【高松宮記念2023】スプリントの頂上決戦!雨が味方するのはどの馬か/全頭診断

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3月26日(日)に中京競馬場で行われるG1・高松宮記念の全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseが担当しております。是非予想の参考にご覧ください。

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

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今年最初の芝G1になりますね。
今年は活きのいい4歳、中堅、古豪としっかりとしたメンバーが揃ったなという印象です。ただ、雨が降るということで、一波乱ある可能性も十分はらんでいる面白いレースになりそうです。
※今回は金曜日時点での天気予報に基づき、重馬場で尚且つ雨がやまないという想定で診断を行っていますので、当日の馬場状態にご注意ください。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 トゥラヴェスーラ 評価:C

前走の阪神Cでは、外に出すのが少し遅れてしまったことで追い出しも遅れてしまった。8着ではあるが着差が0.2秒しかないし、しっかりと脚も使えているので能力が衰えたわけではない。

去年、一昨年と2年連続で4着と結果を出しているので、実力もありつつ舞台もかなりあっているように感じる。ただ、内容を見てみると、去年は内が圧倒的有利なトラックバイアスを活かした鮫島騎手の好騎乗、一昨年は外差し馬場を活用した鮫島騎手の好騎乗と、鞍上の好騎乗による完璧な競馬が出来ての4着。今回も完璧な競馬が出来るとも限らないし、鞍上は中央G1であまり結果が出ていない丹内騎手に乗り替わる。今回は去年一昨年より期待しづらい印象

1枠2番 ウォーターナビレラ 評価:C

前走の京都牝馬Sは、外枠だったものの自分の競馬である先行策がしっかりと取れたにも拘らず大敗してしまった。まあ馬体も緩かったというのもあるが、それにしては負けすぎな印象。

やはりシルバーステート産駒は3歳春までだなぁと感じてしまう内容。京都牝馬S以外は自分の適性範囲外のレースに出ていた分もあるが、3歳秋以降ことごとく重賞で能力を発揮できずに終わっている。初の1200というのは特に問題ないとは思うが、今回も通用する感じはしない。

ただ、今回は確固たる逃げ馬がいないので内枠に入れたこの馬が逃げる可能性は大いにあり得る。そうなった時に思わぬ激走という可能性はあるので、C評価とはいえ少し怖い印象はある。また、シルバーステート産駒は雨に強い印象があるので、そういった意味でも不気味な一頭ではある。

2枠3番 キルロード 評価:B

前走のシルクロードSは内が圧倒的有利なトラックバイアスがあった中で、外枠からのスタートだったのでこの時点で厳しかった印象。この負けは度外視で問題ない。

去年好走した高松宮記念と同じような馬場で開催する可能性が高い以上、押さえておいた方が良い馬ではある。また今回も、「得意な内枠」「得意な重馬場」「得意な中京1200」とこの馬の好走できる条件が揃っている印象。1桁人気だと狙いづらいが、2桁人気のまま行くのであれば紐として面白い一頭だとは思う。

2枠4番 ダディーズビビッド 評価:C

前走の阪急杯は苦手な右回りで好走できたという点でかなり良かったと思う。また、勝馬とはタイム差なしなので勝ちに等しい内容。

今回は得意な左回り、速い時計を要求されない重馬場、得意な内枠とこの馬にとってかなり面白い条件が揃ったなという印象。今まで重賞で好走はするものの馬券に入れなかった馬なので実力的には確かに足りないかもしれないが、去年のキルロードのような激走はあり得る条件だとは思う。

ただ去年のように昼頃から晴れて内が乾くというシチュエーションにならなければ、内枠である利点があまりなくなる印象。そうなると単純に力不足だとは思う。現状の評価はCだが、当時の午後に晴れだして内の馬場が乾いてくるようなら警戒が必要な一頭。

3枠5番 メイケイエール 評価:S

前走の香港スプリントは、かなり行きたがっていたし、馬体も細く、本調子ではなさそうだったが日本馬再先着の5着。やはり能力はG1級のものを持っているなということを再確認できた。

