12月22日(日)に中山競馬場で行われますG1・有馬記念の最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。
[NEW]↑2022産推し馬を更新!
pease
本命単勝回収率14% 複勝回収率83% 馬券回収率46%
2/17〜12/21現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎1ダノンデサイル
○6ローシャムパーク
▲3アーバンシック
△5ベラジオオペラ
△10プログノーシス
まさかのドウデュース出走取消によって一気に混沌に。今年は最後まで波乱の一年。
想定される展開としてはスローからのロングスパート戦
逃げるならベラジオオペラ、場合によってはスタニングローズが外枠を嫌って積極的にハナを奪って内を取ってくる可能性もある。ただ距離不安がある2頭なので道中の消耗を抑えるためにそこまで速いペースにはならない。ただ、例年の有馬記念通り中団勢および後方勢が3角過ぎたあたりから位置を上げるロングスパート戦になりそうで、速い上りが使える馬というよりかは末脚の持続力が光る馬が上位に来るような展開になりそう。2000mが主軸の馬には厳しい展開になりそうな予感。
今年は3歳牡馬世代のレベルの高さをすごく感じる一年だったというのもあったので、本命は世代の頂点を獲ったダノンデサイル。ダービーは2馬身差の圧勝。いくら展開が向いたとはいえジャスティンミラノ相手にあの着差は能力がトップクラスでないとできない芸当だった。菊花賞はかなり特殊な展開でどんどん位置取りが下がった中で6着であれば上々の内容。これでアーバンシックの方が人気が出るのであればむしろこっちの評価を上げたい。あとは内枠から変に包まれずにある程度の位置から競馬が出来るかどうか。典さんは内枠からの競馬が非常にうまい騎手であり、ベテランの技で何とかしてくれるはず。
対抗はローシャムパーク。人気はないもののBCターフではあのレベルスロマンスを出遅れながらも追い詰め、オールカマーではタイトルホルダーに勝ち切っており、今回のメンバー内では実力はトップクラス。また、タイプの似ている同じ産駒のブラストワンピースが勝った今回の舞台はこの馬にとってもかなり向くはず。道中内で折り合いをつけて3角あたりからこの馬の持ち味である持続力で外から捲っていくような競馬が出来れば勝ち切る可能性は十分にあると感じる。鞍上のマーカンド騎手は去年のシュトラウスの一件から評価が下がっているものの実力はやはり上位クラス。うまく折り合いをつけながら乗ってほしいところ。
3番手はアーバンシック。元々は出遅れからの後方から末脚を伸ばしてどこまでという馬だったがルメール騎手が乗ったことで覚醒。折り合いもスタートも安定するようになったことで安定して好走できるようになった。このコンビであれば崩れるようなところは正直想像つかないが、とはいえ勝ち切る可能性自体はそこまで高くない気がしている。ここで勝ち切るくらいの馬なのであれば、皐月賞やダービーでもあの競馬で馬券になっていたはずと見ている。
4番手はベラジオオペラ。早めに捲られるような競馬になると距離が不安なこの馬にとっては厳しい競馬になるが、仕掛けが全体的に遅くなれば前にいるこの馬はそのまま楽に粘り切ることが可能な立ち位置ではある。この馬のアーバンシック同様安定感のある走りを見せるタイプなので、そこまで大崩れはしない。ただやはりベストは大阪杯の舞台だろうなということでこの評価に。
5番手はプログノーシス。距離も中山も未知数で軸にはしづらいが、能力だけで言えば間違いなくトップクラス。コックスプレートを経験して一回り成長した感じがあり、今がこの馬のベストな状態と見ていい。人馬ともに初G1制覇に向けてかなり勝負度合いが高く、激走は十分に有り得る一頭だと評価。ただ6歳馬というだけでさすがに評価は下がる。
印をつけていない馬で言うと、スターズオンアースはやはり川田騎手と調教師のコメントを見ると買えない。レガレイラはやはり出遅れと出足の遅さがこの舞台では大きな不利となる。ジャスティンパレスも出遅れがやはり痛い。スタニングローズは牡馬混合戦では一枚足りない。シャフリヤールは6歳であることと大外枠であることを加味して買えないという評価。
Lakka.
