6月2日(日)に東京競馬場で行われますG1・安田記念の最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。
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pease
本命単勝回収率29% 複勝回収率70% 馬券回収率39%
2/17〜6/1現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎10ソウルラッシュ
○13ステラヴェローチェ
▲18ダノンスコーピオン
△7ロマンチックウォリアー
△4ジオグリフ
重馬場か重に近い稍重と想定しています。
今年の安田記念は雨の影響で馬場が渋り、例年のような超高速決着にはならないでしょう。ということは、本来は安田記念で活躍が期待できないような馬であってもここで勝つ可能性が十分に出てくるということを意識すべきでしょう。また、外枠が例年よりも有利になってくるであろうことも頭に入れておくべきだと思います。
というわけで本命は例年の安田記念であればまず好走は不可能なタイプであるソウルラッシュです。この馬は安定した競馬が出来る優等生タイプなのですが、いかんせん安田記念で通用するような速い上りを使うことが出来ませんし、使える脚もそこまで長くないです。ただこの短所が今回の雨で打ち消すことが出来ると思います。また、どんな状況でもまじめに安定して競馬をしてくれるのも、雨を嫌がって他馬が全力を出し切れない可能性が高い今回のようなシチュエーションではかなりのプラス材料になるでしょう。また、枠も揉まれにくい良い枠に入ることが出来ていますし、好走の下地は整ったと見ていいと思います。
対抗は渋った馬場にめっぽう強いステラヴェローチェです。本来の適距離よりは少し短いとは思いますが、雨の影響で他馬の進みが遅くなると思うので追走力という面ではそこでカバーが出来ると思います。渋った馬場になった時の推進力はかなりのものです。期待できるでしょう。また、長期の休みを挟んだりしていたことで忘れられがちですが、皐月賞やダービーといったG1で何度も好走している強い馬です。前走の大阪杯では負けたものの全盛期の力を取り戻し始めている姿を見せてくれています。ここで勝つ可能性はソウルラッシュと同じくらいあると思ってはいますが、対抗にした理由は典さんが2週連続G1制覇はないだろうと思ってのことです。
3番手には福永厩舎に転厩したことで前走見違えるような競馬をしてくれたダノンスコーピオンです。まずこの枠が良いですね。NHKマイルを勝った時の枠でもありますし、雨で内がかなり傷んでいるであろう今回は馬場の良いところを走れると思います。また、例年の安田記念を考えると切れ味不足なのですが、馬場が渋ることによってそのマイナス面も無くなります。後は重馬場適性がどうかという点ですね。そこが未知数ではあります。
4番手には香港のスーパースターであるロマンチックウォリアーです。間違いなくこのメンバーの中では頭抜けていると思うのですが、私は渋った馬場があまり得意ではないのではと考えています。香港は洋芝なので日本よりもパワーが必要ではあるのですが、とはいえ渋った馬場に適性があるのかというとそうではないと思います。ヴォイッジバブル陣営も雨は降らない方が良いというように、私のイメージは上りのかかる良馬場、もしくは稍重馬場が得意なイメージが香港馬にはあります。ただ実力だけで2,3着には普通に来そうな気がしているので、印を外すことはできませんでした。
5番手は渋った馬場が得意なジオグリフです。ずっと追っかけてきたので分かるのですが、状態面が3歳春の時と同じくらい良いと感じました。少なくとも大阪杯の時よりは明らかに良くなっていると思います。外枠に入ってくれれば本命にしていたのですが、さすがに馬場が荒れている内を通るのは非常に嫌ですし、果たして鞍上の北村騎手がスムーズに外に出せるのかというのも疑問です。また、ドレフォン産駒の傾向的に、3歳春までがピークの可能性は十分あります。ただ、妙味を考えて紐に入れる価値はあると考えています。
Lakka.
