【マイルCS2025】全員◎ジャンタルマンタルだけど誰も当たってないよ！/回顧

この日は内がかなり伸びる馬場状況で、なおかつ時計も速かったですね。展開的にはトウシンマカオが離して逃げたものの、番手以降はスローペースの瞬発力勝負で、上り33秒台前半、後方勢は32秒台が必要なレースとなりました。

ジャンタルマンタル
外枠からスッと前に出て、そのまま王道の先行競馬で勝ち切る完璧な内容でした。派手さは無いですが、一番強いタイプですね。あとは香港で結果が出せるかですね。去年はレースまでの過程が難しかったですが、今年は万全です。普通に勝ち切りそうですね。

ガイアフォース
好走要因は内枠を活かして先行する競馬が出来たことでしょうね。今回好走するためには必要な位置取りをしっかりと取ることが出来ました。スタートがあまり得意なタイプではないと思っていたのですが、ここ最近はかなり安定していますね。東京専用機のイメージではありますが、実はマイラーズＣでシュネルマイスターに差のない競馬が出来ているように、京都外回りも守備範囲内です。覚えておいた方が良さそうですね。

ウォーターリヒト
いつも後方からの馬ですが、まさかの中団からの競馬となりました。これが好走要因ですね。こんな競馬できるんですね。びっくりです。
東京ばかり使われている馬ですが、実は京都成績も良い馬です。京都巧者だったのでしょうね。

オフトレイル
この馬もいつもより前に付けることが出来ましたね。ただそれでも今回は後ろ過ぎました。上り32.6で猛然と突っ込んできましたね。後方勢では最先着となりました。さすがの京都適性ですね。
京都ならマイルまで、他の競馬場なら1400mまででしょうか。安田記念で狙えるタイプではないなと思っています。

エルトンバローズ
この馬も京都適性の高さが活きましたね。ただ敗因はペースが遅すぎたことでしょう。この馬の瞬発力では対応できないほどの上り勝負となってしまいました。惜しかったですね。
今回でしっかりと復調してきたように思えます。ただ実はベストの距離は1800mです。それは覚えておいた方が良いでしょう。

ソウルラッシュ
敗因は外枠だったことと、瞬発力勝負になってしまったことですね。最後はじりじりに見えますが、上り33.2を使っています。この馬の上りはこのくらいが限界ですからね。
状態は引き続き良いと思うので、ラストランの香港で期待しましょう。

アスコリピチェーノ
伸びる内を通ることは出来ましたが、最後はじりじりでした。元々牝馬には厳しいレースではありますし、やはりこの馬は東京のきれいな馬場の方が合いそうです。
懸念していた追走力は問題なさそうでしたし、来年のヴィクトリアマイルで復調してきてほしいですね。ただダイワメジャー産駒はこの辺から急激にパフォーマンスを落とすことがあります。それが気がかりです。

マジックサンズ
位置取りが後ろ過ぎましたね。ただ3歳にしてはよくやったと思います。今後が楽しみですね。
適性としてはパワーが必要な時計のかかる馬場が合うと思います。雨が降ったら重い印を打ちたい馬ですね。

ドックランズ
海外馬にこの上り勝負はさすがに厳しかったですね。まあ元々このレース自体海外馬は狙わない方が良いです。雨が降らない限り

チェルヴィニア
マイルのペースで位置を取ることが出来ず後ろからの競馬になってしまいました。こうなると厳しいですね。やはりベストは2000mくらいでしょうか。ただ牡馬相手だと若干劣るところがあります。エリザベス女王杯かなという感じはしますけどね。

トウシンマカオ
パドックからかなり入れ込んでいましたし、レースでも抑えが効きませんでした。この調子ではさすがに厳しかったでしょう。

レーベンスティール
地力だけでいえばやれてもおかしくないかなと思ったのですが、やはり1800m巧者ですね。マイルのしかもこのくらいの瞬発力勝負には対応できません。1800mのG1が欲しいですね。

