【宝塚記念2023】外は伸びるが定員オーバー 正面から見れば一目瞭然/回顧

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6月23日(日)に京都競馬場で行われたG1・宝塚記念について振り返ります。

pease

投資28400円 回収10020円 回収率35%
本命単勝回収24% 本命複勝回収率71%

2/17〜6/23現在までに公開した予想と買い目の成績です!

宝塚記念の回顧

10ローシャムパーク5着(4番人気)
4ドウデュース:6着(1番人気)
3ベラジオオペラ3(5番人気)
12ブローザホーン1(3番人気)
9ソールオリエンス2(7番人気)

単勝
10
ワイド・馬連
4-10

三連単1点1000円勝負】
5着:10ローシャムパーク
6着:4ドウデュース
33ベラジオオペラ

pease
pease

菅原騎手はこれからG1何勝もしていく騎手になりそう。

回顧

予想通りの重馬場ではありましたが、結果的には上り最速が34秒。重馬場でも時計の速さは健在という感じでしたね。展開としては、ベラジオオペラが逃げると予想していましたが、結果的にはルージュエヴァイユとカラテの逃げ争い。ただペース的には予想通りでしたね。しっかりと脚を溜めて馬場がマシな外を通ることが出来た渋った馬場適性のある馬が好走するレースだったということでしょう。

本命のローシャムパークは5着でした。敗因は折り合いを欠いていたこと、道中で位置を上げたことでしょう。ただ位置を上げたことは騎乗ミスだとは思いません。悔過的に悪い方向に向いてしまったのは確かですが、あのペースを考えるとあまり速い上りを使えないことを考えれば位置を上げるしかないですからね。ただあの競馬でしっかりと5着に来ているあたり、実力はやはり一流です。いずれG1を獲れる馬だと思っています。

対抗のドウデュースは前半の前進気勢の無さ、最後の直線で馬場の悪い内を通ったことが敗因でしょう。ただあの位置から勝つためには内を突くしかありませんでした。やれることはやった、そのうえで馬場への適性が無かったということでしょうか。強い馬ではありますが、安定感があるタイプではやはりないですね。狙い時は国内で武騎手が乗った良馬場のレースです。

3番手のベラジオオペラは大奮闘の3着。スタートが良かったので逃げようとしましたが、外から来たルージュエヴァイユとカラテに前を譲る形になりました。ただそれでも折り合いを欠くことなく淡々と走れるのがこの馬の長所ですよね。かなり高い安定感を感じます。最後は展開の利を活かすことが出来たブローザホーン、ソールオリエンスに敗れましたが、この馬の力は出せたと思います。今回の敗因は単に展開が向かなかったというだけですね。上位2頭との差は全くないと思うので、今後も楽しみです。ただ、秋は中々この馬に合いそうなG1が無いですね。さすがに天皇賞秋は荷が重いと思います。

4番手のブローザホーンは渋った馬場への高い適性と、馬場の良い外をスムーズに通れる枠が良かったですね。また、脚を直線までしっかりと溜める競馬が出来たのも良かったです。菅原騎手は近年でメキメキと力をつけてきています。ここから勢いに乗って秋もG1を勝つ可能性は十分にありそうです。

5番手のソールオリエンスもローシャムパークと違い、位置を下げてまでしっかりと脚を溜めることに徹したのが良かったですね。途中で位置を上げつつコントロールできるほど器用な馬ではないので、この馬のことを良く知る武史騎手だからこそ出来た騎乗だと思います。ただ、この競馬で勝てなかったのはかなり痛いですね。もう国内に今回以上に合うG1が無い気がしています。

結果的に3,4,5番手で決まる残念な結果に。悔しい。

Lakka.

投資96000円 回収82500円 回収率85%
本命単勝回収率70% 本命複勝回収率126%

宝塚記念の回顧

7プラダリア:4(6番人気)
4ドウデュース
:61番人気
1シュトルーヴェ:11着(8番人気)
5ディープボンド:7(9番人気)
12ブローザホーン1(3番人気)

単勝
7
ワイド
4-7

三連単1点1000円勝負】
6着:4ドウデュース
4着:7プラダリア

11着:1シュトルーヴェ

Lakka.
Lakka.

