【ヴィクトリアマイル】全頭診断

5月15日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイルの全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当して頂いております。

先週は残念な結果になってしまいましたが、春のGⅠでは非常に高い精度をキープしています!

是非今週も予想の参考に是非ご覧ください!

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

pease
pease

ヴィクトリアマイルが行われる今週はBコース替わり初週となりますので、順当に行けば内伸びで前がある程度有利な馬場状況にはなると思います。また、今週は金土に雨予報が出ていますので、渋った馬場が合いそうな馬、上りがかかる馬場状況だと前進してきそうな馬の評価を上げています。

ただ、NHKマイルで強く感じましたが当日の馬場傾向によっては好走できる馬が全く変わってきます。日曜日の傾向と全頭診断に書かれているコメントを見合わせて自分なりの評価をつけながら予想していただけると、さらに競馬を楽しむことが出来ると思います。ぜひ試してみてください。それでは全頭診断を始めていきます。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

アカイイト 評価:C

見解

前走は最後方待機から捲る競馬を仕掛けましたが、馬場が悪かったことでスピードの利することが出来ず、さらに前にいた馬に有利な展開になってしまったので届かず敗北でした。少しズブいところがあるので雨が降るのは好材料ですね。他の馬の中でも長い距離で活躍している馬なので、レシステンシアの影響でスタミナがいる展開になりそうなのも好材料でしょう。

ただ最近安定感が出来ていた要因は中団からの競馬が出来るようになったからです。前走の大阪杯のペースで追走が遅れてしまうようなことを考えると今回は最後方くらいの位置取りになる可能性が高いです。そうなると完全に展開次第の競馬になってしまいますね。同じ位置取りをするであろうデアリングタクトやソングラインよりも切れる脚はないですし、馬場が渋ったとしてもこの2頭の方が強いと感じるのでここは厳しいと感じています。

アブレイズ 評価:C

見解

前走は荒れた内を通ってしまったことで伸びずの負けなので割引する必要は特にないかなと感じています。安定して好位にいけるので前残りになったらある程度やれるかもしれませんね。ただ牝馬限定G3で完璧に競馬できてももう一つなところがあります。あとは中山と福島でしか走らないタイプな気もしますね。ここは軽視しています。

アンドヴァラナウト 評価:B

見解

前走はペースが流れたことで課題の折り合いが改善されたことが大きかったと思います。また、上りがかかる展開になったことも、速い脚をもっていないこの馬にとっては好材料だったのでしょう。ただ勝ち馬には直線で引き離されてしまいましたね。この馬は勝つまではいかないけど2,3着ならというタイプです。今回も雨+ペースが流れる想定だとすると折り合いもついて苦手な瞬発力勝負にはならない筈です。条件は非常に向いてくるでしょう。あとは内枠を取れるかどうかだと思います。福永騎手がの乗った時はすこぶる成績が良い馬なので今回も福永騎手が鞍上なのは好材料です。人気次第では印を打ちたい馬ですね。

もし馬場が乾いて33秒台の上りが出るようなレース展開になるとさすがにきついと思います。頭が高いので決め脚勝負では劣ってしまうんですよね。あと外枠に入ると前に馬が置けず折り合いが怪しくなる可能性があるので割引が必要だと考えています。

クリノプレミアム 評価:C

見解

前走は完璧なタイミングで追い出して勝ったかなと思ったのですが、前の馬がすぐに垂れてしまったことで早めに抜け出してしまい、目標にされてしまったことで最後に差されてしまいました。これは競馬のアヤのようなものなので勝馬と同等の評価を下してもいいと感じています。恐らく今が実力的にピークだと思いますので、内枠を引いて脚を溜め、内伸び馬場をインから進出するような競馬ができたら面白いかもしれませんね。切れる脚もありませんし雨が降るのも好材料です。ただいろいろなものがかみ合ってやっと3着というところだと思うので、信頼度は低いと思います。またベストは1800でしょうしここは適性的に微妙なところだと思っています。実力的にもG1は厳しいでしょう。。

シャドウディーヴァ 評価:C

見解

前走は折り合いも道中の進みも完璧でしたが、直線で息を切らしてしまい沈んでしまいました。2000は少し長かったのかもしれませんね。この馬のベストは東京の1800だと思っています。パンパンの良馬場の時の末脚はすさまじいものを持っていますね。33秒台前半の脚を使ってきます。その脚が活かせるような馬場状況になってほしいところです。マイルだと後方からの競馬になるので枠はあまり気にしなくていいのかなと感じます。まあ外枠がベターでしょう。

