【スプリンターズS2025】信じ続けて報われた人の裏には報われなかった人がいる/回顧

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9月28日(日)に中山競馬場で行われたG1・スプリンターズステークスについて振り返ります。

pease

投資17800円 回収9470円 回収率53%
本命単勝回収68% 本命複勝回収率95%

2/22〜9/28現在までに公開した予想と買い目の成績です!

スプリンターズSの回顧

6ナムラクレア3着(2番人気)
15ルガル:12着(4番人気)
11トウシンマカオ:10着(6番人気)
7サトノレーヴ:4着(1番人気)
4ママコチャ
:6(3番人気)

【買い目】
単勝
6
馬連
6-11,15

pease
pease

またしても運が向かずの3着。よく頑張ったナムラクレア、そして三浦騎手とカーネリアン本当におめでとう!

回顧

まずはレース展開について。
先行馬のペアポルックス、ルガルが出遅れたことで、ウインカーネリアンとジューンブレアが楽に先行できる状況になりました。
600m通過33.7は今の馬場を考えるとかなり緩かったと思います。この流れと今の馬場傾向であれば圧倒的前有利でしょう。

まずは上位馬の評価です。

1着ウインカーネリアン
ルガルが出遅れたことで大外枠だったにもかかわらずスムーズに先行することが出来ました。一番大きかったのは逃げた武騎手の番手というゴールデンポジションを取れたことです。これが本当に大きかったと思います。直線では少し内に斜行した場面もありましたが、8歳にして念願のG1勝利となりました。年齢の割に衰えもそこそこですし、本当に素晴らしい馬だと思います。
さすがにこれで引退でしょうか。最初はマイルで名を馳せ、年を取ってからはスプリントでG1制覇。素晴らしい競走馬生ですね。

2着ジューンブレア
スタートが少し心配なところがありましたが、前走同様しっかりと出ましたね。内のペアポルックスが出遅れたことですんなりとハナを取れたのも良かったです。あとは武騎手の腕ですよね。メイショウタバルを見てもわかる通り、逃げた武騎手は本当に怖いです。強い馬ではありますが、実力以上の走りではあったと思います。
まずは重賞制覇が目標ですね。案外勝ち切れないところがあるタイプの馬です。頭というよりかは紐として今後も狙っていきたい馬だなと感じています。

3着ナムラクレア
懸念されていたスタートをしっかりと決めることができ、いつもよりもいい位置を取ることが出来ました。この位置なら勝てるぞ!という感じでしたが、600m通過のタイムを見て厳しいだろうなぁと思ってしまいました。ただあの位置からサトノレーヴも躱して上り最速の脚で3着。これで高松宮記念、スプリンターズSともに3年連続馬券内というむしろG1を勝つよりも難しい記録を達成しました。
今回の走りを見ていたら来年も行けるのでは?と思ってしまいますが、次の役割がありますからね。さすがに引退なんですかね。

ここからは印をつけた馬の評価です。

○ルガル
懸念していたスタートが失敗してしまいましたね。中団外からの競馬となってしまいました。この競馬だとさすがに厳しいですね。
全頭診断にも書いたのですが、この馬はこれがあるから信頼しきれないんですよね…。
今後に関しては、高松宮記念や香港では適性的に期待しづらい印象があります。どちらかというと激流を前でタフに粘り切る去年のスプリンターズSのような競馬が非常に得意な馬です。来年のスプリンターズSでまた注目ですかね。

▲トウシンマカオ
思い切って前に行く競馬をしましたね。最後は思ったよりも伸びずでした。
敗因は前走から馬体を戻すために満足な調教が積めなかったか、前に行ったことで脚が溜まらなかったかですね。
次走は香港SPですかね。右回りは得意の舞台ですが、レベル的に通用するかは正直微妙かなという感じはします。

△サトノレーヴ
しっかりとスタートを決めて良い位置に付けられたと思います。この馬としては完璧な競馬が出来ていたでしょう。
敗因は前2頭が圧倒的有利であったこと、そして時計対応力ですかね。
全頭診断でも記載しましたが、スプリンターズSで求められる時計はこの馬の許容から外れている可能性がありました。まさにそれが出てしまった印象です。
今後ですが、高松宮記念と香港に関しては時計が求められないので、重い印をつける必要があると思います。唯一スプリンターズSが向かない馬でしょう。

△ママコチャ
内で先行する競馬が出来たので、展開的にはかなり向いたと思います。
ただ直線では伸びませんでしたね。去年よりは向くペースだったと思うのですが、さすがにここまで緩い流れになると切れ味が不足するのでしょう。
また、折り合いも欠いていましたね。包まれる競馬は苦手です。外枠の方が得意なタイプですかね。
これが6歳牝馬の秋という感じなんですかね。この馬も引退でしょうか。お疲れさまでした。

Lakka.

