【オークス2024】ステレンボッシュには逆らえない だが紐のパターンは三者三様/最終予想

オークス24アイキャッチ 予想

5月19日(日)に東京競馬場で行われますG1・オークスの最終予想を公開します。

推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。

※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。

pease

本命単勝回収率36% 複勝回収率73% 馬券回収率66%

2/17〜5/18現在までに公開した予想と買い目の成績です!

2クイーンズウォーク
7ステレンボッシュ
▲12チェルヴィニア
△1ミアネーロ
10アドマイヤベル

pease
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オークスを目標としてすべてを選択してきたことを高く評価。

今回のオークスは出走メンバーを見ると、有力馬が軒並み差し馬となっており、前に行く馬があまり強い馬ではない以上スローになる可能性がかなり高いことが予想されます。また、前に行く馬に騎乗するジョッキーが田辺騎手、北村宏騎手、岩田康騎手と、やりあってハイペースになってしまうような感じもしません。それを考えると、後方から追い込んで来るような競馬をする馬は厳しい印象です。ある程度の位置にいて尚且つ速い脚を使える馬が狙い目かなと見ています。これらのことを考えるとやはりステレンボッシュ、チェルヴィニア、クイーンズウォークあたりに展開が向くと思っています。この3頭の順番にかなり悩みましたが、この1戦に向けてすべてを調整してきたクイーンズウォークを本命にしました。

正直クイーンズウォークにとって内枠はマイナスに働くとは思っています。前走の桜花賞では内枠から内にこだわって走ったことで窮屈になってしまい、この馬本来の力を全く発揮することが出来ていませんでした。ただ、川田騎手はこの馬が内に入るとうまく走れないことは分かっていたはずであり、それにもかかわらず内にこだわった競馬をしたのは、やはりオークスに向けて経験を積ませることに合ったのかなと感じています。最初から桜花賞の舞台はこの馬の適性とはずれていることは分かっていたのもあり、あくまでもオークスに向けて経験を積ませるというのが主目的だと考えると、桜花賞での負けはそこまで重くとらえる必要はないですし、今回は桜花賞ほど内にこだわった競馬はしてこないと思っています。勝負所で外に出して、持ち味の長く鋭い末脚を炸裂させてくるはずです。関西馬にもかかわらず前哨戦にクイーンCを使ってきているあたり、最初からこのレースを勝つことを目的とした選択をしてきています。大一番で失敗するような騎手ではないので、かなり期待できると思っています。

対抗は距離が伸びてさらにパフォーマンスを向上させてきそうなステレンボッシュとしました。この馬はスタートこそあまり得意ではありませんが、内で揉まれてもまったく動じない馬ですし、折り合いも完璧につく安定感があるタイプであり、馬券軸としてはとても信頼できる馬だと思っています。また、適距離でないと思われる桜花賞、阪神JFで非常にレベルの高いメンバーを相手に強い競馬をしてきているあたり、実力は世代トップクラスです。何となくスターズオンアースみたいな馬だと思っています。気になるのは当日の馬体重がどうなっているかですね。桜花賞が思ったより細い印象を受けたので、馬体が増えてきていればさらに信頼できると思います。また、鞍上の戸崎騎手はNHKマイルのロジリオンといい、皐月賞のジャスティンミラノといい、今年G1でかなり乗れているジョッキーです。今の戸崎騎手を東京で軽視するのは難しいです。

3番手はルメール騎手に戻ったチェルヴィニアです。前走はかなりレース間隔が空いての出走だったこともあって余裕のある馬体でしたし、まさかの乗り替わりや不利な大外枠とかわいそうになるくらい流れが向いていませんでした。持っている実力は世代ナンバーワンと言われるくらいの逸材でしたし、血統や馬体的にもオークス向きに思えます。また、東京G1のルメール騎手はさすがに軽視できないですね。ただ3番手にしている理由はやはりこれまで順調に来れていないことや、伝説の新馬戦と言われているボンドガール組の成績が振るっていないことがあげられます。NHKマイルのボンドガールといい、完全に流れが向いていない感じです。この馬も悪い流れにそのまま流されてしまうのか、それとも意地を見せるのか、とても見ものですね。

高額配当を狙い撃て!三連単1点1000円勝負

1着:2クイーンズウォーク
2着:7ステレンボッシュ
3着:1ミアネーロ

Lakka.

