【桜花賞2023】あの馬以外は混戦模様/全頭診断

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4月9日(日)に阪神競馬場で行われるG1・桜花賞の全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseが担当しております。是非予想の参考にご覧ください。

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

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今回はあの1頭以外かなり混戦模様だと読んでいます。評価を付けるのに非常に悩みました、、、。
メンバー的にもそして馬場的にも、33秒台の瞬発力が必要な舞台となると思います。そういった舞台で結果を残せる馬をしっかりと見つけていきたいですね。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 ブトンドール 評価:C

前走のフィリーズレビューは、直線で内を選択して進もうとしたものの、馬が拒否してしまい、追い出しが遅れてしまった。

前走の走りを見る感じ、外を周して差してくる競馬しかできないタイプなので、そんな競馬をしてこの舞台で好走できるとは考えづらい。また、父ビッグアーサーということを考えるとやはりマイルは長い。

1枠2番 ライトクオンタム 評価:B

前走のシンザン記念は、逃げて勝った新馬戦とは違い、控えて上り最速の末脚を使っての勝利。この馬にとって非常に価値の高い勝ち方をしてくれたと感じる。

今回はスタートをうまく決めてリバティアイランドよりも前でレースを進めることが出来れば非常に面白いと感じる。速い上りを使える馬が活躍しやすい桜花賞は舞台が合うイメージ。

ただ前走のシンザン記念はディープ産駒が非常に得意とする小頭数だったこともあるし、何よりメンバーレベルが低かった印象。2番人気で買えるほどの信頼感があるかどうかは微妙なところ。初の多頭数、初の右回り、揉まれやすい内枠と飛ぶ要素はかなり揃っている印象。

実力を出せれば勝ちも狙える。ただ実力を出し切れない可能性が高いという評価。

2枠3番 リバティアイランド 評価:S

前走の阪神JFは、圧倒的な実力で軽く他馬をねじ伏せる競馬を見せた。上りがかかる状況になるとどうかという不安点があったものの、そんなものはものともしない圧倒的な実力だった。

スタートもうまく、脚は世代トップレベル、時計勝負もタフな持続力勝負もこなせるという高い万能性を持つ。なので安定感という意味では非常に高く、馬券軸にぴったりな馬。特に今回の舞台であれば普通に周ってくれば勝てるはず。

ただ1つ心配なのはこの枠。一瞬の切れ味ではなく持続的な脚を強みとするタイプなので、内で詰まってしまう可能性が高いこの枠は正直マイナス要素。川田騎手がうまくエスコートできるかどうかにすべてがかかっている。

2枠4番 ドゥアイズ 評価:B

前走のクイーンCは、スタートを決めてしっかりと内ラチ沿いを周る器用な競馬ができており、競馬が上手なこの馬らしさが光るレース内容だった。また、上りがかかる馬場状態になったことも好走の要因となったと感じる。

札幌2歳S、クイーンCで2着、阪神JFで3着と重賞でコンスタントに結果を残してきている通り、崩れない安定感を感じさせる馬。ただよくよく見てみると、上りのかかるような展開だからこそ好走しているというイメージ。桜花賞は基本的に33秒台の上りを求められるレースであり、メンバーを見てもスローかミドルペースになる可能性が高く、やはり瞬発力が求められる展開になりそう。そうなるとキレがあまりないこの馬は少し厳しい印象。2,3番手につけることが出来てやっと3着に入る可能性があるというくらいのイメージ。

3枠5番 ハーパー 評価:C

前走のクイーンCは、新馬戦や未勝利戦と違い控える競馬をして結果を残すことが出来た。ロスを省く進路取りから直線でスムーズに進路を確保する川田騎手の見事な騎乗が光るレース内容であり、正直馬の実力で勝てたという感じではなかった印象。

今回は不安要素が多いと感じる。まず前走内容だが、先行馬に厳しい展開になったことが影響して勝てただけという可能性が否めない。次に状態だが、前走で馬体をかなり減らして出走しており、疲労を残している可能性が高い。また、ハーツクライ産駒というのもこのレースとの相性の悪さがある。よってそこまで買える要素が無い。