投資67600円 回収105500円 回収率156
本命単勝回収率88% 本命複勝回収率86%

スプリンターズSの回顧

4ママコチャ:6(3番人気)
15ルガル:12着(4番人気)

7サトノレーヴ:4着(1番人気)
6ナムラクレア3着(2番人気)
11トウシンマカオ:10着(6番人気)

【買い目】
単勝・複勝
4
ワイド
4-7,15

Lakka.
Lakka.

人馬には拍手を送りながら自分を殴ったのである

回顧

内の松山、外の三浦がいかないなら武豊だろうとの読み通りジューンブレアの逃げ。しっかしまあいとも容易く足りない馬を足らせてしまう。33.7というスローながらヨーイドンにはさせず後ろとセーフティリードを作るいつもの騎乗。それに乗っかったカーネリアン皇成の気迫に敗れただけ。

そのウインカーネリアンは、ゲートが安定しない馬が久々にポンと出られたし、すぐ内で豊さんが前に出てくれたし、ルガルが出遅れてくれた。スタートして1秒でこれだけ条件が重なっている。予測ができたとしたら大外枠の最後入れならスタートは出せるということくらいか。

あとは豊さんの流れに便乗して早めに追い出して踏ん張る。いつもならスタートで脚を使った分最後に余力がなかったり、前を捕まえる前に被せられたりする馬だが、今回は完璧だった。しかしなかなかG1を勝てない馬が勝つ時というのはこういうものだ、というのを改めて認識させてくれた。

勝ったからと言って衰えが全く無かったことはないはずなので自分の判断が間違っていたとは思いたくないが、これだけ何度も本命にしてきた馬を見限ったタイミングで勝たれるというのは精神に来るものがある。ただそれ以上にこのコンビがG1を勝った事実が嬉しいし、心から拍手を送りたい。

さて、本命のママコチャだが早すぎるペースにはならなかったし好走できる展開ではあったはず。ただポジション争いでややゴチャついてしまい、抑えるしかないくらい馬が折り合いを欠いてしまった。そのせいで前走のように抜け出すことが出来ずに前2頭と差をつけられてヨーイドンをさせられてしまった。ただ欲を言えば、狭くなったことは仕方ないとは思うものの、もう少し主張をするなり位置を悪くしないための積極的なところが見たかった。

ルガルは予想にも書いたし、何度も言っているがゲートであれをする馬なので仕方ない。それ以上何も言うことはない。サトノレーヴ、ナムラクレアは展開的に厳しいし、そもそもスプリンターズSは前が残って差し馬が差し損ねるというのが毎年恒例なので納得の3、4着。よく頑張っていると思う。

内枠の方が有利だと思っていたはずがゴチャつき、不利だと思っていた外の2頭がスムーズに運べたり、罠臭かったジューンブレアが勝ち負けになっていたり、蓋を開けてみないとわからないことはよくあるが、今思えばママコチャが一番罠だった気もするので、自分の予想が一番積極性がなかったなと反省して、また次も頑張ります。

ちょい穴党のリョー馬

投資73600円 回収64360円 回収率87%
本命単勝回収率143% 本命複勝回収率
124%

スプリンターズSの回顧

4ママコチャ:6着(3番人気)
7サトノレーヴ:4着(1番人気)
6ナムラクレア:3着(2番人気)
11トウシンマカオ:10着(6番人気)
13ジューンブレア:2着(7番人気)

【買い目】
三連単
4→6,7→6,7,11,13
6,7,11,13→4→6,7

リョー馬
リョー馬

ウインカーネリアン&三浦騎手おめでとう。

回顧

本命のママコチャはスタート後の位置取りでトウシンマカオに蓋をされてしまいその時点で負けが確定しました。騎手はいいポジションを取れたと言っていますが、あの位置でなかなか動き出しもできずに後ろから来た馬と瞬発力勝負しかできてない時点でなんだかなーという感じです。本来なら勝った2頭の後ろにピッタリついて欲しかったのですが。

サトノレーヴとナムラクレアに関してはこの緩い展開の中走っている。負けて強しな内容。

トウシンマカオはやるだけやった結果。内前有利な中押し上げる作戦は間違っていないので、差しの展開にならばまだ通用すると思います。ただ前走大幅に馬体重が減っていたことも考えればここはフルで攻めた調教ができていなかったのではと推察されるのでもっと割り引いて考えればよかったですね。

最後にジューンブレアは武豊騎手の思惑通り。勝つことはできなかったがこの馬の120%の力を引き出し、展開や馬場の傾向も味方につけての2着。お見事としか言いようがない。流石に力関係的には他の馬に劣るだろうが展開次第で今後も面白い馬なのは間違いない。

終わりに

秋G1開幕ということで久々の予想となりましたが、的中なしという結果になりました。三連単130万円の大荒れとはいえ、もう少しでたどり着けた結果でもあると思うので、今回の反省を生かしてまた今年も有馬記念まで頑張っていきます。

スプリンターズSの記事を読んでいただきありがとうございました。

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