11月24日(日)に東京競馬場で行われますG1・ジャパンカップの最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。
[NEW]↑2022産推し馬を更新!
pease
本命単勝回収率15% 複勝回収率83% 馬券回収率53%
2/17〜11/23現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎9チェルヴィニア
○14スターズオンアース
▲10ドゥレッツァ
△3ドウデュース
△6ダノンベルーガ
今年は近年のジャパンカップでは最強クラスの海外馬が参戦。確実に歴史に残るレースになるだけに、当ててすっきりした気持ちで終わりたい。
今回は明確な逃げ馬がおらず、なんなら先行馬でさえかなり手薄な感じ。ペース的にはスローになる可能性が高く、内前を通れた馬が一番有利。馬場的には一応内外両方使えるイメージなので、どれだけ脚を溜めて切れる脚を使えるか。
本命はチェルヴィニア。まず大前提として東京2400mでルメール騎手を外すことは絶対にできない。次に斤量。この馬が54キロで出走できるのは控えめに言ってかなりやばい。馬自身の話としても、この馬はかなり馬格があるタイプなので牡馬とも余裕でやりあえるレベルだと思う。あとはこの枠を活かしてある程度先行できればそうそう負けないという印象。3歳牝馬でこのレースを勝った馬はジェンティルドンナ、アーモンドアイだが、この馬はそのレベルの名牝になれる素質はある。直近のルメール騎手はG1で中々力を発揮できていないが、東京ではさすがにヘマはしない。
対抗はスターズオンアース。ドバイ明けのレースではあるが出来はばっちり。極端な枠でなければ本命確定だったがまさかの大外枠。大外枠でも結果は出してきているが、その時は外枠というデバフがかからないで有名なルメール騎手だった。川田騎手なら桜花賞でも乗っていることもあるので何とかしてくれるとは思うが、本命にはできなかった。最近勝てていないとはいえ、去年は最内枠でかなり展開が向いたリバティアイランドと斤量差がありながら差のない競馬をしているように、実力は間違いなくトップクラス。決してシルバーコレクターなどではない。イクイノックスがいない今回は十分に勝機がある一頭。人気が無いので単勝妙味はかなりある。
3番手はドゥレッツァ。この馬に期待しているのは2番以降を少し離した逃げ。そこまでペースを速くしなくてもある程度離して逃げることが出来れば激走は十分あり得る。舐められてはいるものの菊花賞の競馬を見る感じ、世代の中でもナンバーワンの可能性まである馬。海外明けではあるものの状態面は良好。巻き返しはある。
4番手はドウデュース。基本後方からのこの馬にとって内枠は正直あまりよろしくなかったかなという印象。今回のようなメンバー構成だとコーナーでかなり馬群が広がってしまうので、この馬はかなり外々を周らされる可能性がある。また、スローだと前にいて切れる脚を使える馬たちに分があり、この馬の脚が届くかどうかという感じ。前走の天皇賞秋はとんでもない競馬をしたものの、リバティアイランドとベラジオオペラの2頭はまったく力を出せておらず、ダノンベルーガもブリンカーが悪い方に向き、レーベンスティールは大外枠が響いたという感じで、この馬以外力を出せていない中での勝利。3着にホウオウビスケッツが来てしまうくらいだったので、見た目ほど評価はできないという感じがしている。たださすがに切るのは難しいのでこのくらいの評価に。
5番手はダノンベルーガ。前走は躓いたのもあったし何よりもブリンカーが悪影響だった。今回も最終追い切りまでブリンカーを使っていたが、レース本番では使わない模様。また、この馬は内枠からの競馬の方が得意なタイプで、今回は内枠とは言えないまでも真ん中くらいの枠は引けた。内には出足の鈍い馬ばかりなので、うまいことスタートを出せれば内ラチを周って来れる可能性がある。日本ダービーではイクイノックスとドウデュースを抑えて1番人気になったほどの実力馬。こんな人気になってしまうような馬ではない。穴として非常に楽しみ。
Lakka.
