5月12日(日)に東京競馬場で行われますG1・ヴィクトリアマイルの最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。
pease
本命単勝回収率41% 複勝回収率64% 馬券回収率75%
2/17〜5/11現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎6マスクトディーヴァ
○10ナミュール
▲2フィアスプライド
△8サウンドビバーチェ
△5ウンブライル
上位人気と下位人気の力差が空いている以上、そこまで荒れないとふんでいます。
まず展開予想から。今回の逃げ候補はコンクシェルかフィールシンパシーで恐らくコンクシェルが逃げるでしょう。ただ両馬ともに逃げないとどうにもというタイプではないのでペースはスローに。展開としてはスローからの直線上り勝負になる可能性が高いと思います。先行馬が有利ではありますが、抜けた上りの脚を持っていれば京王杯SCのレッドモンレーヴのように抜け出すことも可能と見ています。
そこで本命はマスクトディーヴァにしました。この馬の持ち味は圧倒的な末脚にあります。東京マイルはもってこいでしょう。また、スタートに不安のあるタイプですが、前走モレイラ騎手が乗った際は嘘のような好スタートを見せたので、今回もモレイラ騎手がうまくスタートを決めてくれると信じています。とはいえ牝馬限定戦であれば後ろからになったとしてもこの馬の脚で突き抜けてくれると思います。この馬がG1を獲れるとしたらここしかないので、ここに向けた調整やレース選択をしているのも好感が持てますね。また、モレイラ騎手はG1をあと1勝しないと来年日本に来れません。今回を含めてあと3レースで、日本ダービーにはダノンエアズロック、安田記念にはソウルラッシュに騎乗と報道されています。ダービーはメンバーが強いですし、安田記念もソウルラッシュにとってあまり結果が出ていない左回りで尚且つ香港からロマンティックウォリアーやヴォイッチバブルが来ます。最も勝つ可能性が高いのは間違いなくここでしょう。そういった意味でも本気度がかなり高いと思うので、期待しています。
対抗は実績面で抜けているナミュールです。海外明けというのがかなり気にはなりますが、体が強くなった今のナミュールならある程度のパフォーマンスは繰り出せると思いますし、メンバー的にもある程度のパフォーマンスで十分事足りると思います。ただマスクトディーヴァほどの馬が万全の状態で出てきている以上、勝つのは難しいかなと思い、対抗としました。次走の安田記念に向けて良い走りが出来ればということだと思っています。
3番手はフィアスプライドです。毎回位置取りの割には大崩れしにくい馬なので、馬券内に来る可能性は十分にあると考えています。末脚の破壊力もかなりのものを持っていますので、東京の長い直線はうまく脚さえ溜まればプラスに向くでしょう。
今回のVMは上位人気勢とそれ以外の差がかなり空いていると思うのでそこまで荒れないと思っています。3着で変なのが来る可能性はあると思うので、3連単チャレンジはそこを狙っていきます。
Lakka.
本命単勝回収率120% 複勝回収率197% 馬券回収率120%
◎6マスクトディーヴァ
○4コンクシェル
▲3スタニングローズ
△2フィアスプライド
△10ナミュール
岩田望来のG1初制覇はここだと思ってたんです…
なんだかここ最近のG1はずっと2強対決な気がするんですが、今回はナミュールとマスクトディーヴァ。先に印的には下位評価にしたナミュールから。1年前も言いましたが、東京のマイルでは1番強いはずで、秋に富士Sを好時計で勝って次走でG1馬に。暮れに香港でも日本馬最先着と、メキメキと力をつけている。過去に倒しているソウルラッシュやセリフォスといった一流マイラーがいない牝馬限定なら負けるはずがないと考えたくなるんですが、今回もその力が引き出せるかが問題。まずは臨戦過程で、ドバイ明け初戦で10日競馬という急ピッチの仕上げ。もう一つはモレイラで覚醒し、香港とドバイはビュイックとクリスチャン。マイルCSの藤岡康太騎手もどちらかと言えば激しく追うタイプで、今回の武豊騎手と手が合うのかが疑問。これも1年前に言いましたが、ヴィクトリアマイルよりも安田記念で狙いたいタイプ。
マスクトディーヴァは今年の初戦を東京新聞杯から使うという明確にヴィクトリアマイルを狙った臨戦過程。その東京新聞杯は致命的な出遅れに、とにかく内有利だった中で不利な外を伸びた分で全く度外視していい。正直なところ、昨年の秋から岩田望来騎手のG1初制覇はこのコンビでのヴィクトリアマイルだと確信していたので、やや残念な気持ちではあるものの、馬券内にくる可能性ということではより信頼できるので本命に。