今回はこの馬の得意な左回り。G1で馬券圏内には来ていないものの、高松宮記念に限っては去年かなり不利な外枠から5着に来ており、条件さえ整えば勝てる兆しを感じた。今回は丁度いいくらいの枠に入ることができ、調教もかなり良い時計をたたき出している。状態は完全に整ったという感じだし、重たい馬場も特に問題ないはず。この馬がG1を取れるとしたら今回しかないと感じる。

成績が7-0-0-6とピンかパーというタイプなので、買うとしたら頭固定。紐のみで警戒するくらいなら完全に切った方が良いようなタイプ。当日内の馬場が悪くなれば切る、内も伸びるのであれば頭という感じ。

3枠6番 ナランフレグ 評価:B

前走のオーシャンSは、去年と同じような競馬をしたものの9着に終わった。まあ馬体も緩かったし、斤量もかなり背負わされていたので、あくまでも叩きという感じだと思う。この負けは特に気にしなくていい。

叩き良化型なので、オーシャンSで一叩き出来たのは良かったと思う。脚質的に後方からの競馬になるので嫌われがちだが、毎回安定した成績を残しているタイプなので、軸として結構向いている印象。今回もあまり人気しないようであれば評価を上げてもいいと思う。

去年の高松宮記念勝ちを評価されてかなり人気が上がってしまうようなら危険。去年は詰まるか詰まらないかの賭けを制して勝ったという印象なので、今回も勝つという可能性は結構低いと見ている。2,3着で買うのが良さそう。

4枠7番 ヴェントヴォーチェ 評価:B

前走のオーシャンSは、得意な中山で尚且つルメール騎手による完璧な騎乗があってこそ。ただ、同じく完璧な競馬が出来たディヴィナシオンを寄せ付けずに勝利したところを見ると、能力もしっかりとあるなという印象を持った。

この馬に関しては、初めての左回りということで未知数な部分があるのが良い意味でも悪い意味でも気になるところ。後は鞍上が西村騎手になるのがどうか。G1という意味ではルメール騎手の方が良いに決まっているが、中京競馬場という意味では案外西村騎手も負けていない。

血統的に雨は向きそうなタイプ尚且つタフな展開が得意そうなこと、そして全然人気なさそうなところがかなり不気味な一頭。重賞馬で実力はあるはずなのに完全に無視されているので、警戒は必要だと思う。

4枠8番 ロータスランド 評価:A

前走の京都牝馬Sは、枠が枠だったこともあるのでいつもの先行策ではなく後方イン突きを選択。この馬の脚を信じての騎乗だと思うので、やはり能力はあるなという印象を持った。

今回は去年同様、得意な重馬場での開催となりそうなのがかなりプラス。重馬場になったら必ず押さえておかなければいけない馬。また、このレースはリピーターが数多く来ているレースなので、去年同じような条件で好走したこの馬は確実押さえるべき。6歳馬ではあるが、前走の走りっぷりを見る感じ衰えは全く感じない。岩田パパの騎乗次第では頭も。

5枠9番 ディヴィナシオン 評価:C

前走のオーシャンSは、内枠を活かしてしっかりと脚を溜め、直線でスムーズに外に出して追い出すという完璧な競馬が出来た。正直能力以上の着順だったと感じる。

前走あの競馬が出来たにも拘らずヴェントヴォーチェにちぎられてしまっているので、やはり能力的に疑問符が付く馬。枠もあまりまぎれがなさそうなところに入ったので、激走は期待しにくい。

5枠10番 オパールシャルム 評価:C

前走のオーシャンSは、恐らく逃げようとしたのかなという感じだったが行きっぷりが悪く、2,3番手になった。正直着順どおりの評価という印象。

前走の行きっぷり的にここでいきなり激走は難しいと感じる。能力的にも全然足りていないので、ここは見送り。

6枠11番 ピクシーナイト 評価:C

約1年半ぶりのレースなので、様子見したいという意味でのC評価。

ただ、成長力のあるモーリス産駒である点、調教が思いのほか走れていた点を考えると少し怖い。個人的にはスプリンターズS狙いだろうと思っているので、来たら諦めるというスタンス。

6枠12番 アグリ 評価:C

前走の阪急杯は、スタートが良いので外枠関係なく先行することが出来たのが大きかったと思う。阪神1400の成績がずば抜けていい馬なので、正直それが大きかったのかなという印象。

