【フローラステークス2022】 全頭診断

4/24に東京競馬場で行われるフローラSの全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当して頂いております。

前回の皐月賞の全頭診断では、1着ジオグリフをA評価、2着イクイノックスをS評価、3着ドウデュースをA評価と、A→S→Aで決着!

過去の全頭診断を確認して頂ければわかりますが、毎週かなり高い精度の全頭診断となっておりますので今週も予想の参考に是非ご覧ください!

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

pease
pease

オークストライアルの重要なレースですね。今年の3歳牝馬は混戦状態なので、ここからオークス好走馬が出る可能性は十分あると考えています。東京開幕週ということで速い上りを使える馬、あるいは前でレースが出来つつ高速決着に対応できそうな馬を狙っていきたいところです。そのようなことを踏まえて全頭診断をやっていきたいと思います。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 ルージュエヴァイユ 評価:B

見解

スタートはあまり良くなく、徐々にギアをあげて長く良い脚を使うタイプの馬なので直線が長く、揉まれにくい広いコースである東京競馬場は非常に向くと感じています。末脚も上位のものを持っており、前走も並みの馬なら届かない位置から抜き去っていきました。積んでいるエンジンが違ったという印象です。新馬戦でも同様の脚が使えていますし、折り合いに難があるタイプでもないので、距離延長も問題ないでしょう。ジャスタウェイ産駒ということで若いうちから完成度が高い傾向もあります。

問題は位置取りがどうしても後方になってしまう点ですね。せめて中団くらいにはつけてほしいのですが、後方からだと届かない可能性があります。そもそも前走前々走とメンバーレベルが低いレースで連勝しているだけという可能性は捨てきれません。それで人気になってしまうようならリスクが少し高いかなという印象を持っています。

2枠2番 エリカヴィータ 評価:B

見解

前走はスタートがうまくいかず後方からの競馬になりました。4角では内の馬にぶつけられて寄れてしまい、存分に力が出せませんでしたね。中山多頭数で後方からの競馬はどちらにせよ厳しかったと思いますが、スムーズならもう少しやれていたと感じる内容でした。新馬戦では直線途中まで前が空かず、追い出しが少し遅れてしまいましたが、それでも鞭をいれてからの伸び脚は光るものがあり、前残りの展開を差し切ったのは評価に値すると思います。状態も非常に良さそうで、追い切りでの動きは見応えがありました。フェアリーSの惨敗で人気が落ちるようなら妙味的にも面白いかもしれませんね。

ただその新馬戦の内容も突き抜けるような強さは感じませんでしたね。ルージュスティリアには劣っている印象です。またマイラー体型な感じがあるので2000は少し長いかなと感じています。内枠に入れたのでロスを省きつつレースを進めたいところです。

2枠3番 パーソナルハイ 評価:C

見解

前走の桜花賞では前有利の傾向をうまく利用して6着にまで粘り込むことが出来ました。この馬は先行してじりじりと粘ることが出来るのが魅力です。人気を被りすぎないようであればマークが薄くなり、先行粘り込みをできる余地はあるでしょう。勝ち上がった未勝利戦は中京、スターズオンアースに先着した赤松賞は東京と、左回りの方が得意なタイプです。脚質も含めてこの舞台は非常に合うでしょう。

ただ、スタートがあまり上手ではないというのは不安材料ですね。今回のコースはスタートから最初のコーナーまで距離がないため、スタートによって位置取りが決まってしまう節があります。控えて持ち味がでるタイプではないので、引き続きスタートが出なかった場合は望みなしでしょうね。形態上逃げ馬には少し厳しいコースです。今回は明確な逃げ馬が不在なので押し出されて逃げの形になってしまうと厳しいかなと思います。

3枠4番 ストキャスティーク 評価:C

見解

後方から上り上位の脚で突っ込んで来るという競馬をずっとしてきている馬です。長く良い脚を使えるので東京競馬場のように直線の長いコースの方が向いているでしょう。また、2000を多く使ってきており、この距離に適性があると感じています。

上位の上りを使ってきているのですが、高速決着になったときに対応できるかどうかが疑問です。実際3走前の東京2000未勝利戦では、34.0前半の脚を使う馬が多い中、パッとしない末脚に感じてしまいました。今回はおそらく33秒台の決着になると思うので、対応できるとは現時点で思っていません。調教で揉まれ弱いところを出しており、内枠に入ったのでなおさら厳しいと思います。

