前走は差し有利展開の中、内から逃げる競馬をして良く粘っていました。馬場の悪いところを走っていたので明らかにノメッていましたし、良馬場ならもっとやれたのではないかと感じています。今回は3番という絶好枠に入り、有利であろう内で脚を溜めつつ先行する競馬が出来ます。前走は逃げることになりましたが、本来は前に馬を置く競馬の方が力を出すことが出来るタイプで、今回はデシエルト、ビーアストニッシド、ピースオブエイトとこの馬よりも前に行きそうな馬たちが揃っています。この馬の好走する条件は整ったという印象です。
ただ東京適性があるのかといわれると正直微妙です。個人的には中山のように小回りで直線の短い競馬場の方が合うと感じています。また、鞍上もこの舞台では信用しづらいジョッキーです。逃げの競馬ならG1でも結果を出しているのですが、それ以外だとさっぱりです。買いたくなる要素が非常に多く、紐人気するとは思うので想像以上に旨味がなくなりそうなのも嫌な点です。
2枠4番 マテンロウレオ 評価:C
前走はある程度前にいなければ厳しかった展開において後方からの競馬になってしまいました。最近は折り合いが難しく、それを抑えるためにどうしても後ろからになってしまうところが欠点です。今回も恐らく後ろからの競馬になってしまうと思います。とはいえそこまでの脚を使えるわけではなく、後ろからならドウデュースレベルでないと難しいと思います。そのドウデュースよりも位置取りが後ろになりそうですしね。重賞馬ではありますがきさらぎ賞は単純にレベルが低かったと思っているのであまり評価はしていません。
3枠5番 ピースオブエイト 評価:C
前走は逃げる馬がいなかったので初めて逃げる形になりました。ただそれが折り合いに難のあるこの馬にとっては有効に働いたのだと思います。自分のペースで単騎で運ぶことが出来ましたし、道中ペースを緩めて脚を溜めることもできました。また、有力馬のドゥラドーレスが包まれてしまったこともあって相手に強い馬がいませんでしたね。これも好走の要因でしょう。
前走で逃げてしまったことで折り合いがさらに不安になってくると思います。今回も単騎逃げという形にならないと折り合いを欠いてしまうでしょうね。気性面で2400は明らかに長く、また同じく単騎逃げの形にしたいデシエルトの方がスタミナ的にも出足的にも勝っていますし、さらにスタートも出足も速いビーアストニッシドもいるので、この馬の好走パターンに持っていくことは今回の舞台ではできないのではないかと感じています。無敗で挑む今回は変に人気してしまう可能性もありますし、あまり旨味はないと判断しています。
3枠6番 プラダリア 評価:C
前走の青葉賞では内でうまく先行しつつ、直線ではスムーズに外に出して邪魔されずに追い出すという完璧な競馬が出来ていました。前走未勝利戦組ながら青葉賞を勝つのは中々ないことではないでしょうか。今回も内枠に入ることが出来たので、インで脚を溜めつつ直線でスムーズに追えるような競馬をしてほしいですね。
ただ前走は完璧な競馬が出来ていたにもかかわらず突き抜けることはありませんでした。未勝利組ながら勝利したということはそれだけメンバーレベルが低かったという見方もできます。私はその立場です。内でうまく立ち回ることが出来たとしても他の馬に軍配があがるというイメージです。毎年青葉賞組は今年こそ来ると人気になる傾向にありますが、結局来ないというパターンがほとんどです。考えられる理由としてはそもそも実力でダービーにいける馬はクラシックレースを中心に使うため、結果的には2400という王道距離でありながら手薄な距離でもあるこのレースに出るのは、分母数の少ない2400に適性のありそうな馬だけということです。層が薄いからこそやはりレベルは低くなりがちで、だからこそ毎年青葉賞組はクラシックから来た本物の実力の持ち主たちに負けてしまうのです。なので好枠に入り期待されそうなタイプですが、ここは見送りたいと思っています。
4枠7番 オニャンコポン 評価:C
前走はジオグリフと同じようなコース取りで進むことが出来、進路も開けましたが6着となりました。この敗因は得意なスローからの上り勝負にならなかったこと、イクイノックスに阻まれて欲しい位置の1列後になってしまったことだと思います。日本ダービーはスローからの末脚勝負になりやすいレースで、非常にこの馬の適性に合うと思います。また、この馬の持ち味は先行してもなおしっかりと上りの脚を使って粘ることが出来るところだと思いますので、できれば先行競馬をしてほしいですね。そのような競馬をしてくれたら前走よりもパフォーマンスを上げてくると思います。ダービー馬エイシンフラッシュの血が騒ぐのか楽しみな1頭です。