カンチェンジュンガ
後方過ぎましたね。あの位置取りから届く展開ではありません。マイル自体は案外走れる感じがしますが、それでもベストは1200～1400でしょう。

シャンパンカラー
ウォーターリヒトと同じような競馬が出来たのですが、まったく伸びませんでした。瞬発力勝負は厳しいタイプですし、そもそも地力的に厳しかったです。

ロングラン
後方から頑張るもさすがに届かずでした。平坦な競馬場のG3で狙いましょう。年齢的にさすがに厳しくなってくるかもしれませんが。

ラヴァンダ
思った以上に負けましたね。敗因はこの馬に関しては前に付けたことかなと思います。このレースは基本牝馬の場合は控えたほうが良いです。また、最近のこの馬もどちらかというとじっくり脚を溜めたほうが良さそうですからね。混合G1はさすがにハードルが高い気がするので、来年のヴィクトリアマイルで期待です。

ワイドラトゥール
後方過ぎましたし、さすがに地力が足りていません。ベストは1400です。

ウインマーベル
スタートは良かったですが、まったく進んでいかず後方からの競馬となりました。どうしちゃったんですかね。こういう走りになってしまうと、さすがに今後厳しくなってくるなと感じます。

馬券的としては完全に欲をかいた形ですね。3連系を買うタイミングとその組み合わせはもう少し慎重に考える必要がありそうです。より的中率を重視した買い方に立ち戻っていこうと思います。

◎ジャンタルマンタル、お見事。パドックの時点でもう先頭でゴールしてましたし、何も言うことがない。あとは海外G1タイトルだけやね。

展開的にはウインマーベルがスタートを決めるもなぜか進んでいかず、後方から外を回す競馬で終了。ただトウシンマカオが離して逃げているので、番手以降はスローと想定できるのでペース的には予想通り。前にいるジャンタルは当然強いし、やや後ろになりそうで切れるわけではないソウルラッシュが差し損ねるのは想定した通りの結果。

ずれたポイントとして、まずアスコリピチェーノは絶好の位置だったと思うし、切れ味の生きる展開だったと思うが、思いの外伸びなかったのは荒れた馬場を通った分だろうか。直線で通った場所は平場を見ても伸びる場所ではあるが、東京のような綺麗な芝の方が良いのはあるので、傷んだとこを通った分と、にしても止まりすぎなので海外帰りということも多少はあったか。

ガイアフォースは内が伸びている当日の馬場を見て買い目にいれように想定内。3着のウォーターリヒトは入線直後は「そんな後方勢に向く展開だったか…」と意外に思ったのだが、なんか割と前目にいましたね。テン乗りの2年目ジョッキーが鞍上でそこまで読むのは無理。つまりウォーターリヒトを買うならマジックサンズやオフトレイルまで広げる必要があったので厳しいところがある。ラヴァンダは世間がラヴァンダラヴァンダ言い過ぎましたかね。

さて、やはり予想の見解に個人的お気持ちをつらつらと書いていつもと違うことをするとやっぱりかすりもしなかったですね。ジャンタル本命ならソウルラッシュとアスコリピチェーノ両方を切るのが正解だったわけだが、それはさすがにギャンブル。抑えで2頭を切った三連単を買っていても先に述べたように相手を相当広げないといけなかったので難しい。

総じてなかなか難しい予想だったかなと結論つけて、今回は行き詰まった予想の気分転換にはなったかなと思ってまた来週に向けて切り替えて頑張ります。

ジャンタルマンタルは完全に横綱相撲で、他を寄せ付けず圧勝。今後は海外G1挑戦でしょうか。これからの活躍も目が離せません。

対抗のソウルラッシュは6着。予想以上に展開向かず。流石に全体的にスピード勝負になってしまったのでこの馬には厳しい。去年の勝ちタイムが1分32秒で今年が1分31秒3なので仕方がないといえば仕方がない。

3番手のガイアフォースは2着。勝ちには届かなかったものの安定感は抜群。スピードと持久力があるこの馬にとっては展開も向いた気がします。

エルトンバローズは5着。人気がない中でやはりこのレースにはめっぽう相性がいい様子。やれることはやってのいいレースでした。ソウルラッシュが馬券外な時点であたりはしないがもしかしたらこの馬との2.3着フィニッシュがあったかなと思ったり。

ラヴァンダはスタートでてかかってしまった感じかなと。まぁ相手のレベルも格段に上がってるのでここは実力的にもまだ厳しいものがあったと思います。

硬く決まると思っていたのですが点数を広げずにいきましたが、まさかの伏兵が。ウォーターリヒトまで拾えていたかどうかは微妙ですね。