パトロールビデオを見るだけで全てがわかるレースになっているので、ぜひ一度見てみてほしい。

回顧

予想の見解に挙げた「買い時」というテーマ以前に、そもそも雨であったり、馬場の内外で有利不利が発生したり、かなり適性が求められるレースとなった印象。そして展開も予想とは異なるものになってしまった。

まず逃げたのは予想外にルージュエヴァイユ。見解でも話したし、鞍上のレース後コメントにもあるように根本的に距離が長く、渋った馬場では持ち味となる末脚も発揮できないとの読みで勝負に出た。鞍上の意図はやや異なるかもしれないが、レイパパレの大阪杯も雨の降る中で逃げ切っているわけで、妥当な判断だったように思う。

そこまでの誤算はまだいいのだが、本命にしたプラダリアの1歩目が遅れており、最初に脚を使う羽目に。しかもルージュエヴァイユが逃げる前にカラテもが主張してきたことによりこの馬場にしては前半のペースが早かった中で脚を使ったのだからより誤算。ただ向正面でしっかり緩んでいる上に直線も綺麗な外を通った中で、外から被せられる苦しい展開になったべラジオオペラに先着を許しているのは底を見せたとしか思えない。鞍上のレース後コメントにも敗因らしいことは述べられていないところからもG1では足りないのだろう。

そんなべラジオオペラはコース形態と馬場適性から印を回さなかったが、重馬場でもある程度走れたというのは結果論であるので、事前にできたことは古馬となってからの成長力がプラダリアを上回るものだと評価することくらい。

2着のソールオリエンスは見解に書いた通り、コース形態と末脚にかけるという戦前の姿勢がハマり、何より馬場がこの馬に向いた結果と捉えている。地力面に疑問があるため買い目に入れず印を回さないと述べたが、今回は全てがこの馬に向いた上での結果なので、復活だとか再評価できるかと聞かれたら全くそんなつもりはない。もう一度100%向きそうなレースがあれば紐には入れようと思う。

印を回した中で、ディープボンドは前に想定外の2頭がいたことでポジションが下がったこと、さらにペースが落ちたところで上がっていくことができなかったことの2点が敗因と見ている。一つ目は展開によるところで、二つ目は道悪が思ったより向かないのかもしれない。ローシャムパークは見解で書いた通り。2度も同じ捲りが綺麗にハマるなんてことはなく、道中の引っかかり方もやはり前走より酷い。外を回せた分の5着で満足してはいけないと思う。

そして外を回せなかった馬たち。まずシュトルーヴェはこんな馬場になってしまった以上仕方ない。だが人気がなかったので、まさか外で競馬できちゃったというレーンの神騎乗にかけたので悔いはない。ジャスティンパレスも同様にこの枠では仕方ない。こちらはさらに馬場適性もなかった。そして対抗のドウデュース。ポジションを取れない以上この枠では厳しかった。今日の馬場でこの枠から勝ち筋があるとすれば有馬記念のようにいつの間にか外に出しているというレースだろうが、それができなかった。世間的には「させてもらえなかった」という見解もあるようだが、個人的にはドウデュース自身が「できなかった」のだと捉えている。

中間の様子と当日の気配から、状態面には不安なところは一つもなかったはず。であればレース中に外の馬を弾くほどの気力が削がれたのだと思う。その原因こそが馬場だろう。鞍上のコメントは「馬場を言い訳にしたくない」というやや捻りのあるもの。そりゃそうだろう、これからまた馬場の重いロンシャンに行くのだからそれを言い訳にするわけにはいかない。気分良く走れた時の爆発力はイクイノックスをも凌ぐものというのは誰もが理解しているだろう。しかしその反面、走る気を削がれるとパフォーマンスを落とすデリケートな馬ということは今後も念頭においておきたい。

これで上半期が終わったが、前半に対して後半ではいいところを見せられなかった。言い訳ぽくなってしまうのだが、予想をしていく上で世間が作る人気やオッズという指標にある変化を感じたこの半年でもあったので、その感じたことを下半期に生かしていきたいと思う。