ヴィクトリアマイルはスローになりやすい舞台だと思っているので、あまりの後方一気は刺さらない印象。その分マスクトディーヴァはポジションを取りに行きそうですし、相手にはさらに前にいる馬を狙いたい。
ということで対抗のコンクシェルは良い時期は本当に強い走りをする馬で、ローズS前は秋華賞でもとかなり期待をしていました。ただそれ以降崩れてしまい、初音Sの日に「今日の馬場で前に行ってダメだったらもう厳しいな…」と思いながら見ていたら2番手から圧勝。さらに連勝して重賞を勝つまでになるとは驚きましたが、それだけ充実している証。テンが早くないので逃げられるかは怪しいですが、左回りのマイルが一番合う舞台だと思っているので、いつもの如くしぶといレースができれば粘ってくれるはず。先に述べた岩田望来騎手の無念による私情が全くないといえば嘘にはなりますが、今年のメンバーなら能力は引けを取らないはず。
そしてもう1頭スタニングローズ。かつては人気薄のオークスで推奨したほど能力は個人的に買っている馬。秋華賞以降が思うような着順を得ていませんが、一度も万全の走りをしていない印象がありますし、今回は休み明けを叩いてしっかり上積みを感じられる調整過程。枠もベストなところを引きましたし、スタートのリズムのまま前の内ラチ沿いで運べれば馬場と展開も向いてくるはず。
フィアスプライドは中山1600専用タイプな気がしているので強くは推奨できないが、上がりが要求されても大丈夫ですし、この枠なら中団の内で脚を溜めれば直線で前が空いたところを伸びてこられるイメージは湧く。そのほかウンブライルも買いたいのですが、ブリンカー云々の話から、今は川田騎手による教育期間なのかなと感じるのでここでは切りたい。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率0% 複勝回収率153% 馬券回収率19%
◎10ナミュール
○5ウンブライル
▲6マスクトディーヴァ
△13モリアーナ
△4コンクシェル
ナミュールの相手探しレースだと思います。今のナミュールに勝てる馬は国内ではそうそういないでしょう!
本命はもちろんナミュールです。昨年の秋から体質面や精神面が非常に安定しています。香港マイル、ドバイターフと海外連戦していますが、馬体重も落ちていないことを見れば成長したなと改めて思わされます。加えて、香港マイルは3着、ドバイターフでも僅差の2着と海外でも安定した戦績を収めています。海外帰りで在厩日数も少ないですが、左回りワンターンの東京でベストな条件なので余裕残しでもこの馬が勝ちます。去年のソングラインのように連戦連勝を期待したい。
対抗はウンブライルにしました。マスクトディーヴァと迷いましたが、東京マイルになって条件が好転するのはこの馬なのかなと。前走はマスクトディーヴァは阪神で3勝と阪神競馬場で相性がいいものの、東京競馬場では東京新聞杯6着といい結果を出せていません。まぁ1回なのでなんとも言えませんが。ウンブライルも東京新聞杯で9着になってはいますが、復帰戦ということもありここは無事にゴールできたら合格点。2戦目でいきなり2着にこれているのはやはりマイラーの素質があるからでしょう。
マスクトディーヴァは最高の枠に入れたと思います。阪神牝馬Sを勝ったように先行からの抜け出しをはかると思いますが、そうそううまく行くようには思えません。去年のスターズオンアースを思い出させますが、この馬はマイラーではないので、やはりマイラーの馬には少なからず劣ってしまうと思います。
モリアーナに関しては末脚に期待したいです。鞍上が鞍上なのでポツンもありそう。土曜日のレッドモンレーヴが後ろからでもハナ差の2着に慣れているので後ろからの末脚にかけると思います。間違いなく条件的には合っているのでここは好走してくれるでしょう。
最後にコンクシェルです。東京向きの馬で正直G1で馬券内に入るには色々好転的な偶然が重ならないと厳しいとは思いますが、是非積極的に乗ってほしいと思います。
正直去年までに比べたらメンバーレベルは格段に落ちています。ソダシやソングライン、スターズオンアースがいた去年に比べたらそれはそうだろって感じではありますが。その中でも去年敗れたナミュールがG1馬として帰ってリベンジしに来ているのでそこには逆らえない。
馬券にも触れておくと、ナミュール頭はもう確定です。そこまで荒れないとは思いますが、多少紐荒れを期待して3着に人気薄の馬も買い足したいと思います。いつも穴馬を探すんですが、上位と下位が離れすぎててどうしても自分のいいように考えてしまってる気がしますが。なんとか的中できるよう頑張ります。
終わりに
以上、推馬によるヴィクトリアマイルの最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。