本命単勝回収率78% 複勝回収率94% 馬券回収率74%
◎6ローシャムパーク
○13スタニングローズ
▲1ダノンデサイル
△8レガレイラ
△3アーバンシック
恐らくラストランになるスターズオンアース、大好きな馬なので馬券抜きで応援しています。
本来ならドウデュースが勝って大団円というレースだったはずで、私も金曜まではその想定で予想を組み立てていた。あれだけのスターホースの引退レースというのは、封じ込めて邪魔をしようとする相手もおらず、したとしても自爆するだけなので、結果的にお膳立てするような展開になることがしばしばある。ドウデュースに関しても展開が向いた秋天からどうなるかと思ったジャパンカップでも再び捲りが決まるスローになったり、この間のレモンポップのラストランも、タイトルホルダーが無双していた時期なんかもそう。
なのでドウデュース頭固定で買ってればとりあえず当たったであろうレースがいきなり難解になってしまった。乗り手からしても意識する存在が1つから複数になったというのも展開に影響しそうで、なかなか読むのは難しいのだが、まず逃げるのはべラジオオペラだろう。シャフリヤールの逃げ宣言はブラフとまでは言わないが、大外からハナを奪うには相当の距離が必要で、去年のスターズオンアースほどロケットスタートを決めないといけないが、シャフリヤールはそんなタイプではない。ましてや内にテンの速いべラジオオペラがおり、もしハナに立つなら自滅しにいくようなもの。
べラジオオペラとしても距離に不安があり、自分で息を入れるところを作る方がいいはず。そんなこんなでシャフリヤールがすんなりハナに立てる展開は想像しづらい。ではべラジオオペラに向くかというと、シャフリヤールからのプレッシャーと、その後ろから持久戦に持ち込もうとするディープボンドに被されるので楽な競馬はさせてもらえない。そんな競馬を想定した。
本命のローシャムパークにはやり合う先行勢を飲み込む捲りを決めて欲しい。いつの間にか捲りの戦法が定着しているが、前走はそれが強力な武器になったと思えた。あのレベルスロマンスにあと一歩のところまで迫ったのは驚いたし、改めて能力がG1レベルにあることを示した。外回りとはいえオールカマーではタイトルホルダーに先着しているし、函館記念や大阪杯など右回り、小回りでも力を出せることは証明済み。気性面で能力を出し切れないことが多いタイプだが、マーカンド騎手は追い切りでコンタクトをとっているし、今開催はずっと中山で騎乗しており、重賞でも人気薄を僅差の2着まで持ってきていたり馬場はかなり掴めているように思える。そもそもG1でこれだけの馬に騎乗する機会が少なかったようにも思うので、鞍上への不安は何もない。
対抗にしたスタニングローズだが、こちらも距離に関しては一抹の不安があるし、外からシャフリヤールが被せにくることがわかっているので、ムーアならそこまで主張しないある程度の位置で足をためるはず。状態はすこぶる良さそうですし、こちらも先行勢を見ながらいつでも動ける状態を確保できそう。京都であれだけ強かったとはいえ、これまでの走りからして阪神や中山でのパフォーマンスが光る。
3歳牡馬の2頭に関してはダノンデサイルに高い評価をしたい。前走のレース前に「本気で菊花賞をとるなら前哨戦を使っているがそうではない」とコメントがあった通り、菊花賞からのローテというのに期待が持てる。なにしろ3000m走ったとはいえ、乱ペースで鞍上は何もせず後ろに下げて直線だけ走らせていたので疲れもほとんどなかったと想像できる。スタートも早い馬でこの枠に入ればダービーのようなレースを期待できるし、本命にしてもよかったのだが、前走を見た上で騎手含めこの陣営は馬券的に軸にして買うことはできないと思えたのであくまで相手で買いたい。
アーバンシックはなんとか印が回ったが、やはりこの馬は広い競馬場でこそのタイプ。セントライト記念も外回りのスムーズすぎるレースだったので鵜呑みにできない。スタートは相変わらずなので後ろからになり、ローシャムパークと同じような位置にいそうだが、小回りでいつものような捲りができるとは思い難い。直前まである程度バランスを保ちつつということなら直線で弾けてどころまで来られるか。△のもう1頭レガレイラもアーバンシックと同様のイメージだが、直近はスタートも出ているし偶数枠なので期待感はこちらの方が上。
次点でディープボンド、プログノーシスも一定の評価をしたいが、ディープボンドにとってはやや今開催の中山は時計が速い。プログノーシスもいきなりの2500mが大きな懸念。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率27% 複勝回収率87% 馬券回収率32%
◎13スタニングローズ
○1ダノンデサイル
▲3アーバンシック
△10プログノーシス
△11ジャスティンパレス
ドウデュースは回避、スターズオンアースは不調。本命候補が悉くダメな様子。今年の大トリは予想前にピンチ。
先週スターズオンアースを本命にと宣言したものの、流石に陣営の本音が見えすぎている。これじゃあ当たるものも当たらないと思い無念の本命変更。
本命は同じ5歳牝馬のスタニングローズです。正直三冠を分け合ったこの馬もスターズオンアースと力差はないと感じており、今の上がり調子ならこの馬の力を信じたい。外目の枠になりましたが、この馬よりすぐ内の馬は後ろからの馬ばかりなので、無理なく先行できます。人気もあまりないのでオッズ的にもこの馬から流して今年最後の大一番を笑って終わりたい。
対抗のダノンデサイルも無理なく内側でポジションを取れそう。アーバンシックよりか馬体の成長や充実度を感じられる点を評価しました。この時期の3歳馬は斤量の恩恵が1番大きいのでいい走りが期待できそう。
斤量の恩恵という面を考えてアーバンシックを3番手評価。ダノンデサイルとの差はまだ馬体の完成度的には劣る印象があるのでこちらを3番手にしました。ただここぞのルメール騎手は侮れません。結局今年もルメールかというオチが待っていそう。
プログノーシスは初距離、初中山、初騎手とのタッグと不安要素が大きい。しかしながらそれを跳ね返すだけの力はあると思っています。この馬に関しては楽しみの方が大きい。
最後にジャスティンパレスです。大崩れしない点を評価。やはり実力面でもここで大崩れするとは考えにくく。なんだかんだ最後伸びてくる。ドウデュースない今レースはより動きやすいのではないか。
終わりに
以上、推馬による有馬記念の最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。