本命単勝回収率94% 複勝回収率105% 馬券回収率77%
◎14スターズオンアース
○10ドゥレッツァ
▲9チェルヴィニア
△7シンエンペラー
△8オーギュストロダン
いつだって逆境を乗り越えてきたじゃないか
非常に悩みました。日本総大将ドウデュースが貫禄勝ちするところも見たいし、オーギュストロダンが父の故郷で花道を飾るとこも見たいし、1番強い可能性のあるゴリアットが突き抜けるシーンも浮かぶ。今年の役者たちはあまりに魅力的すぎてどの馬にも本命を打ちたくなったのですが、やはり最後はスターズオンアースに落ち着きました。
昨年は怪物がいたため本命にはできず対抗評価だったが、2着のリバティとは斤量差を考えれば一枚上なんじゃないかと思うレースをしてくれた。能力面で疑うところは一切ないと言っていい。また性懲りも無くピンク帽を被っておられるが、昨年は18頭立て17番、今年は14頭立て14番と頭数が少ないだけでなく最後入れというのは大きなプラス材料。そんな昨年であれだけのレースをさせたビュイックも凄いのだが、桜花賞を勝利に導いた川田騎手なら同じだけの期待を持てる。なにより右にモタれる癖のある馬なのでそれを理解し中間にコンタクトをとれているのも大きい。ここ2戦はその癖が酷く出ているので馬具を工夫するという話もあるようで、その辺りがどう出るか。どんな時も真面目に最後まで走り抜けてきた馬ですから、休み明けや枠順といった逆境は跳ね返してくれるはず。
対抗はドゥレッツァ。先に述べたようにビュイックが乗るというのは大きなアドバンテージになる。前走の英インターは距離が足りない上に外を回されて5着なので思ったより頑張っていた。イギリス行きが決まった段階から今年はここが目標であると明言されており、順調な調整過程を踏めているというのもプラス材料。そして何より展開が向きそうなメンバー構成で、逃げようと思えば逃げられる上に、シンエンペラーの瑠星がペースを握りたいと主張すれば2番手は取れる。突き抜けても驚かない。
チェルヴィニアは秋華賞では関西輸送に右回りでは買いたくないと評価を下げた上で勝たれてしまったのだが、今回はホームの東京で左回り。おまけに斤量54キロ。正直買い要素しかない。ただこの馬はスタートがそこまで早くないため、展開が向かない可能性がある。もし中団前目に付けられたらあっさり勝ってしまうのだろうが、後ろにおかれる可能性を考慮した上でそれでもジャパンカップにおける3歳牝馬の斤量は魅力的なので3番手とした。
シンエンペラーはドゥレッツァのところで述べたように逃げたければ逃げられるだろうし、前目につけてくるはずなので展開が向きそう。陣営も左回りに自信を持っているようですし、3歳の斤量を生かしたレースをしたいとのコメントもある。左回りが良くても東京かつ2400mがベストか?と問われると疑問ではあるので勝ち切るイメージはなく4番手まで。
印を回したオーギュストロダンの前にゴリアットについての見解だが、冒頭で述べたようにあのハイレベルなキングジョージで圧勝した結果だけ見ればこの中で1番強い可能性もあると思っている。ただ、やはり東京の馬場は全くの別物であることと、キングジョージは良馬場発表といえ多少緩かったという話もあり、能力を出しきれない可能性が高いとみている。
そこでオーギュストロダンはキングジョージでわずかに緩くなった馬場で走れなかったということになり、とことん硬い馬場を好むタイプであることはこれまでのレースとオブライエンのコメントからも明らか。ディープ産駒だから日本の馬場が合うというよりは、オーギュストロダンが硬い馬場を好むという風に見ており、育ての親的な理論で、欧州のディープ産駒にも日本で全く走れない馬はいくらでもいただろうと思う。ゲートは前走で横にいたシンエンペラーを物差しにしてもまあまあ出る方ではあるのでポジションを取りに来そうというところからも評価したい。
ここまで話したのでもうお分かりでしょうが、ドウデュースとジャスティンパレスに印を回していないのは展開の影響が大きい。東京の2400mという点で言えばドウデュースよりもジャスティンパレスの方が前走からの上積みがありそうにも思える。ドウデュースは小回り2500mになる有馬記念こそ本番だろう。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率20% 複勝回収率88% 馬券回収率7%
◎3ドウデュース
○4ジャスティンパレス
▲14スターズオンアース
△10ドゥレッツァ
△5シュトルーヴェ
海外からの刺客が3頭も。競馬ファンとしてもとても楽しみたいと思えるレースです。
本命はドウデュースです。メンバー的にも特にペースが速くなることはまずない。よって脚をためることも容易。気分よく走ることができれば負けることはないでしょう。距離も2000mより2400mのほうがよりいい。何よりフォトパドックを見てさらにデキが良くなっていると思います。近走連勝ができていませんが、海外でのレースや鞍上の乗り替わり、馬場など理由は明白。今回は問題なく走ります。
ジャスティンは前走4着。流石に2000mは短すぎ。距離が伸びてプラスなのは明白です。2戦目で状態もあがっておりここはいい走りが期待できる。
スターズオンアースに関してはお馴染みの大外枠。ルメール騎手がチェルヴィニアになる関係で川田騎手になっているがまず問題はないと思う。この馬は久々の実戦でも問題なく走る。実績も考えて3番手評価。
ドゥレッツァはやはり長距離馬ではなく中距離馬。天皇賞の負けは度外視していい。東京コースも合っていると思いこの評価。現在8番人気とそこまで人気していないのも嬉しい。
最後にシュトルーヴェです。前走初G1は惨敗でしたが、馬場の影響が大きい。東京ではG2で2勝と相性も良く、ここでも3着以内に入るのではと思い印をつけました。現在11番人気とかなりの穴馬なので妙味の部分でも非常に美味しい。勝ちまでは厳しいという予想なのでなんとか馬券内に来ないかなという願望も込みでの評価です。
終わりに
以上、推馬によるジャパンカップの最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。