本命単勝回収率84% 複勝回収率151% 馬券回収率97%
◎11ウインカーネリアン
○15ヴォイッジバブル
▲10ソウルラッシュ
△2ガイアフォース
△7ロマンチックウォリアー
予想以前に気象予報士にならなければいけないレースは本当に大変。
土曜夜時点では深夜から雨が降り始め、日曜朝は稍重スタート。昼過ぎから一気に雨量が増えてメイン前には重馬場になるという想定。そんな中本命はウインカーネリアンとしました。雨が降って良いタイプではないと思いますが、前走重馬場の高松宮記念でも最後までしっかり脚を使えているように、特段苦にするタイプではない。パンパンの良馬場だと他馬とはスピードの差で劣ってしまうが、渋ればその分が埋められると思う。
そんな前走でも本命にしましたが、1、2着の馬とは道中と直線で通った場所の差が大きかったですし、そんな中4着に粘ったところからも改めて衰えがないことを示してくれた。昨年は海外帰りだったことを思えば今年の方がローテとしても魅力に感じる。展開的にはテンの速いドーブネが行くと思うので、その番手を取りたい。外から来るヴォイッジバブルもかなりテンの速い馬なのであまり被されて位置を下げて欲しくはない。馬場も渋ってペースも落ち着けば後ろが来る前にドーブネを捕らえて粘り込んで欲しい。
対抗にしたヴォイッジバブルは先に述べたようにテンの速い馬なので積極的に前にいくでしょう。ウインカーネリアンを見るポジションで運んで連れて伸びてきてほしい。マイルの実績的にはこの中でトップと言って差し支えないし、万全の出来ならあっさりもある。ただやはり初の左回りや東京競馬場での調整になるので、本来の力を出し切れるかにかかっている。それと、速い時計に適性があるため陣営は良馬場でやりたいとコメント。多少はタフな馬場になってもやれると思うが、どこまでパフォーマンスが落ちるかは未知の部分になる。
対抗のソウルラッシュに関しては昨年本命にして、大惨敗を食らったのですがその際に「G1では力が足りない」と評価をしたので本来は買いたくないのですが、重馬場となれば相対的にパフォーマンスが上がるため天気予報を見る限りでは買わざるを得ない。なんといってもモレイラ騎手で、馬場が渋れば3着には突っ込んできそうなイメージ。
そのほかガイアフォースはフェブラリーSでは地力が違うなと思いましたし、ここでも堅実に走ってきそう。もう少し外目の枠なら対抗でもよかったですが、前もそこまで速くならない中で2番枠だと内で揉まれることになりそう。長岡騎手にとっては試練となる。ロマンチックウォリアーはやはり2000mで見たい。能力はずば抜けている分それだけでどこまで走れるかだが、1番人気でまでわざわざ買う理由はない。
印を回さなかった馬ではセリフォス、レッドモンレーヴは馬場が良ければ買いたいので、天気予報が変われば買い目に入れたい。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率0% 複勝回収率118% 馬券回収率11%
◎2ガイアフォース
○10ソウルラッシュ
▲17セリファス
△5ナミュール
△9パラレルヴィジョン
この時期は馬の予想に加えて、天気を予報しなければならないのが大変ですね。果たして本番の天気は如何なるものか。
明日は雨予報になってはいますが、基本的には良馬場から稍重の間ぐらいなんじゃないかという予想です。昼頃から多少ぱらつく程度なんじゃないかと思っています。土曜時点でも稍重から良に回復しており、すっかり乾いていますので、内外そこまで差がないように思います。
正直本命のつけどころをめっちゃ迷いました。日曜の天気が不安定で馬場が予想困難なのでどうしようか悩みに悩んだ末の結果です。
本命はガイアフォースです。去年の安田記念はマイル2戦目ながらも4着と善戦していますし、持ち時計もかなり優秀です。去年この馬に先着したのはソングライン、シュネルマイスター、セリフォスで、内2頭はすでに引退しています。マイルでは8、9番手ぐらいからのレースをしていますが、先行もできるので内枠は歓迎だと思います。問題は状態面と騎手のみですが、状態面は5月の頭から安田記念を目標に入念に乗り込まれてきたので、大丈夫だと見ています。長岡騎手はいまだにG1勝利がありません。そこまで人気のない馬に乗ることが多いのですが、ある程度人気のある馬は馬券内に持ってきている印象があるので何とかここでいいレースを見せて欲しい。
対抗はソウルラッシュです。前哨戦もセリフォス相手に完勝。まぁ稍重というのも影響はありそうですが、やはりマイラーとしてはここでも実力上位。東京より阪神の方があっていそうですがいい枠に入りましたし、ここは好勝負が期待できそう。
3番手はセリフォスです。前哨戦は稍重でソウルラッシュに勝ちを譲りましたが、東京ではこちらに利がありそう。ただ、ここ数戦はある程度前につけて位置を取った戦い方をしている分この枠はあまりいいとは言えないのではないかと思います。一昨年のマイルCSのような追い込みでは前を捕らえられない可能性もありそうなので3番手としました。
4番手はナミュールです。前走本命にしましたが、スタートで出遅れ。悪い癖が再発してしまいました。前走時において仕上がってなかったわけではないです。馬体面の成長はかなりのもので前走からもしっかり体を戻してきてはいます。ただ、やはり精神面が問題かなと。間隔が短い中で、去年も安田記念は大敗しています。馬券的には前走の負けで今回買った方がいいのではとも思いますが、個人的には今回もスタートで出遅れるような気がしています。ただ、この馬もセリフォス同様に後ろからでも届く鋭い脚を持っています。極め付けは去年のマイルCSです。あの時のようなレースができれば当然勝ち負けです。
最後はパラレルヴィジョンです。正直G1で通用するのか疑問ですが、そこはルメール騎手の導きでなんとかしてもらいたい。東京の芝でも2勝していますし、1600mでは未だに負けなし。前走稍重でも勝ち切っているので一応印をつけました。
天候と馬場次第では、ステラヴェローチェやヴォイッジバブルなんかも面白いと思います。
そしてロマンチックウォリアーなんですが、マイル自体は短すぎるのと、良から稍重だと流石に厳しいと判断しました。稍重以上になってくると追走自体も楽になり、案外あっさり勝利なんてのもありそうで怖いですが、宝塚記念が本命でしょう。あと、輸送で馬体重が大幅に落ちていたのも気になります。
馬券的には3連複を買おうかなと考えてます。ガイアフォースから流すか、ガイアフォースとソウルラッシュで流すかは明日決めようかなと。
終わりに
以上、推馬による安田記念の最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。