10月13日(日)に京都競馬場で行われますG1・秋華賞の最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。
[NEW]↑2022産推し馬を更新!
pease
本命単勝回収率21% 複勝回収率112% 馬券回収率64%
2/17〜10/12現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎4タガノエルピーダ
○5チェルヴィニア
▲3クイーンズウォーク
△13クリスマスパレード
△7チルカーノ
癖の強い京都2000の舞台。そう簡単に人気馬で決まるのか、、、?
まずは展開の予想。
逃げるのはセキトバイーストだろうが、大外枠に入ってしまった以上内の先行馬たちをいなしながら前に行く形になり序盤からそこそこ速いペースになりそう。全体のラップとしては、セキトバイーストがハナを取ればハイペースにはならないと思うので、ミドルペースになると思う。馬群が凝縮するようなペースではなさそうなので、全体的に馬群が伸びる形。あまりにも後方に位置を取ると間に合わない可能性が高く、強い先行馬か中団から内ラチで脚を溜めて強襲できるような馬が狙い目と判断。
ということで今回はタガノエルピーダに頑張ってもらいたい。前走のローズSは明らかな前哨戦仕上げで尚且つ苦手な渋った馬場の中、1着のクイーンズウォークから0.3秒差とそこまで負けていない。チェレスタなどに位置を譲ってしまい若干後ろになってしまったのも厳しかったと思う。オークスは距離が長すぎたことが要因であり、ここ2戦の負けは理由が付けられる。個人的に忘れな草賞と朝日杯の競馬がかなり印象的で、この馬はG1でもやっていける馬なんだろうと感じていた。狙い時は右回り2000mで内枠、良馬場での開催でそこまでペースが遅くならない状況。そう、ここしかない。鞍上の団野騎手は先行する競馬が非常に上手な騎手であり、非常に心強い。セキトバイーストの2,3番手あたりを取ることが出来れば、粘り切れる可能性も大いにあると感じている。
対抗は世代最上位のチェルヴィニア。状態も非常に良好そうだし、右回りも何だかんだこなせると思う。というかそもそも能力が頭1つ抜けている印象。さらにルメール騎手と非の打ち所がない。オークスは後ろから末脚を活かすような競馬をしたが、スタートもそこそこ良いのでやろうと思えば先行する競馬もできるタイプ。崩れることはそうないと思える。ベストな舞台ではないと思うが、勝ち切る可能性は高い。
3番手はクイーンズウォーク。今回も2枠に入ってしまい、ストライドを活かしたいこの馬にとってはあまり良くない枠ではある。ただ今回は展開予想でも書いた通りそこまで馬群が凝縮するようなペースではないと思うので、外に出せるタイミングはあるはず。ただ怖いのはすぐ外にルメール騎手がいること。チェルヴィニアに蓋をされたら厳しくなりそうなので、ここは川田騎手の手腕に期待。この舞台は川田騎手にとって非常に得意な舞台だと思うので、この馬のポテンシャルを存分に発揮してくれることを信じている。
紐としてはまず紫苑Sでジャスティンミラノのレコードを大幅に更新したクリスマスパレード。たしかにレコードもすごいが、この馬の良いところは安定して良い位置を取れることにある。中山巧者みたいな成績をしているが、個人的な印象としては特段競馬場を選ぶような馬ではない印象。京都でも普通に実力を発揮できると思う。ただやはり外枠なのが気がかかりであり、そこで減点している。
次に大穴チルカーノ。この馬を選んだ理由は完全に血統。ハービンジャー産駒は京都競馬場を大得意としており、母は秋華賞3着馬のアロマティコで兄のジオグリフは右回り2000mを最も得意としていることから、この舞台はかなり向くはず。また、クラシック組とまだ戦った経験がないので、明確な勝負付けはされていない。ここまで人気が無ければ紐で狙っても面白いと感じている。
ステレンボッシュに関しては、やはり鞍上への不安がかなり大きく印をつけていない。戸崎騎手が悪いというわけではなく関東騎手を京都G1で2番人気で買うのが怖すぎるという話。まあさすがに上位人気3頭を全部印に入れてもしょうがないので、この馬が来たらあっぱれと思って終わるしかない。
Lakka.