本命単勝回収率105% 複勝回収率189% 馬券回収率105

◎2クイーンズウォーク
○7ステレンボッシュ
▲14ライトバック
△5コガネノソラ
△8ホーエリート

Lakka.
Lakka.

当日の気配とオッズ次第では買う馬の取捨が必要になりそう。

まず土曜の馬場ですが、相変わらず速い上がりが求められていて、その点は先週までと変わらず。ただ逃げ馬の前残りや内を通った馬の台頭が目立った。オークスはショウナンマヌエラとヴィントシュティレの2頭のハナ争いが予想されるので、ペース的に逃げ馬とその直後のパレハまでは狙いづらい。ということでその後ろでかつ内目を走れそうな馬と、外からでも突っ込んでこられるような速い上がりが使える馬を狙いたい。

本命はクイーンCでのパドックとレースを見た時にオークスはこれだと決めていたので仕方ありません。あの日の東京は後方から外を回して勝てる馬場では決してなかったですから。その印象もあり、枠順はもちろん外の方が競馬はしやすく、なんならピンクでもいいと思ってましたが、まさかの1枠2番。とはいえこれで外枠を引いていたら2番人気くらいまで行っていたでしょうし、妙味を考えれば結構なことです。

どんなレースを組み立てるか。非常に興味深いですが、私はこの枠を見た瞬間に、「これでもう前に行くしかないな」と感じました。そもそも桜花賞ではロケットスタートに二の脚もついたくらいですからここでも好スタートを決めるはず。そんな馬を無理に下げるような鞍上ではないので、昨年のラヴェルくらいまで行くかもと思っています。クイーンCを勝った時のイメージと桜花賞の負け方から後方から外を回す方がいいと思われているかもしれませんが、桜花賞の敗因は回顧で書いた通り「コーナーから身体を動かして加速できるフォームを作ることができなかったから」詳しくは回顧を読んでいただきたいが、つまりはポジションがどこであれ伸び伸び走ることができればいいわけです。

オークスは全ての馬にとって未知の距離ということもあり、馬群がバラけやすい。そのため内前でも包まれずに走れるポイントがいくつも生まれる。おまけに直線も内と外にバラけるので進路もできやすい。22年のスタニングローズや去年のリバティアイランドもそんなイメージ。今年に関しても逃げ宣言をしている馬が2頭と、人気どころで後ろから行きそうな馬が多いので、ずらっと縦長になりそう。同じ1枠2番でも桜花賞のような形にはならないと思っています。

と、ここまで自信満々で語ってきましたが、大きな不安要素も話しておきます。どうやらこの馬は右前肢が良くなさそう。桜花賞後に右前の膝を痛めたという報道もありましたが、桜花賞と今回の立ち写真を見ると右前だけ接着装蹄になっています。クイーンCはパドックで撮った写真を見返す限り釘が打てているので、桜花賞前から元々悪いのだと思う。中内田調教師からも「臨戦過程はスムーズではなかった」とはっきり明言されていますし、日曜に坂路で時計を出していないのはひっかかる。しかし、この陣営だからこそ怪我につながるような不安のある状態では出してこないだろう。共同会見でも最後に「馬の力を信じたい」とコメントしていたように、私もクイーンCで見た風格と衝撃の末脚を信じようと思います。

対抗のステレンボッシュは改めて語る必要もないほど一番信用できる。阪神JF時点でオークスぽいなという印象がありましたし、レースを理解しているかのような賢さはスターズオンアースのよう。モレイラ騎手なら負けることは考えられなかったでしょう。しかし今回はまさかの乗り替わり。取りこぼす可能性を見出すには十分な不安要素ですので、対抗まで。

ライトバックの末脚は世代トップクラス。今開催の東京では買わないわけにはいきません。ただ折り合いに課題がありポジションはとれないので、直線でどこまで追い込んでこられるか。同型のスウィープフィートも同様の理由で気にはなるが、こちらは1200mでデビューしたように、2頭の比較では適性面でやや劣る。どちらも買い目に入れていてはオッズもつかないので、今回はライトバックを推したい。

