桜花賞2022 全頭診断

4/10に阪神競馬場で行われる桜花賞の全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当していただきます。

前回の大阪杯の全頭診断では、2着レイパパレをA評価、5着ジャックドールをB評価

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

pease
pease

今回はパーソナルハイカフジテトラゴンのどちらかの逃げなので、スローかスロー寄りのミドルペースを想定しています。人気馬が差しばかりで後方に各馬の注意がいく点、Bコース代わりになることで馬場が回復することを考えると、高速決着内前有利戦になると考えて診断しています。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 ナムラクレア 評価:S

見解

新馬とファンタジーSではある程度前に付ける競馬を、他のレースでは控える競馬をしてきましたが、やはり控えたほうが良さそうなタイプですね。フィリーズレビューでは差し有利展開の恩恵を受けたというのもありますが、休み明け太目残りで状態があまり良くないなかで2着まで来ることが出来ました。速い時計勝負に対応できたことも好材料でしょう。サブライムアンセムに負けはしましたが、勝馬の方が完璧な競馬が出来ていたというだけで、実力で負けたわけでは決してないと思っています。

むしろ実力面で言えば勝馬よりもこの馬の方が上だと感じています。マイルはぎりぎりだとは思いますが、やれないことはないと感じています。一度叩いて出てくる今回は非常に面白い1頭だと感じています。追い切り鞭1回で素晴らしい加速を見せており、非常に状態が良さそうです。人気があまりないようであれば積極的に狙いたいと感じます。

1枠2番 カフジテトラゴン 評価:C

見解

今までずっとダート使ってきた馬です。案外なスピードで逃げていける馬ですね。前走も芝スタートのレースでそこそこの速さを見せました。思ったよりも芝は向いているのかもしれないですね。ただ今回さすがにいつもの逃げっぷりよりは劣ってしまう印象ですが、明確な逃げ馬がいない以上逃げることはできるでしょうね。見せ場を作ることを優先すると思います。この馬がペースを握ることと考えると、スローになる予感がしますね。実力的には厳しいので馬券には入れることはできないと感じます。

2枠3番 アルーリングウェイ 評価:C

見解

前走非常に強い競馬をしていて印象に残っています。息の入らない流れを先行してすばらしい時計をマークして勝ちました。逃げたタナザウィングが沈んだのを見る限り、決して前有利ではなく自力でつかみ取った勝利だと感じています。万両賞ではマテンロウオリオンと好勝負を演じており、やはり実力はあるでしょう。ただ気になるのは少しゆったりとした走りをしており、マイル向きではないなと感じるところです。追い切りでも自分のスピードについていけてないところが見受けられました。アルーリング一族は代々短距離馬ですがこの馬はちょっと違う感じがしています。秋華賞の方が面白いかもしれません。

2枠4番 パーソナルハイ 評価:C

見解

基本的には逃げもしくは番手くらいで競馬をしたい馬です。ただそこまでの実力は持ち合わせておらず、スタートからの行き脚もそんなに速いわけではないですね。好枠に入ることが出来たのでここは番手くらいに付けたいところです。まあとはいえどんなに頑張ってもさすがに厳しいと思います。

3枠5番 ピンハイ 評価:C

見解

前走単勝オッズ200倍台で突っ込んできた大穴馬ですね。1枠1番という好枠を最大限に活かしてずっとインで脚を溜め、直線で進路が空くことを祈るという穴馬らしいギャンブル競馬がはまったという印象です。ただ、人気にしては加速がスムーズで長くいい脚を使っており、実力的にまったく劣っている馬だったかと言われるとそのようには感じません。

この舞台でもチューリップ賞と同じ競馬ができれば意外と面白いと思っています。どのみち出遅れるので枠は関係ないと感じています。前走のように腹をくくってイン突きしか好走する可能性はないでしょう。ただ今回さらに馬体重が減ってくるようですでに余力がない可能性は大いにあります。少し狙いづらいと感じています。

3枠6番 ウォーターナビレラ 評価:A

見解

どの枠からでもスムーズに先行することができるのが強みの馬です。ただ前走は控える競馬を試しての敗走という形になりました。控えても折り合い的な面では全く問題がなく、直線で進路を確保することに手間取ったことでこの着順になってしまった印象があります。ただ、やはりこの馬は先行して強みを活かす競馬をした方が良いと思います。阪神JFのような競馬をすることができれば十分勝ち負けは可能だと思います。