ただ前走差しが厳しい展開において、この馬より後ろに位置していたドウデュースが3着まで来ていることを考えると、単純にこの馬の実力的にあれが精一杯だったという可能性はあります。また、スローからの末脚勝負になったとしても、4強に勝てるほどの脚があるような気はしません。全てがうまく運んで尚且つ有力馬が自分の競馬ができなくてようやくというイメージです。
4枠8番 ビーアストニッシド 評価:B
前走はあまり向かない控える競馬を選択したことで惨敗してしまいました。この馬はスローの単騎逃げの状態になると粘り強さを発揮することが出来る馬です。そのような競馬が出来れば前残りになりやすい今回の舞台は非常に合っていると思います。また、長い直線をしっかりと粘り切る強さも持ちあわせています。人気以上に強い存在です。
ただデシエルトとピースオブエイトも同じような戦法を取ってくるタイプなので、自分の競馬に徹することが出来ないと思います。要は楽に逃げることはできないという意味です。そうなるとこの馬はたいして強くありません。また、この馬をつついてきそうな先行脚質の馬も内に集まったので、絡まれる可能性も高いです。今回この馬が好走できる唯一の条件として考えられるのは、デシエルトが逃げてそこから少し離れての2番手で実質スロー逃げが出来る場合だと思います。そうなるとこの馬の好走パターンにはめることが出来るでしょう。そうなった時のために紐に入れても人気的に面白いと思います。
5枠9番 ジャスティンパレス 評価:C
前走の皐月賞では後方から差す馬に不利な状況に阻まれてしまいました。出遅れてしまい後方からの競馬になって、直線では前が壁になって完全にやる気をなくしています。ただそれまではかなり良い脚で伸びてきていたので、壁になっていなければもう少し着順は上がっていたのではないかと感じています。今回も差し有利展開になってくれれば3着くらいにつけ入ることのできる隙はあるかもしれないですね。
とはいえ能力的にはやはり足りていないのかなと思っています。いくら良い脚が使えたとしてもこの舞台では明らかに4強の脚が抜けています。また出遅れ癖があるのもこのレースでは大きな減点材料です。キズナレベルでないと来ることはできないでしょうね。さすがに今回は厳しいかなと思っています。
5枠10番 マテンロウオリオン 評価:C
前走のNHKマイルでは差し有利な展開にはなりましたが、後方ポツンで2着まで突っ込んできた末脚はさすがの一言でした。やはり能力は非常に高いものを持っていると感じます。
ただ大幅に距離延長する今回は明らかに適性から外れた舞台だと思います。内前有利になりやすい馬場傾向はほぼ出遅れて後方一気差しになるこの馬にとっては大きなビハインドですし、スローになりやすいのも折り合いに一癖あるこの馬にとってはあまり良くない条件です。強い馬だとは思いますがマイルがギリギリだと感じています。あまり期待はしていません。
6枠11番 ジャスティンロック 評価:C
前走の皐月賞はダノンベルーガ同様内の荒れたところをずっと進み、直線もただでさえ後方にいるだけで不利なのに荒れたインを突く競馬をしたのですが、7着まで頑張ってきていました。能力はしっかりと示すことが出来ていたと思います。
ただ出遅れが致命的ですね。今回の舞台は出遅れて来ることが出来るような甘いメンバーでは決してありません。また相手なりに走ってしまい、突き抜けることがないのも難しい要因です。うまく有力馬に寄せる形で競馬できればいいのですがそれはそれで脚勢的に劣ってしまうかなと思います。そもそもリオンディーズ産駒で2400も距離適性外というイメージです。むしろ今までよく2000を走ってきているなと感心していたほどです。強いのはわかりますが狙いどころはここじゃない気がします。
6枠12番 ダノンベルーガ 評価:S
前走の皐月賞では内が荒れて全く伸びない中、最内枠から内を通り続けて4着に好走することが出来ました。この競馬が非常に強い内容でしたね。道中折り合いを欠くこともなく、直線も最後まで伸び続けていました。決して自分の得意な舞台、馬場でないなかでよく頑張ったと感じています。共同通信杯では上り1位の33.7でジオグリフ、ビーアストニッシドという高いメンバーレベルのレースを新馬戦から勝利し、新馬戦では33.1という凄まじい上りを使っているあたり、東京コースという舞台はこの馬にとって最良のものでしょう。メンバー的にスローからの末脚勝負になりそうなのもこの馬の瞬発力を活かすことが出来るので好材料でしょう。個人的にはイクイノックスよりも不安点が少ないですね。