上記にもあるとおり、阪神1400専用機という印象が強い。また、陣営のコメントにもあるとおり、良馬場でこその馬。今回人気になるとは思うが条件が揃っていないので好走するのは何らかの助けが無いと難しそうな感じ。リスクとリターンが合っていない。

7枠13番 ファストフォース 評価:C

前走のシルクロードSは、まさかの差し競馬で結果を出すことが出来た。最近は先行することが出来なくなりつつあったので、もう厳しいかなと思っていたが、意外と差し脚が良いということを知ることが出来た良いレースだったと思う。

今回も差し競馬でどこまでという感じだと思うが、そもそもこの馬は良馬場で本領が発揮されるタイプ。馬場が渋ると厳しい印象。

7枠14番 トウシンマカオ 評価:B

前走のシルクロードSは、内枠圧倒的有利なトラックバイアスの中で、外をまわす競馬となったのが敗因。ただ、それでも4着まで迫っており、この馬の能力を感じた。

今回は雨が降り続ければ外差しが効く馬場になると思うので、前走と違い馬場で跳ね返されることはないのかなと思う。能力は今回のメンバーの中でも間違いなくトップクラスのものを持っていると思うので、馬券圏内は十分に有り得ると思う。

ただこの馬に関しては気になる部分が2つある。1つは馬格があまりないこと。高松宮記念は馬格が結構重要になってくるので、そこがどうか。2つ目は気性。前走終わりに前に馬を置けずにかかってしまったというコメントを出しており、再び外枠になった今回は大丈夫なのか気になるところ。ちなみに調教でも行きたがっているところが見られ、それも気になる。

7枠15番 ナムラクレア 評価:A

前走のシルクロードSは、内有利のトラックバイアスをしっかりと活かしての勝利。ただ、最後ファストフォースに迫られたときに、驚異的な勝負根性で抜かせずにそのままゴールしたのはかなり良かった。

この馬に関してはどんな条件でもある程度は走ってくれるという安心感がある。軸としてはかなり向いている印象。競馬が非常に上手なので、枠も選んだりしない。

ただ一番の懸念点は鞍上の浜中騎手。G1でお手馬に乗ると急に消極的になってしまうところがあるので、今回はそういうところが出なければいいが、、、。2,3着で押さえておくのがいいのかもしれない。

8枠16番 グレナディアガーズ 評価:C

前走の阪急杯は、前に付けることが出来たのは良かったものの、直線でまったく弾けずの7着。内有利の馬場傾向だったので、外を周ったのが影響しているような気もするが、にしても伸びなかったなという印象。

去年の高松宮記念で惨敗しているが、あれは内有利馬場だった中で大外枠だったことが起因しており、このレースの条件が合っていないというわけではないと思う。雨が降り続き、去年ほど内有利な状況にならなければ去年よりも走れると思う。また、今回は調教が結構良いのも好材料。状態はかなり良さそう。

ただかなり乗り難しそうな馬という印象があり、岩田望来騎手に乗りこなせるのかなと感じている。川田騎手や外国人Jと手が合いそうな馬なので、厳しいかなと思う。また、この馬に関しては重馬場が向いていない。そういった面でも厳しそう。

8枠17番 ボンボヤージ 評価:C

前走の京都牝馬Sは、正直まったく見せ場なく敗退。まあ本来の実力で言えばこんなものだよなという印象。

この馬は夏競馬のような混沌としたレースでないと好走は難しい。ましてG1で結果を残せるような馬ではない。夏の小倉でまた会おうという感じ。

8枠18番 ウインマーベル 評価:C

前走のシルクロードSは、スタートがあまり良くなく控える競馬となってしまった。鋭い差し脚があるわけではないので、先行しないとやはり厳しいんだなということが再確認できた。

前走はスタートで失敗したが、本来はそこまでスタートが下手な馬でもないので、ここは出てくれるんじゃないかなと思う。とはいえ大外に入ったのは痛い。先行するまでにかなり消耗してしまいそう。

また、この馬に関しては中山とかの方が合っていそうな感じがする。スプリンターズSで狙いたい。また、血統的に古馬になっても成績が残せるかどうかが未知数なところがある。そういった意味でも狙いづらいなという感じ。

終わりに

以上、高松宮記念の全頭診断でした。是非予想の参考にしてください!

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