ただ、阪神JFの時は早めに先頭に出てしまったことで目標にされてしまったことで3着になりました。今回前有利の展開になって逃げ馬がぎりぎりまで粘ってくれれば、しっかりと併せることが出来ると考えています。前走は明らかに太目仕上げという感じで、1度叩いたここは万全の状態で出てくるでしょう。連候補として非常に面白い1頭だと考えています。

4枠7番 サブライムアンセム 評価:C

見解

中団か前目につける競馬をしてきた馬でしたが、フィリーズレビューでは出遅れて後ろからの競馬になりましたが、そのおかげで差し有利展開の恩恵を受けることができましたね。また、後方から腹をくくってインでじっと脚を溜めたことで、直線でイン突きが決まりました。時計も非常に優秀でしたね。

ただ、以前のマイル戦で力んでいた節があったことなどから、やはりマイルは長い印象です。展開が向いたことによる恩恵が大きかった感もあるので、G1で狙えるかというと少し厳しいと感じています。

4枠8番 スターズオンアース 評価:B

見解

スローの流れを好位に付けて、切れのある脚を長く使うタイプの馬です。安定して好位につけることができる馬なので崩れにくいというのが最大の魅力ですよね。川田騎手に乗り替わるのも好材料でしょう。ただ気になるのはやはり輸送ですね。追い切りでもすでに折り合いを欠いてしまっているところが出ており、輸送でさらに折り合いを欠くような状態になると嫌です。また左回りの方が良さそうなこともあり、狙いたい気持ちはありますがあくまで3着までという印象です。

5枠9番 クロスマジェスティ 評価:C

見解

前走はスローで楽なペースを番手追走できました。3番手以降の馬も全然競りかけて来なかったので、あの展開であれば残るのは当然の結果です。競馬が上手なタイプなので大崩れはしませんが、大駆けするタイプではないでしょう。今までのレースでも追ってパッとしない競馬が多いですかね。自力的にもこのメンバー相手には劣っていると思いますので厳しいと思います。

5枠10番 ライラック 評価:B

見解

前走は早めに仕掛けて大外一気差し切り勝ちというとても強い競馬をしていました。あの競馬でスターズオンアースを差し切るのは素晴らしいものです。ただこの馬も馬体が減り続けており、ただでさえ小さい馬なのにデビューから14キロも減ってしまっています。それに加えて斤量も増えます。調教前体重は10キロ以上増えていますが、また輸送で大幅に減ってしまう可能性はあるでしょうね。

大外一気で重賞を勝ちはしましたが、新馬戦では前目に付ける競馬もしており、福永騎手もまだ脚質にこだわるべきではないというコメントを出しているので、今回はある程度前目に付けてくる可能性はあります。そうなると少し怖いと感じています。

6枠11番 ラブリイユアアイズ 評価:A

見解

前走は人気薄ながらGⅠ2着に好走しました。この競馬は決してフロッグではなかったと思っています。少し強引ではありましたが好位を取り、馬場のいいところを通って競馬をすることが出来ています。ウォーターナビレラよりも早く追い出していたものの先着できており、スタミナがあるなという印象を受けました。新馬や2走目は札幌の洋芝で結果を出していることからも、切れる脚というよりかは長くいい脚を使うというタイプなのでしょう。京王杯2歳Sでも牡馬相手に良い競馬をしていますし、能力的にも上位に位置すると感じています。

展開的にも前で長くいい脚を使っていく競馬をするこの馬に向く可能性が高く、前走ほどの人気ではないと思いますが注目すべき1頭です。ウォーターナビレラの後ろにすっとつけることができれば面白い。今回馬体が結構増えてきており、成長も感じる。また好走する可能性も大いにある

6枠12番 ベルクレスタ 評価:C

見解

最近はスタートが悪く、位置を悪くしてしまう競馬が続いていますね。ただ前走見せた末脚はなかなかのものでした。1つ気になるのは、マイルだと流れに置いて行かれて後方からの競馬になりやすいというところです。もしかしたらマイルは長いのかもしれません。そう考えるとここは厳しいと感じています。