3枠6番 モズメイメイ 評価:B

前走のチューリップ賞は、武騎手による完璧なペース配分で何とか勝ち切れた。勝ちはしたもののあの競馬をしてあの着差かという感じ否めない。実力本位で言えば少し足りていないかなという印象。

今回は武騎手ではなくなったことがかなり痛いところ。ただ、メンバー的に先行馬が手薄なので、リバティアイランドがマークされることで前にいるこの馬がノーマークとなり、あれよあれよと粘る可能性は十分に有り得る。また、時計の出る馬場が好きというのも好材料。

スタートがかなり上手なので、安定して前に行けるのも非常に良い。実力本位では確かに劣っているところはあるが、展開の助けがある可能性が高い以上買う必要がある1頭だと感じる。

4枠7番 コンクシェル 評価:C

前走のアネモネSは、最後に後方からかなりの上りを使って勝ち馬に迫る2着を確保することが出来た。確かに差し馬に有利な流れではあったものの、アネモネS出走メンバーの中では、一番脚があるなという印象ではある。

この馬は前走の走りを見ると分かる通り、スタートがあまり上手ではなく、また馬群に入れるのを嫌がるので外を周らないといけないというところがある。コース替わりで内前が有利になりそうな今の馬場ではこの馬に展開が向かない可能性が高い。また、展開を差し引いても今回のメンバーの中では実力的に劣っている。

4枠8番 キタウイング 評価:C

前走のチューリップ賞は、完全に叩きという感じの走りだった。レース後のコメントからもそれが分かる。ただ結局上り2位の脚でしっかりと内から突っ込んできているあたり、実績通りの実力はあるなという感じ。

スローからの末脚勝負に強いタイプなので、今回のように明確な逃げ馬がおらず、ペースが落ち着きそうなメンバー構成はプラスに働きそう。あまり人気が無いが、唯一の重賞2勝馬。舐めすぎるのは危険だと感じる。ただ今回は内がごちゃつきそうなこと、前有利な展開になりそうなことを考えると少し狙いづらいなという印象。

5枠9番 コナコースト 評価:C

前走のチューリップ賞は、前に付けた馬に圧倒的有利な展開だったものの、6番手から勝馬とハナ差まで迫っており、負けて強しという内容だった。

チューリップ賞の内容的には勝ち馬のモズメイメイよりも強い競馬をしていたと感じており、素質自体は今回のメンバー相手でも十分通用するものを持っていると思うが、状態面が芳しくないところが見受けられる。デビューからずっと馬体を減らし続けているのも嫌だし、何より追い切りの動きが前走よりも悪いのが気がかり。この馬の100%の力を出し切るコンディションではないと思う。

5枠10番 エミュー 評価:C

前走のフェアリーSは、不良馬場の中を後方から外をまわして差し切る競馬が出来た。ただ、重馬場適性があったことと、外差し有利馬場が向いただけ感は否めない内容だった。

今回も雨が長引いて重馬場になれば出番があるかもしれないが、良馬場であれば難しいといった印象。また、前走不良馬場で激走した消耗がかなり大きいと思うので、ここに万全の状態で出走できるとは思えない。

6枠11番 シンリョクカ 評価:A

前走の阪神JFは、内枠からじっと脚を溜めてこの馬の持ち味である切れる脚を引き出す最高の競馬が出来ていたと思う。とはいえ新馬戦から直行でG1に出て2着に来ているというだけで強い馬なのは間違いない。

前走完璧な競馬をしただけに正直実力が分かりづらい印象。とはいえ新馬の内容を見てもこのレースに必要不可欠な切れ味は上位のものを持っているので、実績と強みを鑑みると外すことはできないかなという印象。人気が出すぎるようなら敬遠したいが、さすがにそこまで人気しないと思うので妙味はあるはず。あとは経験不足がどう作用してくるか。

