【天皇賞春2024】牝馬のデータなど当てにならぬ 大人しく武豊を買うべし/最終予想

予想

4月28日(日)に京都競馬場で行われますG1・天皇賞春の最終予想を公開します。

推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。

※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。

pease

本命単勝回収率0% 複勝回収率64% 馬券回収率105

2/17〜4/27現在までに公開した予想と買い目の成績です!

12ドゥレッツァ
6ディープボンド
▲1サリエラ
△14テーオーロイヤル
10サヴォーナ

pease

主役級不在で混戦模様ではありますが、チャンスのある馬は少ない印象。買い目は絞りたい。

まず天皇賞春で狙うべき馬の条件として、前年の菊花賞馬、阪神大賞典勝馬、父サンデー系血統の3つが一番有力かなと思っています。特に父非サンデー系の馬は近年馬券にもなっておらず、今回はドゥレッツァ、テーオーロイヤルの2強がなんと非サンデー系です。ただ、調べてみたところ前年の菊花賞馬で尚且つ非サンデー系の馬が過去に出走してきておらず、これならドゥレッツァは問題ないだろうということで、本命はドゥレッツァにしました。今回このレースを勝つ可能性が一番高い馬がドゥレッツァだと思っています。菊花賞を勝てたのはルメール騎手の神騎乗のおかげであるという評価だったり、前走の金鯱賞でプログノーシスに完全敗北したりという理由で半信半疑の声も多くあると思いますが、この馬はこの世代の中で最も強いことは間違いありません。金鯱賞の負けは周った位置が外だった点、斤量が59キロだった点、余裕残しの仕上げだったことなどが原因でしたし、そもそもプログノーシスは現役馬でも最強クラスなので、離されたとてそこまで問題にはならないでしょう。戸崎騎手への乗り替わりだけが不安ではありますが、外枠に入った以上詰まることもないでしょうし、京都の成績も何だかんだ良いので大丈夫だとは思います。ベラジオオペラに続き、この世代の意地を見せてほしいところです。

対抗は4年連続の馬券内がかかるディープボンドです。京都の下り坂にこの馬はもっとも恩恵を受けるタイプであり、現にいつも直線に入る前からガシガシ追われているこの馬が、去年の天皇賞春ではスムーズにスピードに乗れていました。前走の阪神大賞典でかなり負けてしまったのが不安視されていますが、得意ではない渋った馬場に余裕残しの仕上げ、そして何よりも苦手な瞬発力勝負になってしまったことが原因です。京都コースであればある程度の瞬発力勝負になったとしても、ついていけると思いますし、人気もそこまで無いことを考えると妙味的にかなり面白い存在だと思います。今回は和田騎手ではありませんが、幸騎手は追い切りに乗った際に、思ったよりもズブくなくて乗りやすい馬だという旨のコメントを出しており、案外手が合っているのかもと感じています。

3番手は、ディープインパクト産駒、鞍上武豊、内枠と買える要素満点のサリエラです。ダイヤモンドSやエリザベス女王杯で長距離への適性を感じましたし、この馬が最もG1制覇の可能性がある舞台だと思っています。ただ、舞台的には有利な内枠ですが、牝馬であることを考えると内枠で揉まれることがマイナスになる可能性もあります。そういったことを考えると、本命にはできなかったですね。ただオッズ次第では単勝を買ってもいいとは思います。

4番手にテーオーロイヤルとしていますが、最も馬券圏内の可能性が高いのも同じくこの馬だと思っています。ただやはりここまでのローテが気になります。あまりにも使いすぎですからね。上積みがないことを考えると、本命級にはできませんでした。

高額配当を狙い撃て!三連単1点1000円勝負

1着:12ドゥレッツァ
2着:6ディープボンド
3着:10サヴォーナ

Lakka.

本命単勝回収率110% 複勝回収率250% 馬券回収率140

◎1サリエラ
○5ブローザホーン
▲12ドゥレッツァ
△14テーオーロイヤル
△6ディープボンド

Lakka.

一線級からは1枚か2枚ほど落ちるメンバーだと思っていますので、鞍上や舞台適性は特に重視したい。

現状のオッズではテーオーロイヤルとドゥレッツァとの2強という雰囲気ですので、妙味的にも評価するのはどちらか片方といきたいのですが、総合力でドゥレッツァとしました。先にテーオーロイヤルについては、現代の競馬には考えられない過酷なローテに加えて追い切りの時計も必要以上に出ている印象で、見えない疲れが怖い。具合が相当良いとも受け取れるのだが、当日の京都は気温が30度にまで達する予報でどの馬も等しく当日の状態に不安が残る。ここで疲れが出てもなんら不思議ではない。おまけに14番というのは試練の枠順。長距離のG1は騎手の腕が特に試される場ですし、前でマークされる立場というのも苦しい。ただ力を出し切ることができた場合に崩れる姿は想像しにくいので、相手には入れておきたい。

ドゥレッツァは前走は直線の進路をプログノーシスに取られてしまったことでかなり苦しいレースにはなりましたが、それでも2着に来れているのは世代上位の力を示していた。さらに菊花賞からの休み明けでしたし、叩いた上積みも見込める。戸崎騎手へ乗り替わりとなってしまいましたが、この舞台だけは上手いイメージもありますし、菊花賞のようなスーパー騎乗でなくとも京都適性の高いこの馬となら崩れることはなさそう。