調教も猛時計を出しており、調子の良さを非常に感じます。馬体も完璧な状態に見えますね。ただ皐月賞を使ったこと、追い切りの負荷をかなり強くしたことで、調教でも頭を高くしてテンションが少し高くなっているところが見受けられました。枠関係的に外からデシエルトやキラーアビリティ、ロードレゼルなどに被される可能性が高く、それで折り合いを欠いてしまう可能性がありそうです。そこが少し懸念点ではあります。
7枠13番 ドウデュース 評価:B
前走の皐月賞では掲示板に入った馬の中で唯一後方から突っ込んできましたね。結果的にある程度前で運んでいないと厳しい展開でしたので、むしろ3着に突っ込んできたところを非常に高く評価しています。後方になってしまったのは武騎手のペース読みミスということなので、ダービーではもう少し前に付けることが出来ると思います。末脚はこのメンバーの中でも最上位クラスです。東京コースでもまったく問題ないと考えています。
皐月賞メイチの仕上げでしたので、ここにお釣りが残っているかどうか疑問ではあったのですが、良くも悪くも前走が不完全燃焼で終わったので、ダービーを走る余裕はできたと思います。現に調教や馬体を見ても皐月賞の状態を維持できていると感じました。
ただ気になる点としてはやはり、最初からダービーを狙った調整を行ってきていないというところでしょうね。恐らくメイチは皐月賞だったと思います。そこで不完全燃焼で終わっていますので余力は感じますが、イクイノックスやダノンベルーガなどのダービーを最初から意識していた馬たちとの差はやはり感じてしまいます。距離も恐らく2000までが適距離だと思います。1着というのは少し考えづらいところです。
7枠14番 デシエルト 評価:C
前走はスタートで躓いたこと、それに加えて外枠だったことでこの馬の苦手な前に馬を置く形になってしまいました。この馬は単騎逃げで周りに馬がいない状態だと非常に強いタイプです。今回は逃げたほうが良さそうな馬がピースオブエイトとビーアストニッシドしかおらず、ある程度流れたペースで走るのはこの馬だけなので、案外楽に逃げることが出来るのではないかと感じています。そうなると例年前残りになりやすい今回の舞台は人気的にもかなり面白い存在になるのではないかと感じています。また、追い切りでも単走で周りに馬がいないときの走りは非常に良いものがあり、前走が不完全で終わってしまった分余力もかなりあると感じています。
あとは周りの馬がどれだけ絡んで来るかによると思います。この舞台は前に意識がいくので普段そこまで位置を取らない馬たちも前に殺到してきます。そうなるとこの馬に絡んで来る馬も出てくるのではないかと思います。ピースオブエイトあたりが折り合いを欠いて絡んでくる可能性が高そうです。そうなると脆さが出そうですね。ピンかパーというタイプだと思うので軸としての信頼度はかなり低いです。枠関係的にも内に出足の速いビーアストニッシドと逃げたいピースオブエイトが入ってしまったので、外に入ったこの馬はそれを制して前に行く必要があり、序盤でかなり脚を消耗してしまいます。内枠なら面白いと思っていましたが枠に恵まれませんでしたね。
7枠15番 ジオグリフ 評価:A
前走の皐月賞は外差しの馬場、イクイノックスをうまくマークできた点、コーナーを使って加速することが出来る器用な点など、すべてがうまく運んで突き抜けることが出来ました。ただとはいえ、懸念されていた折り合いが前走で改善が見ることができましたし、喉なりのもいつ発症するかどうか分かりませんが、まあ大丈夫と想定していいと思います。
皐月賞出走する前から、2400は長いと考えていたのですが、皐月賞でのレースを見ていると全く問題なさそうですね。中山コースの方が良さそうと考えていましたが、長く良い脚を使うことができるので東京もまったく問題はないでしょう。しっかりと脚を溜めることが出来れば豪脚を見せてくれるはずです。馬体と調教も疲れを全く感じさせない完璧な状態で、むしろ皐月賞の時より良くなっています。この状態であれば2冠の可能性も十分あると考えています。
ただやはりイクイノックス、ダノンベルーガと比べると東京適性という面では劣るかなと考えています。その2頭がしっかりと自分の競馬が出来て力を出すことが可能な場合、勝つには馬場や展開の恩恵を受ける必要がありそうです。血統的にも多少力のいる馬場の方が向きそうですしね。上記で距離延長は問題ないと記載していますが、それはこなすことはできるというだけであってベストであるとは言っていません。ベストは明らかにマイルから2000というタイプです。また、先週の馬場をオークスで勝ったスターズオンアースに重ねている方も多いような気がしますが、あの馬はオークスの方が適性があった中で桜花賞を勝てた馬です。この馬は皐月賞の方が適性がある中でのダービー挑戦です。少し訳が違うとは思います。この馬がこのレースを勝つ条件は、皐月賞を勝った経験を通してさらにワンランク強くなっていることです。私はそれが出来る馬だと思っています。