3枠5番 エバーハンティング 評価:C

見解

前走はスタート失敗からの控える競馬をしましたね。新馬戦では逃げて結果を出したのですが陣営の指示でもあったのでしょうか。道中もどんどん後ろに位置が下がってしまっており、4角で外々を押して出てきましたが、脚を消耗した影響で進んでいきませんでした。今回新馬の時のように逃げる競馬、もしくは番手に付ける競馬をすることができれば、開幕の馬場が味方する可能性はありますね。

ただ正直実力的にこのメンバー相手にもどうなのかというラインではあります。新馬戦も3着馬を大きく離しているとはいえ斤量51キロでしたからね。また、中山競馬場であれだけ2番手集団と距離が空けばそりゃ勝てるわという内容でした。重賞で好走するレベルにはないと感じています。

4枠6番 マイシンフォニー 評価:A

見解

前走はフィリーズレビューを使ったのですが、初の1400に戸惑って位置を悪くしてしまいました。この馬の持ち味は先行からの持続力なのでこれはダメだと思っていたのですが、4着まで突っ込んできましたね。負けて強しという内容でした。今回距離延長することでペースに乗りやすくなり、もともとの先行する競馬ができると思いますので、そうなると開幕週の恩恵も相まって、勝ち負けは十分可能だと感じています。

懸念点はやはり2000というところですね。スタミナ的に持つのか不安ではあります。距離ロスが生まれてしまう外枠を引いてしまった場合は評価を下げたかったが、内枠に入ったため評価を上げた。

4枠7番 ゴールデンアワー 評価:C

見解

前走の未勝利戦では後方2番手からスタートして、向こう正面で番手までまくり、そのまま先行粘り勝ちという大味な競馬をしていました。非常にスタミナを感じる内容でしたね。最後は圧倒的前残り馬場が味方して後続を突き放しての勝利となりました。

ただこの好走は圧倒的前残り馬場の恩恵を受けただけでしょう。また、前走あれほど大味な競馬をすれば相当な疲れが残ります。間隔も詰まっているので万全の状態にすることはできないと思います。そもそも未勝利を勝ち切るのに5戦を要するような馬です。このメンバー相手にも実力的に劣っていると思います。

5枠8番 キタサンシュガー 評価:A

見解

後方で脚を溜めて直線で爆発させるような競馬をする馬です。前走は前有利な馬場状況で最後方からの競馬になってしまい敗退してしまいました。これは度外視でいいと感じています。ただ新馬戦では前残り展開だったにもかかわらず、最後に外から差し切っていました。この競馬は強かったと思います。上りタイムも1頭だけ違いましたからね。また、キタサンブラック産駒は左回りが非常に得意です。調教の内容も非常に良く感じましたし、ここは力を出してくると思います。人気的にも妙味があるので非常に面白いと思っています。

とはいえ開幕週の東京競馬場で後方からの競馬が確定しているというのは少し懸念ではありますね。果たして末脚を発揮したとしても差し切れるかどうかは不安なところではあります。また、前走後にスタートとテンションが課題というコメントが出ていました。調教でスタート練習はみっちりやったということですので大丈夫かもしれませんが、折り合いは少し心配です。何とか脚を溜めて力を出してほしいです。

5枠9番 ラスール 評価:B

見解

ルメール騎手がグランアレグリアの再来とまで評価した馬です。新馬戦や前走の1勝クラスを見ていてもこのクラスの馬とはしっかりと格の違いを見せていた印象です。新馬戦では鞭を使わずにそのまま伸びて圧勝という内容で非常に素質を感じています。シンザン記念では出遅れた挙句、内枠だった影響で包まれてしまい、そのまま詰まってしまいました。この負けは度外視でいいでしょう。新馬や1勝クラスではスタートを出て先行競馬が出来ていますし、高速決着の方が向いていると感じますので、開幕週の東京は相性がいいと思います。キタサンブラック産駒は左回りの方が得意なのも面白いです。

ただ、シンザン記念や前走でも見せていましたが折り合いの難しさを感じる馬ではあります。シンザン記念では道中前の馬に突進してしまうくらいずっとハミを噛みっぱなしでした。この折り合いだとさすがに2000は長すぎると思います。特に今回はスローペース必至なのでこの馬が耐えられるとは思えません。また、前走の仕上げよりも見劣る印象がありますので、状態面、折り合い面を考えるとこの人気では買うにはリスクが高すぎると感じます。