雨予報で馬場が渋るのはこの馬にとっては嫌ですね。自慢の末脚が発揮できなくなってしまいます。そもそもG1の格にはないと感じていますのでここは厳しいと思います。

ソダシ 評価:A

見解

前走のフェブラリーSでは3着に好走し、芝ダートG1両方で馬券内ちう偉業を成し遂げました。それで今度は芝G1に出走というのは中々忙しい馬だと感じます笑

この馬はワンターンの競馬場が得意で特に左回りだとパフォーマンスが上がります。折り合いのことを考えるとマイルに短縮するのも非常に良いです。内枠を引いたレシステンシアの後ろに付ける競馬が出来れば面白いですね。雨が降って馬場が渋るのも好材料でしょう。高速馬場はあまり向かなそうですからね。

ただ最近ブチコ由来の折り合いの難しさが出てきていることが非常に気になりますね。直線で手を抜いてしまうリスクがあり、3歳春の時ほど本気で走ってくれていない印象です。札幌記念ではラヴズオンリーユーに勝っていますが、3キロの斤量ハンデがかなり大きかったと感じていますし、古馬と同斤量になるこの舞台でどこまでやれるかということも不安点の1つです。そのような馬を1番人気で買うのは少々リスキーですね。ピンかパーというタイプな気がするので買うなら頭というところでしょうか。この馬も前の頃に馬場状況かどうかをしっかりと見極めてから買うかどうかを決める必要があると感じます。枠は内がベストでしょう。外だと割引が必要です。

ソングライン 評価:B

見解

この馬はキズナ産駒の中では珍しく左回りの方が得意なタイプですね。阪神Cで惨敗していますが、これは右回りと内回りへの適性の低さと不利な外枠からの競馬になってしまったことが大きいと思いますので、あまり気にしなくていいと思います。この世代の牝馬マイル戦線では間違いなく最強です。あのグランアレグリアにハナ差まで迫ったことのある実力を持っていますからね。雨が降って時計がかかるのもこの馬にとっては非常に好材料でしょう。恐らく高速馬場は苦手ですからね。

気になるのはこの馬の不安点な接触に対する異常な反応です。メイケイエールタックルに対するトラウマなのか分かりませんが、少し接触してしまうだけでもかなりかかってしまい、脚を消耗してしまうところがあります。この特徴のせいで最後方からの直線末脚勝負しかできないのが難点です。差しが効く馬場なのかどうか当日しっかりと確認する必要がありますね。枠は接触を避けられる外枠がベストでしょう。

テルツェット 評価:B

見解

非常に魅力的な末脚を持っている馬ですね。大外から突っ込んで来る競馬しかできませんがはまれば非常に面白い1頭だと思います。前走の敗因は斤量にありますね。この馬格に56.5は重すぎました。この馬は上りがかかる馬場の方が得意なので、ペースが速くなりそうで雨が降りそうな今回の条件は非常に向いていると思います。直線が長いのもこの馬にとっては好都合でしょう。当日の馬場が外差し有利傾向にあれば評価を一気に上げる必要があると考えています。調教も今までよりかなり攻めた内容でここにかける思いを強く感じますね。走りも柔らかく状態は完璧に近いものと思います。展開や位置取りなどいろいろかみ合えば一発もありそうな1頭です。枠は外がいいですね。去年のVMは14着に大敗しましたがあれは使い詰めでお釣りがなかったことが一番の原因だったと思います。今年は巻き返してきてほしいですね。

ただコース替わり初週だとやはりある程度の位置は取っておきたいのですが、それができないのがネックですよね。また、内枠に入ってしまった場合は大きく割引しなければいけないかなと思います。

デアリングタクト 評価:C

見解

やっと復帰してきてくれましたね。無敗の3冠牝馬始動は非常に興奮します。

1年ぶりの出走なので前走内容などは割愛して調教内容と特徴だけで判断したいと思います。調教は非常に良かったと思います。2週前の調教までは正直走りが以前よりバラバラで、まだ本調子ではなさそうだなと感じていたのですが、1週前の追い切りから一変しましたね。ミスニューヨークと併せて少し遅れてしまったのですが、ミスニューヨークはガシガシ追っていたのに対し、この馬はほぼ馬なりという形でした。それでついていけているのはさすがの一言です。ミスニューヨークも決して弱くないですからね。雨で渋る馬場はこの馬にとって最高の条件です。競馬場は違いますが桜花賞の時のようにレシステンシアと競り合っているところをまた見たいですね。