ちょい穴党のリョー馬

投資35300円 回収3260円 回収率9%
本命単勝回収率0% 本命複勝回収率98
%

宝塚記念の回顧

7プラダリア:4着(6番人気)
12ブローザホーン1着(3番人気)
2ジャスティンパレス:10(2番人気)
9ソールオリエンス2着(7番人気)
5ディープボンド:7着(9番人気)

三連複流し
7-2,5,8,9,12

三連単1点1000円勝負】
47プラダリア
1着12ブローザホーン
7着:5ディープボンド

リョー馬
リョー馬

クビ差で取り逃がした。悔しすぎる。

回顧

やはり雨で馬場がかなり重くタフな展開。重馬場適正な高い馬だけが好走できたと言っていい。

本命のプラダリアは4着。べラジオオペラにクビ差というわずかな差だった。予想としては間違いなくこの馬の方が重馬場適性があり、得意な京都なのでべラジオオペラより今回のレースでは上と踏んで本命にしたのだがまさかのまさかべラジオオペラに負けてしまうとは。敗因としてはスタートで多少脚を使ってしまったことと、ややはやく捲ってくる馬が多く、スパートが早くなってしまったことかなと思います。

対抗はブローザホーンです。流石の重馬場適性。今回は完勝でした。やっと完成に近づいて来たと言っていい。今後が非常に楽しみです。馬格がない馬なので凱旋門賞は考えづらいですが、成長したら是非とも挑戦してほしい。エピファネイア産駒がここ最近古馬でも結果を出してきていますね。ちょっと前までエピファネイア産駒は早熟だと言われていましたが、こういった馬が出てくるのも競馬の面白いところですね。

ジャスティンパレスに関してはやはりこの馬のこなせる馬場を超えてしまった。また枠順や展開もこの馬には厳しかったというのが敗因ですね。ドウデュースははなから嫌っていましたが、まさかこの馬もとぶとは。

ソールオリエンスもやはり重馬場適性が高いですね。どうしても展開次第にはなっていますがはまれば爆発するタイプでしょう。今回は最速の上がりを出すもブローザホーンに勝ちは譲りました。総合力で見ればやはりブローザホーンのが1枚上手ですね。ただ、良馬場で買えるかと言えば正直G1では厳しいというのが正直な感想です。もう少し競馬の幅が広がればいいのですが、何せコーナリングが得意ではないのでなかなか難しいところがありますね。

ディープボンドに関してはなかなか前に進まなくなってますね、やはり年齢的なものがあるでしょう。前に行けなくなると今のこの馬には厳しいものがあります。やはりこの馬の強みはスタミナ。3000mぐらいは必要ですね。

ドウデュースに関してはやはり重馬場はだめなんじゃないかなと思います。走法や馬体なんかはパワー型っぽいですが、なんせ乗り難しい馬なので、この馬が気分良く走れる条件が必要だと思います。その点で言えば今回の重馬場のような状態はこの馬にとっては大きなマイナスなはずと思って今回は馬券に入れませんでした。武豊騎手は馬場のせいにはしたくないとは言っていますが、馬場の影響があることは確かだと思います。

春シーズンお届けしてまいりましたが、推馬だけ全然当たりません。ほんとに驚くぐらい。個人ではケンタッキーダービーで19万的中などがあり普通にプラスです。次回の予想は札幌記念になるのかなと思います。なんなら現地参戦している可能性すらあります。また、新馬戦などで好きな馬が出てきたらお知らせすることもあると思います。

終わりに

上半期の予想が終了し、12レース中的中は5レースと負け越し。前半戦はフェブラリーSから桜花賞まで4連勝など勢いもよかったのが尻すぼみになってしまいました。回収率も全員が100%を下回っていますのでなんとか下半期で巻き返したいと思います。

夏競馬からは例年通り注目度の高い札幌記念の予想をお届けできればと思っています。昨年は三連単1点を的中させたレースですので今年も注目していてください。

宝塚記念の記事を読んでいただきありがとうございました。

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