6枠12番 シングザットソング 評価:A

前走のフィリーズレビューは、今までと違ってスタート上手く決め、中団前目に付ける競馬をすることが出来た。かなりペースが流れて先行馬に厳しい展開となったものの、4番手から勝ち切ったのは非常に強いと感じた。また、例年のフィリーズレビュー組と違い、マイルの方が向いているなと感じた。

桜花賞はフィリーズレビュー勝ち馬が好走出来ない傾向にあるが、この馬はマイルの方が得意そうな感じなので、ここでも十分通用するイメージ。ただ今までのように出遅れからの後方から進める競馬では難しいと思うので、前走のようにスタートを決めることが出来れば非常に面白いと感じる。あとは鞍上が積極的な競馬をしてくれれば可能性は十分にあるはず。

7枠13番 ドゥーラ 評価:C

前走のチューリップ賞は位置を下げて後方からの競馬となり、直線では詰まってしまうという不完全燃焼な競馬となってしまった。

阪神JF、チューリップ賞は本来の実力を全く出せていないので、この2戦で人気がかなり落ちるという意味では妙味のある1頭ではある。実力で言えばドゥアイズとたいして変わらないので。

ただここ前走、スタートから押してもまったく前に行く素振りがなかったのが非常に気になる。前に行けたら面白いと思うのだが、前走のように後ろからになるとどうしても厳しい。

7枠14番 ペリファーニア 評価:C

前走のチューリップ賞は、前に馬を置けず折り合いを欠いてしまった状態で3着は評価できる内容。内枠から前に馬を置きつつ走ることが出来れば勝っていたかもしれないという内容だった。

現状の実力的にはここでもしっかりと通用するものはあると思う。ただやはりこの枠だとまた前に馬を置けずに自滅する可能性は高い。また、モーリス産駒ということでまだまだこれからの馬という印象。このレースで狙うのは少し早いかもしれない。買うとしたら紐まで。

7枠15番 ジューンオレンジ 評価:C

前走のフィリーズレビューは、差し有利の展開をうまく味方につけて後方から突っ込んできての3着という内容。展開がはまっただけという感じなので、重賞で3着になったがそれほど評価はできない。

今回は前走のように後方から差して届くようなメンバー構成、馬場ではないし、そもそも実力的に足りていない印象。距離も1400mまでだと思うので、今回はどう乗ってもきつい。

8枠16番 ムーンプローブ 評価:C

前走のフィリーズレビューは、今までのような先行策ではなく控える競馬をして結果を残すことが出来た。ただ、正直展開が恵まれただけにすぎず、評価できるような内容ではない。

前走控える競馬をしたが、今回は今まで通り先行策に戻してきそうな感じはする。とはいえ先行しても控えても実力的にここで通用する感じは全くしないので、どう乗っても厳しそうではある。

8枠17番 ラヴェル 評価:B

前走の阪神JFは、いつも通りスタートが決まらず、大外ということもあって後方からの競馬になってしまったことが敗因。今まで経験したことのなかった速いペースとなったのも本来の脚を出すことが出来なかった原因の1つ。状態も悪かった。

素質自体はこのメンバーの中でも上位のものを持っている。何よりリバティアイランドに勝ったことがあるというのが大きい。スタートさえ決まればという感じではある。

ただ17番ということで出遅れる可能性がやはり高く、多頭数で好走できるかどうかはやはり大きな懸念材料。ただ、阪神JFとは違って今回はスローからの上り勝負になる可能性が高い。そういった意味では前走よりも条件は向くと感じる。中団から末脚を活かすことが出来れば。

8枠18番 トーセンローリエ 評価:C

前走のアネモネSは、この馬の持ち味を活かしやすい枠だったのが幸いしたものの、先行馬に厳しい展開で押し切ったのは高評価。

前走の内容を見る感じ、スタミナ的にマイルは全く問題が無い。今回も上りがかからないような展開であれば好走できる可能性はある。

ただメンバー的に瞬発力勝負になりそうな点、大外という点を考えるとやはり厳しいかなと感じる。

終わりに

以上、桜花賞の全頭診断でした。是非予想の参考にしてください!

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