8枠16番 キラーアビリティ 評価:B
前走は出遅れて荒れた内を控える形になってしまいました。この時点で厳しいと思います。他のレースではしっかりと良いスタートを切ることが出来ているので、今回も問題はないと思います。ホープフルSでは今までスタートが良かったのに控える競馬をしていたこの馬を、武史騎手が先行させた結果強い競馬をしてくれています。先行馬に有利な展開ではあったのですが、着差もあったのでこの時のメンバーの中では格が違ったという印象です。今回もスタートをしっかりと出て前に行くことができればかなり頑張ってくれるのではないかなと感じています。
ただ高速馬場の府中が合うかどうかがまだ未知数ですね。血統的には問題なさそうですし萩Sを見ても大丈夫だとは思うのですが信頼はしづらいです。また、折り合いに難があるのも距離延長となる今回はネックとなるでしょう。道中でいかに消耗せずに運ぶことが出来るかにかかっていると思いますが、外枠に入ったことでそれも中々難しくなってしまいました。内に出足の速い馬たちが入ったこともあってさらに先行するのは至難の業ですね。状態もまだホープフルSの時ほど戻っている印象はなく、まだまだ完成度が低い印象です。武史騎手がいかにして内に潜りこませることが出来るか、それが出来なかったとしてもどのようにして折り合いを付けつつ、ロスを省くことができるのかにかかっている印象です。
8枠17番 ロードレゼル 評価:C
前走はハイペースに巻き込まれたのが痛かったですね。プラダリアとの差は道中脚を消耗せずに溜めることが出来たかどうかだけだったと思います。ただあれだけのペースについて行ったにもかかわらず潰れていないのは評価できますね。恐らく上りの脚が無いので前に行かざるを得ないというところはあったと思いますが、それを差し引いても私としてはプラダリアよりも評価は上です。
ただこの枠は非常に痛いですね。ある程度前に行きたいこの馬にとって大外枠ではそのような競馬をするのは難しい印象です。血統的にはワグネリアンやワンアンドオンリーといった好走馬たちと同じですが、そういった馬たちとの格の違いは明らかです。もう少し内の枠であれば狙いたいと感じていましたが、今回は見送りする予定です。
8枠18番 イクイノックス 評価:A
前走の皐月賞では、日本ダービーのための前哨戦という意味合いで約7分の仕上げという中、2着と人気にこたえることが出来ました。道中サトノヘリオスに突かれたことが影響し、かかってしまって前に出てしまいました。ここで脚を消耗してしまいましたし、ジオグリフにマークされる形にもなってしまいました。ジオグリフとの差はここだったと思います。実力的に負けているわけでは決してありません。
この馬は最初からダービーに向けた調整を行っており、私も今回の舞台の方がイクイノックスの持ち味を存分に活かすことが出来ると思います。1度叩いたことで前走よりも仕上がった状態で出てきますし、メンバー的にスローからの瞬発力勝負になりそうなのも非常に好材料です。この馬の切れ味に対抗できるのは現状4強だけでしょう。ルメール騎手も最近はすっかりと調子を取り戻し、非常に信頼できるジョッキーに戻りました。今回の舞台は非常に期待できると考えています。
1つ気になる点で言うと、疲れやすい体質ですね。皐月賞までに一度も使っていなかったのはあえてではなく、東スポ杯の疲労が抜けずに使うことが出来なかったからです。皐月賞であれだけの激走をして疲れが残らないというわけはありません。しっかりと馬体やパドック、返し馬の様子を見る必要があります。あとは大外ということも外枠の方が良かったとは言え極端すぎますね。ルメール騎手は大外枠からの競馬が非常に上手ではありますが、とはいえ不利なことは不利です。ルメール騎手の手腕にかかってくる所が大きい印象です。
終わりに
以上、日本ダービーの全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!
明日5月28日(土)に最終予想を公開!!
桜花賞ではLakka.が◎スターズオンアース→○ウォーターナビレラで124,800円の払い戻しを獲得!
皐月賞ではpeaseが◎ジオグリフ→○イクイノックス→▲ドウデュースで、公開しました買い目も全て的中!
オークスではLakka.が◎スターズオンアース→○スタニングローズで289,000円の払い戻しを獲得!
今年のクラシックは絶好調!
今週も期待の最終予想にご注目ください!