コガネノソラは回避したフローラSで買う予定だったほど東京の中距離はベスト舞台。抜け出すと気を抜くところがあるので仕掛けどころが難しい馬だが、テン乗りの石川騎手が完璧な騎乗ができたように道中は乗り手に従順な賢さがある。前でも後ろでもいい馬だがここはポジションをとりにいって欲しい。ホーリーエリートも先行力のあるタイプ。前走は本来の位置取りでは無い上に不利な外を回しながら勝ち馬に迫っており、フラワーCでの評価はこちらの方が上。この2頭はクイーンズウォークと同じような位置にいると思うので、展開がどハマりした際に一緒に来てくれることを願いたい。

印を回さなかった馬では、チェルヴィニアはここへの臨戦過程は評価したいものの、ここにきてボンドガール組の実力が怪しくなってきたのが気になる。先々週のボンドガールもスムーズなレースをしていたとしても、アスコリピチェーノに先着できたとは考えにくい。つまりステレンボッシュとは力差があると考えたい。そのチェルヴィニアにアルテミスSで完敗したサフィラも自動的に評価を下げた。クイーンCは明らかな輸送失敗でパドックも可哀想なほどガレていたので馬体重が増えつつある過程は評価したい。阪神JFでも1600mは短いという印象でしたし、この人気なら馬体重とパドック次第では買い目に入れたい。

そのほかタガノエルピーダは、土曜18時時点だが、コガネノソラやアドマイヤベルより人気がない馬では無いはず。ジャンタルマンタルに0.3秒差は相当なもの。だからこそチューリップ賞の4着がひっかかり印を回していないが、こちらも当日の雰囲気とオッズ次第では狙いたい。

高額配当を狙い撃て!三連単1点1000円勝負

1着:17タガノエルピーダ
2着:2クイーンズウォーク
3着:14ライトバック

ちょい穴党のリョー馬

本命単勝回収率0% 複勝回収率134% 馬券回収率17%

◎7ステレンボッシュ
○13スイープスウィート
▲17タガノエルピーダ
△14ライトバック
△15サフィラ

リョー馬
リョー馬

2冠へ待ったなしでしょう!

本命はステレンボッシュです。桜花賞をクリアしたこの馬をオークスで負かすことができるとは到底思えません。距離延長大歓迎でしょう。ただ、唯一の不安点は騎手です。モレイラから戸崎への乗り替わりがどう転ぶか。状態や適性は間違いないので、あとは鞍上のエスコートだけ。

対抗スイープスウィートです。この馬も距離伸びて大歓迎ですし、馬体も成長の兆しが見えています。鞍上は続き武豊騎手なのでここも信頼できる。ある程度外枠に入ったので、この馬の良さを活かす立ち回りができるはずです。

3番手タガノエルピーダ。ここに来て馬体も増えてきていますし、忘れな草賞ではしっかり距離延長に対応してきています。かなり外枠に入ってしまいましたが、前目につけてロスなく立ち回ってほしい。後ろからの馬が仕掛け損ねた場合頭まであると思っています。

ライトバックに関しては末脚勝負になってくると思います。2400mに関してはそこまで歓迎ではない気がしていますが、オークスに関してはスローペースになることの方が多いので、そこまで心配はいらないと思います。この馬の末脚は世代でもトップクラスなので、桜花賞のようにどっしり構えてなってほしいと思います。

サフィラに関しては一頭くらい穴馬を入れようと思いまして、この馬を選びました。正直、通用するかどうかは一か八かです。ここに来ての馬体重大幅増加によって覚醒しているのか否か。ダービー2着、サリオスの全妹なのでなんかやってくれないかなと期待しています。

正直そこまで荒れるような結果にはならないと思っています。3着くらいに人気薄が入るかとぐらいに思っています。買い方的にはステレンボッシュを頭固定+2着に固定しての高配当狙いなんかもやってみようかなと。正直負けないと思いますが、戸崎がやらかして差しきれないことも考慮し、この買い方がいいかなと思っています。

高額配当を狙い撃て!三連単1点1000円勝負

1着:7ステレンボッシュ
2着:13スウィープフィート
3着:15サフィラ

終わりに

以上、推馬によるオークスの最終予想でした。

買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。

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