ブローザホーン、ディープボンドは同じく京都適性の高さを評価したい。ディープボンドは言わずもがな昨年2着で、衰えがあっても得意舞台では一変するタイプ。ブローザホーンは前走折り合いを欠いて3着に破れたものの、ビッチリ仕上げられた後の転厩初戦でしたので、その中で崩れなかったことは厩舎力を評価したい。鞍上はまだまだ若手でありますが、関東所属ながら京都の重賞に強いイメージがあるので、G1でも思い切って乗ってほしい。

そして本命のサリエラですが、内枠を引いたら本命だと決めていたので、牝馬となりますが期待したい。春天の牝馬云々というデータに関しては、長距離を走れる牝馬が圧倒的に少ないのと、そもそも強い牝馬はここを使うようなローテを組まないという2点に尽きると思うので気にしておりません。カレンブーケドールが3着に入った年も同じ雰囲気だったことをよく覚えていますが、強い上に頑張り屋さんなので関係ないと評価した覚えがあります。

そのカレンブーケドールに比べると、現時点では一線級の牡馬相手に対する実績は物足りないですが、なにより長距離への適性を示しており、前走では斤量差はあったものの今回1番人気のテーオーロイヤルに離されることなく食らいついており、このメンバーを相手する上での実績は十分。カレンブーケドールと同じ国枝厩舎で、この舞台が庭というほど得意な武豊騎手なら逆転も可能とみています。

タスティエーラに関しては菊花賞を見る限りこの舞台でドゥレッツァを逆転できるとは到底思えない上に、3200mはさすがに長すぎる印象。前走のこともありますし、もう少し人気が落ちるなら狙っても良いのだが、モレイラ騎手ということで人気してしまっているので買い目からは外したい。

高額配当を狙い撃て!三連単1点1000円勝負

1着:1サリエラ
2着:7タスティエーラ
3着:6ディープボンド

ちょい穴党のリョー馬

本命単勝回収率0% 複勝回収率214% 馬券回収率27%

◎1サリエラ
○14テーオーロイヤル
▲12ドゥレッツァ
△6ブローザホーン
△4ワープスピード

リョー馬

メンバーレベルは決して高くはないので、4歳世代のG1馬が長距離でどこまで通用するのかをきっちり見極めなければならないですね。

本命はサリエラです。牝馬は勝てないだとか、軽量級が勝てないなんて不安を多く聞きますが、やっぱり長距離は武豊でしょうと。また1枠1番で隣のヒンドゥタイムズが取り消しになったので、それなりにスペースは確保しやすくなってるんじゃないかなと思います。前走は初の3000m越えのレースを走りテーオーロイヤルとタイム差なしの2着に入っており、その経験がいきてくるはず。サラキアは5歳になってからエリ女2着、有馬記念2着と5歳になって好成績を収めていた点、妹のこの馬も5歳で覚醒するのではないかなと思います。大事に乗ってこられた分今年一年は頑張ってほしい願望があります。馬体重に関しても調教後に下がってはいますが、早くに輸送は済ませているのであれ以上下がることはあまりないんじゃないかなと。下がっていた場合は要注意です。

対抗のテーオーロイヤルはまさしくステイヤーですね。外枠に入ってしまったのが少し残念ではありますが、上手く立ち回れればそこまで気にすることはないんじゃないかなと思います。状態面に関しても今年入って2戦も長距離戦を戦ってはいますが、好調をキープしているようにも見えます。正直G1だったら善戦レベルな気もしますが、このメンバー構成なら好勝負でしょう。1番大崩れがないタイプに思います。

3番手ドゥレッツァです。菊花賞馬ということもありここは外せませんでした。菊花賞の内容もルメール騎手の好騎乗があったものの圧勝だったのでここも期待はできると思います。ただ、タイトルホルダーのようなステイヤーかと言われると違う気もします。前走金鯱賞はプログノーシスにかなり離されてしまったものの、2着にはきていますし、久しぶりのレースということも考えれば上出来なのかなと思います。今回ルメール騎手から戸崎騎手に乗り替わるのでそこはマイナスポイントにはなってくるのかなと思います。ですが、先日皐月賞を勝ち勢いはあるはず。

ブローザホーン、ワープスピードもどちらも長距離で実績があり大崩れはしにくいタイプに思います。ただG1となると劣りはします。ブローザホーンに関しては状態面は良さそうです。

馬券に関してはそこまで大荒れないと踏んで3連単でいくつもりです。今回人気馬に印が集まってしまったので、個人的に危険視しているタスティエーラは買わないつもりです。プリュムドール、ディープボンド、チャックネイトあたりを印の馬に加えて買おうかなと構想しています。

当日は現地の京都競馬場で観戦予定ですので、一緒に楽しみましょう。

高額配当を狙い撃て!三連単1点1000円勝負

1着:1サリエラ
2着:5ブローザホーン
3着:12ドゥレッツァ

終わりに

以上、推馬による天皇賞春の最終予想でした。

買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。