【大阪杯2023】豪華かつ難解 本命は当然のようにバラけた/最終予想

本命単勝回収率0％ 複勝回収率110% 馬券回収率0％

本命のジャックドールはやはり同脚質の馬が今回はノースブリッジくらいしかいないというのがかなり大きいと思います。しかも鞍上が逃げの天才武騎手ですからね。ジャックドールがG1を獲るのであれば間違いなくこの舞台だと感じています。あとは当日の馬体ですね。調教時は少し重たいとのことだったので、当日は調教後馬体重より少し減ってきてほしいです。

対抗のスターズオンアースはさすがに外せないですよね。調教も非常に良いですし馬体もかなり成長してきています。秋華賞では出遅れましたが、本来はそこまでスタートが下手な馬ではないので、ある程度の位置は取れるはずです。いつもの位置取りで普通に周ってくれば勝ち負けしてくれると思います。負けるとしたらこの馬よりも前に位置取っている馬だと思いますね。

3番手は覚醒状態に入っているジェラルディーナです。今のこの馬は非常に安定感のある馬です。普通に力を出せれば馬券内に来る可能性は高いと思います。あとは鞍上ですね。テン乗りでなかなか難しいところはありますが、ここで勢いをつけて今年大ブレイクを果たすことに期待しています。

4番手のマリアエレーナ、5番手のヴェルトライゼンデは、ジェラルディーナ同様安定感が魅力で印をつけています。ジェラルディーナに関しては代打の浜中騎手というのもポイントが高いです。代打騎乗の時は思い切った騎乗をしてくれる時が多いですからね。ジャックドールをマークするような形を作ることが出来れば好走できる可能性は結構あると見ています。ヴェルトライゼンデに関しては内をずっと周るような競馬が出来れば面白いと思います。実力本位で勝ち切れるほどの脚は無いので、展開の助けはほしいところです。ただ今ノリにノッている川田騎手への乗り替わりは大きなプラスだと思います。

本命単勝回収率0％ 複勝回収率0% 馬券回収率0％

スターズオンアース、1番人気ではありますがこの馬の強いところを何度も見てきましたし、このメンバーなら本命にせざるを得ませんでした。輸送もトラブルも出遅れも苦にしないとにかく賢い馬で、総合力では同世代の牝馬からは頭1つ抜けていると考えているので、古馬の牡馬相手でもしっかり走ってくるだろうと思っています。気になるのは状態面だとは思いますが、なんとか間に合ったという形ではなく、かなり早い段階から大阪杯を目標に調整できているようですので、万全と見ていいと考えています。

相手には勢いは一番なんじゃないかと思うヴェルトライゼンデ。6歳ですが今がまさに充実期という印象で、厩舎にも最近勢いがあり、なんと言っても鞍上。今の川田騎手はもう誰にも止められないんじゃないかというくらい勢いを感じますし、何よりも信頼できる。人気的にも拮抗しておりますが妙味十分で、力がG1級であることは疑う余地はないですから、頭まであるという評価です。

最後に大好きなジェラルデイーナが5番手と低評価になっている理由を述べておきたいと思いますが、馬自体の能力は疑いないとはいえ、近2走はあまりにもクリスチャン・デムーロ騎手が上手すぎて、有馬記念に関しては他のジョッキーでは馬券外だったのではと思ってしまうので、さすがに鞍上弱化であると認めなければならない。さらにこの馬がパッとしない走りになる時が決まって根幹距離というのが非常に気がかり。冬毛に関しては、この子は常にモコモコで走っているので気にしなくて良いと思います。

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前走初のG2を制して勢いがあるノースブリッジ。5歳になっても成長衰えることなく進化してきた。前走でやっと完成に近づいてきたと言っていい。長い在厩調整でチーム一丸なとなってこの馬を仕上げてきた。フォトパドックや追い切りを見ても調子の良さを伺うことができる。枠は2枠4番でこの馬にとって最高の枠だと言っていい。ジャックドールが先頭を主張すると思うので2番手に上手く入れると思う。距離も1800ｍから2000ｍで得意の形に持ち込めたらG1でも間違いなく通用する馬。逆に瞬発力勝負になると毎日王冠のように一歩届かない結果になってしまうが鞍上が岩田康誠騎手なのでそこまで心配はしていません。ノースブリッジは岩田康誠騎手にとっても特別な馬なのでこのタッグのG1制覇が見たい。

ヴェルトライゼンデはここ数戦の安定感は流石のもの。オールカマーでは7着だったものの、ジャパンCの叩き台だったことも考慮すれば特に懸念する必要はない。前走も59キロを背負い1着になっており、この馬の強さを改めて証明してくれた。距離も鳴尾記念で復帰戦早々勝利しているので問題ない。この馬の先行力と安定した走りがあれば馬券内は硬い。

ヒシイグアスは前走久々のレースでもブランクを感じさせない走り。G1レベルの馬であることを証明した勝ち方でした。昨年は4着だったものの、関係者からは昨年より格段にいいという言葉があるので昨年以上の順位を期待できる。鞍上は松山騎手でこのタッグでの戦績は5戦4勝。距離の適性もある。大崩れはない。

スターズオンアースは調教動画で追われて即突き放す鋭さはかなりすごい。直線での加速力は素晴らしいものを持っている。ただ、やはり骨折後のぶっつけとなると秋華賞のような形になりそうで怖い。スタートで後手を踏むとダノンザキッドが先行してくるのでかなり後ろからのレースになる可能性もある。元々スタートが下手な馬ではないが久々のレースということもあるので少し不安。この世代がどこまで通用するか楽しみ。

ラーグルフは前走外枠ということもあり、いつもよりも後ろに位置を取る形に。3コーナー途中から押して外外を回してですが最後まで長くいい脚を使っていました。やはり瞬発力よりもじわじわと長い距離加速するタイプなのでこの舞台は合っていそう。戸崎騎手とは4戦3勝できているのでここで一気に馬券内もあり得る。