本命単勝回収率60% 複勝回収率108% 馬券回収率81%
◎14ステレンボッシュ
○11ランスオブクイーン
▲3クイーンズウォーク
△10ボンドガール
△5チェルヴィニア
初心に帰らせていただきます。まずはG1でルメさまを切るのはやめましょう、京都で豊さんを切るのはやめましょう。
まず事前情報として、ステレンボッシュは1週前に硬さが出て追い切りを1日スライドした上に坂路へ。翌週はウッドで追うことができたが、ミアネーロに煽られる。クイーンズウォークは1週前について川田騎手が「正直良くなかった」とコメント。ボンドガールは当週の坂路で54.0-13.9の酷い減速ラップ。チェルヴィニアは桜花賞時に栗東滞在で仕上がらなかったことで今回は輸送あり。さらに三連休初日の渋滞により到着遅れと未知数。
春からハイレベルだと言われてきた牝馬三冠路線の最終戦で、ここまで実績馬たちに不安要素が出てくるとは。なにが真実でなにが罠なのかを見分けるのが非常に難しい。しかし得てしてこういうケースほど順当決着というのもG1でよくある結果で、もしこの情報が正しく3強共倒れ大波乱に賭けるのはギャンブルすぎるので、中でも1番信頼できるステレンボッシュを本命としました。
阪神JF時に「スターズオンアース味を感じる」と評価した馬だが、新馬戦や2戦目を見ていても、どういった状況でも前を追いかける競走馬としての賢さが抜けていると感じており、おまけに時計勝負に対応できる能力を備えているからこそ、G1でも崩れないのだと思う。1週前に硬さが出たとはいえ、翌週にウッドに入れているなら良化しているはず。その当週は鞍上からスイッチを入れられるような動きだったみたいだが、既に結果の出ている栗東滞在でスイッチのオンオフがついているのだと捉えたい。枠順が嫌われているようだが、内回りということも踏まえてこの鞍上は絶対に外の方がいい。8枠といえどフルゲートなら7枠ですし、ちょうどいい。
そして、本命か消すか同じくらい迷った末に中途半端な印に落ち着いたのがクイーンズウォーク。この馬は牝馬にしては超大型馬で、トップギアに入れるまでに体を動かす必要があり、内で包まれたまま直線を迎える形は良くない。というのが桜花賞の回顧で触れた話。それを受けてオークスではスタートを決めれば内でも被されず1頭で走れると評価をしたわけだが、今回は正直外に入って欲しかった。京都内回りでオークスのような形を望むのは現実味がない。思い切って切ることも考えたが、今回は秋華賞史上最少頭数での実施。いつもより3頭も少ないことで、通常は空かないスペースが3頭分空いていると考えられる。となればオークスのような形か、前走のようにいつの間にか外に出し、下りを利用して加速できれば突き抜けるシーンも見える。
ボンドガールはG1の当週追い切りとしては最悪と言っていいだろうが、そもそも追い切りで超抜時計を出してくるタイプでもない上に、この日は夜中から雨が降り続いており、最悪の馬場だった。普段動く馬が動いていないという話も聞いたし、坂路に向かうまでに気持ちが切れてしまったのだと思う。折り合い重視でやることは決まっている馬ですし、京都の武豊なら走らせてくると思う。
チェルヴィニアは調整過程よりとにかく右回りでは買いたくない。桜花賞は栗東滞在がうまく行かなかったとのことだが、あの伸びの無さは見逃せない。中間の調整も、滞在をやめたからといって3歳牝馬にとってこの輸送がプラスになることは考え難い。それに加えて小回り2000mのトリッキーなコースはルメール騎手が苦手としているコース。枠順も人馬ともにもう少し外目がよかった。とはいえ、ハイレベルな3歳牝馬世代で力上位なのは間違いないので、印は回す。
ここまでが不安要素が囁かれている上位人気馬の評価だが、自信を持って買いたいのが対抗のランスオブクイーン。オークスは後方にいた馬に展開が向いた中、前にいた馬で最先着したのがクイーンズウォークだが、それよりさらに前にいながら同馬とタイム差なしの5着に粘ったのがこの馬。個人的に、オークスで激走した穴馬は秋以降も信頼できると思っており、想定よりは人気してしまっているが、ここで狙いたい。テン乗りの松山騎手だが、2週連続で追い切りに騎乗しており、勝負度合いが伝わってくる。未勝利を勝ち上がったのが今回と同じ舞台で、走れないことはないと思うが、オークスでの好走や1勝クラスの走り、さらに血統を見ても2000mは短い可能性があるが、相手なりに走ってくるタイプにも見える。スタートも上手ですし、クリスマスパレードを見るくらいの良いポジションを取ることができれば粘り込めるはず。
印を回さなかった馬には妙味が薄かったり、展開など色々とありますが、基本的には最初に述べたように、世代がハイレベルでその上位陣は揺るがないだろうと思っております。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率0% 複勝回収率106% 馬券回収率8%
◎4タガノエルピーダ
○5チェルヴィニア
▲2ミアネーロ
△14ステレンボッシュ
△13クリスマスパレード
まさかの15頭での出走だけに寂しくうつります。最後の1冠を手にするのはチェルヴィニアなのかステレンボッシュなのか、それとも他の馬なのか。
本命はタガノエルピーダです。なんだかんだずっとこの馬を評価しています。オークスでは惨敗でしたが、距離が長かったことが敗因だと思います。それ以外のレースでは安定したレースをしていますし、先行できる力があります。前走4着だったものの、+12キロと成長分を加味しても余裕残しの印象を受けました。京都2000mは初ですが、京都はデビュー戦で経験しています。2000mという距離も忘れな草賞で勝った距離なので問題ないはず。立ち回りが上手い馬で、今回は3枠4番と内枠に入ることができたので、枠の利を最大限活かせば馬券内に入ってくるだろうと思い本命にしました。また鞍上もデビューから3戦で一緒に走った団野騎手に代わるので乗り替わりの不安もありません。
対抗はチェルヴィニアです。この世代を代表する牝馬の1頭。実力は間違いなく上位なので外すことはできません。大敗したのも、桜花賞の時で直線に不利がありました。また鞍上がルメールの時なら全連体中です。状態もいいので人気どころですがここは逆らわずに対抗にしました。
ミアネーロに関しては前走紫苑Sの2着馬。前走2着でしたが、最後の末脚は見張るものがありました。先行有利な中であそこまで詰め寄る末脚はかなり評価できる。舞台は京都になるが、中山で好成績を残しているこの馬なら問題ないと思います。
ステレンボッシュに関してもやはり外せないという評価です。ここまで全連体と抜群の安定感を見せており、京都は初ですが、大崩れになる気はしません。14枠ですが、頭数が少ないので捌くのも例年よりは楽になっていると思います。
クリスマスパレードは前走紫苑Sをレコード勝ち。先行して直線早めに抜け出した強い勝ち方。ここも先行できればいいですが、外枠に入ってしまったので5番手評価です。
終わりに
以上、推馬による秋華賞の最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。