ただやはり1年のブランクは相当大きいです。トウカイテイオーの記録を超えることができるでしょうか。さらにマイル自体も桜花賞以来ということで恐らく最後方からの競馬になるでしょう。ブランクがある以上そこからタフな馬場で差してくることが出来るのかというと信頼度は低いですね。それにもかかわらず人気するので、妙味を考えると切りたいところです。枠は万が一追走に苦労しなかったとしても一度外に出すために位置を下げる必要があるので、外枠の方が良いですね。復帰初戦でどこまで状態を戻してきているのか非常に楽しみです。

ディヴィーナ 評価: B

見解

速い脚も使えるし上りがかかる馬場でもしっかりと好走することができる安定感のある馬ですね。体の使い方が上手な走りをしていて、前向きさも持っており、非常に好感が持てます。実績はこのメンバーでもかなり見劣りはしますが、下位人気の馬の中では実力的に上の方だと感じています。また、調教内容で言えばメンバーの中で一番よく感じました。1週前の時計は非常に速く伸びやかな走りができていましたし、単純に実力を感じる走りだったと思います。穴馬として面白いのはこの馬なのかなと今のところ感じていますね。安定感もありますし紐として面白いと思います。

あとは単純にこのメンバー相手に通用するのか未知数というのは拭えません。あくまでの試金石なので全幅の信頼は置けないですね。また初の長距離輸送というのも減点材料です。当日のパドック、返し馬、馬体重をしっかりと見ておく必要があると感じます。枠は内の好位である程度脚を溜めたいので内枠が良いでしょう。

デゼル 評価:C

見解

前走は中団や後方から差す競馬をした馬には非常に厳しい展開でしたが、最後に3着まで追い込んできており、まだまだ実力的にやれるなと思わせてくれる内容でした。ただこの馬は高速馬場で33秒台前半くらいの上り勝負に強い馬です。ペースが速くなったり、雨が降りそうな今回のコンディションは合わないと思います。そもそもG1で馬券に来るほどの馬でもないと思うので、ここは軽視です。

ファインルージュ 評価:C

見解

前走は向かない上り勝負になってしまい、馬体も緩く折り合いも欠き斤量も背負わされているにもかかわらず2着に来ることが出来ていました。上りが34秒台の勝負になるマイル戦ではやはり実力上位です。調教では追い切りでよく動くスカイグルーヴに並びかけいくときの脚が非常に鋭かったです。結構負荷がかかっているようなので馬体も絞って状態上向きで出走できると思います。ルメール騎手が乗ると非常に成績が良いのもいいですね。現在ルメール騎手は不調ですがここで調子を取り戻してほしいです。この馬は上りがかかるレースの方が得意なので馬場が渋って、さらにレシステンシアがペースを上げて前傾ラップになるようなレースはこの馬に向くと思います。人気も落ちそうなので妙味的にも面白そうですね。

ただ最近馬群に包まれたときに慌ててしまうようなところがあります。そこでスタミナを消耗してしまっているところがありますね。そうならないように枠は外の方が良いかなと思います。内だと包まれるので割引が必要です。

マジックキャッスル 評価:C

見解

前走は後方待機で脚を溜めていましたが、前も止まらないような上り勝負になったのでいくら追っても届かずという内容でした。さすがに前が止まらない馬場状況になると厳しいところがありますね。ヴィクトリアマイルはリピーターも多く好走しているので、以前好走したこの馬も今年リピートしてくれるかもしれませんね。

ただ前走のレースに浜中騎手が、道中から進んでいかず促したが進み切れなかった、手前ばかり替えているし本調子ではないとコメントしていました。最近はこのような競馬ばかりしており、もしかすると精神的にもう走る気持ちがなくなってきている可能性があります。調教を見ていても1勝馬に煽られてしまっているくらいですし、ここも引き続きそんな感じになってしまうと思っています。このような状態になっている馬は1度馬券になるまでは買わない方が良いと思います。

ミスニューヨーク 評価:C

見解

前走は伸びる内の馬場を通ることができたのが好走の要因だったと思います。しかも直線で内伸び馬場だったにも関わらず内がぽっかりと空いたのが最大の要因でしょうね。そう考えると好走したとはいえ展開の恩恵が非常に大きかったとは思います。牝馬限定G3でもそこまで魅力的な脚は使えていないのでここは軽視しています。この馬の買い時は右回りで渋った馬場のG3だと思います。