6枠10番 ホウオウバニラ 評価:C

見解

スタートはあまり速くありませんがそこからの二の足が速いため、好位を取ることが出来ますね。前走はスタートしてすぐに行きたがる素振りを見せましたが、ジョッキーが手綱を引くとしっかりと抑えることが出来ていました。そこから番手で競馬したのですが、最後は1,2着馬に差をつけられてしまいました。ただ勝馬のピースオブエイトは毎日杯勝利、2着のジュンブロッサムはアーリントンカップ4着と強い牡馬相手だったのでしょうがないとは思います。今回は牝馬限定戦なのでもう少しやれるとは思います。また、前走は約5か月の休み明けでもありました。一回叩いての今回は上積みが期待できます。穴で面白いでしょう。

ただやはりスタートが上手ではないところが気になります。外枠に入ってしまうとそのまま控えざるを得ない可能性が出てきますね。鞍上も中央重賞では頼りないのも事実です。買えても3着という気がしています。また、調教の攻め量が少ないのも懸念ですね。状態が万全ではないのかなと感じてしまいました。

6枠11番 トゥーサン 評価:C

見解

先行から粘り込む競馬をしています。新馬の内容が直線でしっかりと追い切ることなく完勝しており、案外素質があるのかなと感じてはいました。ただここ2走は負けすぎですね。新馬ももしかしたら重馬場がこの馬にとって向いたのかもしれません。ここ最近はパッとしない競馬が続いているので、巻き返してくる可能性は低いかなと感じています。

7枠12番 モチベーション 評価:C

見解

中団前目から競馬を進めるタイプの馬です。札幌で好走しているように馬場の重い時計のかかるレースが合っている印象です。雨が降れば前進してくるでしょう。ただそもそも重賞レベルではないと感じています。ここ2戦は明らかに実力負けという感じですからね。また、高速馬場になりそうな今回はさすがに舞台が合わないと感じます。巻き返しは難しいでしょう。

7枠13番 ルージュスティリア 評価:S

見解

前走の敗因はスタートの大出遅れが全てだと思いますので度外視でいいと感じています。むしろあの大出遅れがありながら最後に唯一の33秒台の上りで勝馬との差を0.6まで詰めてきたというところを評価すべきでしょう。出遅れず新馬戦の時のように中団から競馬をすることが出来れば、自慢の末脚で差し切れると思っています。また、牝馬が非常に得意な福永騎手に戻るのも好材料でしょう。新馬戦では桜花賞馬スターズオンアースに勝ち切っているように、実績的には十分なものを持っています。2000も全く問題ないでしょうし、直線の長い東京になるのも好材料です。一度使ったことでの上積みにも期待できますので、ここは非常に面白いと思っています。

一番気がかりなのはやはりスタートですよね。さすがに最後方からの競馬になってしまうと前を捕まえきれない可能性が出てきてしまうので、何とかスタート成功してほしいです。

8枠14番 シンシアウィッシュ 評価:C

見解

この馬の戦績を見るとわかるのですが、好走しているときはすべて稍重の時です。要は馬場が渋っているか、荒れて時計がかかるときに好走してくる馬だと思います。アルテミスSやエルフィンSでもまあまあな走りはしており、崩れにくいタイプではあるでしょう。

ただ開幕週の時計が出る馬場は絶対に合わないでしょうね。左回りもあまり得意ではないと思います。そもそもキズナ産駒は左回り苦手ですからね。調教も時計が平凡ですし、走り自体もあまり見栄えはしませんでした。戦績的に穴人気してしまう可能性があるので、それなら切った方が良いと思います

8枠15番 ヴァンルーラー 評価:B

見解

前走は逃げる馬がいなかったので思い切ってハナを取る競馬をしました。単騎で離して逃げる形になり非常に楽な競馬ができていましたね。他のレースでも安定して先行する競馬が出来ており、開幕週の東京の舞台は非常に合うと感じています。前走のように逃げる競馬ではなく、前に馬を置いて走る方がコースの特性的にもより良いと思いますね。未勝利戦や新馬戦では33秒台の脚も使えており、高速馬場の方が合っているタイプです。

ただ、大外を引いてしまいました。このコースはスタートからコーナーまでが短いので、外枠先行馬は非常に不利になります。あとはこのコースは逃げ馬が少し苦戦してますので、押し出されて逃げの態勢になってしまうと嫌ですので評価を下げました。

終わりに

以上、フローラSの全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!

https://twitter.com/pease2908

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今週、4月23日,24日に行われるレースから注目のレース注目馬を紹介しています!

今週はマイラーズC他2レースを紹介しています!

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明日4月23日に最終予想を公開!!

先週の皐月賞ではpeaseが◎ジオグリフ→○イクイノックス→▲ドウデュースで完璧的中!公開しました買い目も全て的中と、桜花賞に引き続き2週連続で的中となりました!

今週も期待の最終予想にご注目ください!

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