展開としてはミドルペース。想定よりは速くなったものの、結果的には上り3ハロンの末脚の持続力が試されるレースに。馬場が思ったよりも荒れており、力のいる馬場が得意な馬が上位を占めた。内は完全に死んでおり、内枠の馬たちは見直しが必要。
本命のブレイディヴェーグは4着。懸念していたスタートは決まったが、やはり荒れた内枠と切れ味勝負にならなかったことで最後にギリギリ4着という感じ。ただ内枠で最上位はこの馬だけだし、地力は示した。これからマイル戦の流れに慣れてくれば普通にこなせるようになりそう。ジャパンカップでチェルヴィニアが全然ダメとかなら中距離にシフトもありそうだけど、、、。また、同じサンデーで言うとレガレイラもいるし一応アスコリピチェーノもいる。ルメールが足りなすぎる。
対抗のセリフォスは6着。この馬も切れ味勝負にならなかったのが痛かった。また、気性を考えて内で壁を作る競馬をせざるを得なかったのも痛い。来年も現役を続けるのであれば良馬場の安田記念を狙いたいが、、、。
3番手のソウルラッシュは1着。荒れた馬場、外枠、他の有力馬が実力を発揮できなかったりとこの馬に条件がかなり向いたところはある。ただ、外々を周りすぎない進路どりの上手さ、冷静にペースを読んで焦らなかったこと、ルメール騎手をうまく閉じ込めたことを含め団野騎手の好騎乗も光った。差し馬でもしっかりと結果を残すことが出来るようになってきた団野騎手は今後バンバンG1を勝っていきそう。非常に楽しみ。
4番手のナミュールは17着。まずこの馬を普通に中団前目くらいにつけられるCデムーロ騎手やべぇという感じ。ただこの馬にはその競馬は合わない。まあでもどっちみち直線で異変があったので度外視。
5番手のウインマーベルは3着。タフな馬場、スムーズに前に行けた、外枠とかなり状況が向いた。とはいえやはり今のこの馬はスプリントではなく1400かマイルの馬。香港マイルにもし出れたら普通に頑張れそう。ただ、来年のマイルCSは阪神の工事完了後なので、普通に馬場が良い状態での京都になる。雨は苦手なので力のいる良馬場にならないと難しいだけに、狙えるのは今年だけだったかも。
印をつけていない馬で言うと、エルトンバローズは力のいる馬場、外枠が向いた。去年も4着だっただけにこの舞台は得意なのかもしれないが、とはいえベストはやはり1800だと思う。来年も引き続き狙えるかどうかでいうと疑問。少なくとも安田記念に出てきたら狙えない。