メイショウミモザ 評価:C

見解

スプリントで勝ち上がってきた馬ではあるのですが、前走の阪神牝馬Sはマイルで折り合いを欠かずにしっかりとレースを進めることが出来ていました。ペースが速くなったことで折り合いをつけることが出来ていたのかもしれませんね。鞍上が促したところでしっかりとスイッチを入れて追い出すこともできています。ロスの無いインでずっと運ぶことが出来ていたとはいえ弱い馬の競馬ではなかったと思います。しっかりと実力で勝ち取ったと評価していいでしょう。

今回もインでうまく立ち回ることができる内枠を引くことが出来て、予想通り内伸びの馬場傾向であればある程度走ってくると思います。ペースが流れそうなことや雨で馬場が渋りそうなことも、折り合いをつけるという意味では好材料です。ここも人気薄だと思いますので仕掛けのタイミングさえはまれば3着内ならありそうです。

レイパパレ 評価:S

見解

前走の大阪杯ではスタートが良くスムーズに先行することが出来ました。外枠だったことで他馬に揉まれることがなく、いつもより折り合いをつけることに苦労しなかったことも大きかったと思います。ポタジェに差されてはしまいましたが、これはジャックドールを捕まえるために早めに仕掛けたことで、先に抜け出して標的になってしまったことが原因でしょう。悲観する内容では全くありませんでした。スローからの瞬発力勝負には弱い馬なので、レシステンシアの影響でペースが上がる、あるいは雨で馬場が渋る状況はこの馬に向くと考えています。また、普段折り合いを気にしつつレースをしなければいけませんでしたが、マイルに転向することでそこの不安はかなり軽減されます。実はマイラーでしたという可能性も全然あるかなと思っています。最近の重賞成績が凄まじい川田騎手なのも非常に良いですよね。ここはかなり期待しています。前有利の馬場傾向であれば積極的に狙っていきたいですね。

ただ不安なこととして、マイルになることで出負けして先行できない可能性があるということがあげられます。控える競馬をしたときは毎回パッとしない結果に終わっているので、メンバーレベルもそろっている今回は控える競馬になると難しいでしょうね。ただ雨の影響で他馬の出足も鈍るでしょうし、レシステンシア、ソダシ以外はそんなに出足の速い馬もいませんし、大丈夫だとは思っています。枠的にはあまり外だと先行するのに苦労しそうなので、真ん中くらいの枠が良いかなと思っています。

レシステンシア 評価:A

見解

前走はハイペースで逃げすぎましたね。スプリント重賞の経験が少ない武史騎手だったので仕方ないことではあります。むしろあの競馬をして6着まで粘っていることを考えると引き続き現役牝馬の中では能力上位の存在だなと感じています。今回もハイペースで逃げて控えた馬たちに脚を使わせつつ、じりじりと長い脚を使う競馬が出来れば十分好走できると思います。むしろスローからの瞬発力勝負にしたら絶対に馬券には来ることが出来ないでしょう。今回は逃げ先行が手薄なのでどの枠に入ってもスムーズに逃げることが出来るとは思いますが、内枠の方がベターではありますね。前走の敗走で人気が急落するようであれば面白いですね。調教内容も非常に負荷をかけたものになっており、前走ほど緩い馬体で出てくることはなさそうです。状態も前走より上向きでしょう。

ただ内が伸びない外差し馬場になるとやはり厳しいですね。そのような馬場になっても3着なら十分あり得るとは思いますが、当日の馬場傾向をしっかりと見てから検討することをお勧めします。現時点で全幅の信頼を置けるというタイプではないですね。また、最近は完全にスプリンターという感じなので、以前桜花賞を重馬場で2着来ているとはいえ、スタミナが持つのかどうかは心配です。近年のこのレースは1800以上の勝鞍があるようなスタミナを持っている馬が台頭しています。この馬はその傾向には反していますね。

ローザノワール 評価:C

見解

逃げ候補のもう1頭はこの馬ですね。さすがにレシステンシアより出足は劣りますが、レシステンシアが大外でこの馬が内枠に入ると分かりませんね。武史騎手が高松宮記念がトラウマになって控えれば逃げることもできると思います。ただそもそも実力的にこのメンバー相手には無理でしょう。前残りになっても難しいと考えています。

終わりに

以上、ヴィクトリアマイルの全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!

https://twitter.com/pease2908

明後日5月14日(土)に最終予想を公開!!

桜花賞ではLakka.が◎スターズオンアース→○ウォーターナビレラで124,800円の払い戻しを獲得!

皐月賞ではpeaseが◎ジオグリフ→○イクイノックス→▲ドウデュースで、公開しました買い目も全て的中!

天皇賞(春)ではpeaseが馬連を的中、予想は全員的中しております!

今週も期待の最終予想にご注目ください!

タイトルとURLをコピーしました