【フローラステークス2022】最終予想

本命は13ルージュスティリアです。コメントでは突き抜けた馬はいないと評価しましたが、この馬だけはこのメンバーだと頭一つ抜けていると感じています。前走はスタートで大きく出遅れてしまいましたが、最後の直線でメンバー唯一の３３秒台の上がりを使って勝ち馬との差を詰めていました。この末脚はこの世代の牝馬の中でも抜けたものだと感じています。もともとは日本ダービーを目指していたくらいの素質がある馬です。ここはスタートさえ出れば突き抜けてくれると思います。

また、鞍上が福永騎手に代わるのも非常に好材料です。スタートも上手で、牝馬の扱いにも長けています。外枠に入って他馬に邪魔されずにレースができる点も好材料でしょう。非常に期待しています。

対抗は6マイシンフォニーです。前走適正ではないフィリーズレビューを走って、追走に苦労して後方からの競馬になってしまいました。ただそんな中でも４着と善戦していることは非常に好感です。戦績を見ても非常に安定していますし、軸としても向いていると感じています。スムーズに先行できそうな枠に入ることもできましたし、開幕週の恩恵を活かすことができれば勝ち負けは十分可能だと考えています。

３番手は8キタサンシュガーです。前走は前有利の展開を後方からの競馬になってしまったので、しょうがないと見ていいでしょう。新馬戦では前有利な展開の中１頭だけエンジンが違うという感じの末脚で突き抜けてきました。この末脚は高く評価しています。追い切りもこのメンバーの中でもっともよく見え、前走と違う姿を見せてくれると思います。

また、東京競馬場代わりも好材料です。キタサンブラック産駒は左回りにめっぽう強いですからね。決め味決着になるとこの馬の末脚を活かせると思いますが、開幕週の前有利傾向のなか後方から差せるのかは少し不安です。ペースが遅くなるとは思うので中団くらいにつけてほしいところです。

15ヴァンルーラーはもともと対抗評価ではありましたが、外枠に入ってしまったことで評価を下げざるを得なくなりました。やはりこのコースでは外枠からの先行策は中々厳しいものがあります。ただ去年のクールキャットも外枠から先行して勝っていますし、まったく可能性がないとは思いません。速い上がりを使った経験もあり、高速馬場の府中は非常に向いていると感じています。

2エリカヴィータは距離的に長いなと思っていたのですが、内枠に入ることができたので距離ロスを省くことでカバーできると思います。後は外に出して抜けてくればというとこだと思います。一発にかける競馬をしてくれれば好走もあると思います。

この馬はスタートが非常に上手で好意で競馬をすることができるセンスの高い馬。キャリア2戦だが新馬戦はアーティットを1馬身離して勝ち、アルメリア賞は3着も、勝った馬は毎日杯を勝ったピースオブエイト、2着ジュンブロッサムはアーリントンC4着と力のある牡馬と戦えており、この馬のキャリアは評価できる。前走が4ヶ月の休み明けでしたので叩き2戦目となる今回は上積みも見込める。

課題は初輸送と左回りだが、デビューから2戦続けて1800を使いフローラSに出してきているところから、陣営が長い距離に適性があると見ていることがわかる、オークスを狙って作られている以上このコースでは好走して欲しい。追い切りも非常に良く、鞍上の横山和生騎手には来週に向けて弾みをつける意味でもここは頑張ってもらいたい。

土曜の馬場は逃げ残った馬もいたほど見事な開幕週の府中となっております。その為評価を上げました。前走桜花賞は直線で勢いがついたタイミングで内の馬に寄られてしまいリズムを崩される形となってしまいました。しかしそれでも勝ち馬と0.2差の6着ですので勝負根性は凄くあるなと思いました。そんなタフなレースから中1週ということで不安視されておりますが、この厩舎だけは連闘だろうが出してきた時は走れるということなので気にしておりません。良いパフォーマンスを見せた赤松賞のようなレースを得意の左回りで見せて欲しい。

新馬戦から2戦続けて中山を使ってきておりますが、2戦ともゴール板まで伸びてきているように直線の長い広いコースならもっと合いそうな気がしているのでこのフローラS、そしてオークスも向くタイプだと思います。陣営もそのようなコメントをしており、今回のコース変わりに大きな期待をしているようで好感を持てます。まさに父ジャスタウェイの覚醒後のように伸び続けて引きちぎるようなレースを東京コースならできる気がしております。

ただ開幕週の東京らしい馬場傾向ですので、前が止まらない中届くかどうかが疑問ですので3番手まで。もし1着になるようならインパクトのある走りになると思いますので一気にオークスでも主役候補になるのではないでしょうか。

この馬もキャリア2戦になりますが、新馬戦は桜花賞馬のスターズオンアースに勝っており、そこから約半年開けての前走チューリップ賞でしたが能力という面でかなり話題になっていたのを覚えています。さすがに久々すぎてダメだろうと馬券からは切っていたのですが、まさかの大出遅れ。しかし最速の上がりを使い6着まで来たのは能力はあるんだなと思わせてくれました。鞍上もこの馬の能力をかなり評価しており、戦ってきた相手は今回のメンバー内では一番だろう、順当に走れば馬券内は外さないか。

最後に穴馬ですが、ゴールドシップ産駒ということで産駒の成績もよく、雨が降る可能性もあるということで印を回しました。デビュー戦から一貫して2000m以上を使っており、それぞれ負けた馬がホウオウプレミア、キャルレイ、コリエンテスと皆実力馬。勝ち上がった未勝利戦は牡馬相手なので実績という面では評価してもいいのではないかと思った。枠順も良いところに入りましたしこの人気なら買わない理由はありません。

この中でも能力はトップクラス、距離が伸びても問題はない。前走はゲート内で立ち上がってしまい、スタートでかなりの遅れを取ってしまったが、新馬戦ではすんなりゲートを出ており心配はない。自慢の末脚で1着を狙って欲しい。

桜花賞から厳しいローテではあるが、あのメンツの中6着。世代屈指のポテンシャルはある。また、前目につけることができるのでそこも魅力。不安はやはりローテ、当日の馬体重は要チェック。

これまで2戦はタイム差はないものの、とても強い勝ち方。距離は伸びても問題ない。1枠1番に入ってしまったが、戸崎騎手が上手く導いてくれると思う。

前走は初の1400mだったものの4着と善戦。1800mではいい成績であるため、2000mはこなせる印象。鞍上も新馬戦から続けて武豊騎手。ここはいいレースが期待できる。

ここまで2戦しかしておらず、前走は不利を得てちゃんとした走りができていないので、データ的には少ないが、新馬戦の内容や、前走不利を受けても0.8秒差と能力はあると思う。東京でも走った経験があるのでしっかり実力が出せれば面白い1頭