7枠13番 ラズベリームース 評価:C

見解

徐々にギアを上げていくような長く脚を使う競馬をするタイプの馬です。前走はスムーズに先団に取りつき、直線で馬場の良い外に出して突っ込んできました。骨折明けでしたがそれなりの脚を使うことが出来ていましたね。今回1叩きして挑むことが出来るので、状態は前走より上向いてくると思います。アネモネS勝馬のクロスマジェスティよりも個人的な評価は高いです。ただ時計も平凡なもので決め脚も弱いですし、例年アネモネ組は不振傾向にあるので、ここは厳しい印象です。

7枠14番 プレサージュリフト 評価:C

見解

前走スローの流れを豪快に差し切った1頭です。この馬の末脚はナミュールに匹敵するものを持っていると感じています。素質で言えば最上位クラスでしょうね。ただ、出遅れるのがデフォルトの馬ということ、右回り適性に疑問が浮かぶことを考えるとここは買いにくいですね。また、賞金を獲得しなければならない立場だったこともあって、前走本気仕上げだった可能性は十分にあります。今回はお釣りが残っていない可能性も十分考えなければなりません。

追い切りも折り合いが少し欠けている印象なので、それを考えると最後方から馬をなだめながら行く必要があります。そういった競馬になると今回の展開では厳しいかもしれません。オークスで狙いたいです。

7枠15番 アネゴハダ 評価:C

見解

近走はスムーズに先団に取りつくことが出来ている馬です。前走も差し有利展開の中、同じような脚質の馬が全滅したにもかかわらず3着に粘ったことは評価できると思います。ただ、正直ナムラクレア以外はメンバーレベルが低かったという印象で、G1でも通用するほどの粘り脚を見せたという印象はありません。また、折り合い的にも1200~1400が限度だと思うので、今回の舞台は厳しいと感じます。

8枠16番 サークルオブライフ 評価:B

見解

控えて脚を溜めてから長くいい脚を使えるというタイプの馬です。前走は初めて先行する競馬を試していましたが、あまりぱっとしませんでした。前走ナミュールに負けていますが、慣れない先行競馬だったという点、休み明けで状態が今一つだった点を鑑みれば、この舞台で逆転する可能性はあります。

ただ、右回りだとインにもたれてしまうところや折り合いがつくことを考えるとオークス向きの印象ですね。追い切りでもやはり右にもたれてしまっているので、内枠に入ってしまうときついかと思います。最大の懸念点はこの1か月くらいで2度目の輸送になるということです。3歳馬にはこれは堪えると思います。買えて3着というところです。

8枠17番 フォラブリューテ 評価:C

見解

スタートが悪く後ろからの競馬になってしまう馬です。また折り合いも非常に怪しく中々信頼はしづらい印象です。前走も外一気で勝ちはしましたが、上りのタイムなどを見るとどうしてもレースレベルが低かっただけのように思えます。今回はちょっと厳しいと感じます。

8枠18番 ナミュール 評価:B

見解

このメンバーではおそらくトップレベルの末脚を持ち合わせている馬ですが、出遅れ癖があるのが重大な欠点ですね。前走は偶数番だったことでスタートがうまくいき、直線で進路がなくなるという場面もありましたが、何とか進路を見つけて突っ込んで来るという競馬をしました。やはり実力はトップクラスだなと感じさせてくれましたね。

大外枠に入ったことでスタートで待たされることがないのは非常にいいと思います。あとは馬の力を信じてじっと脚を溜めたいところです。ただ馬体が減り続けているのが大きな懸念材料ですね。調教後馬体重を見る感じ今回も減ってきそうです。前走で既に仕上げていた感もあり、今回は余力が残っていない可能性はあります。

また前有利になりそうな展開もこの馬には向かい風でしょう。追い切りで寮馬に併せて手抜きをするところも出てきているので、接戦になったら落としてしまう可能性も十分あります。あとは前に壁を置けない枠に入ったことで折り合いを欠いてしまう可能性もあります。1番人気で買うにはリスクが高そうです。

終わりに

以上、桜花賞の全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!

https://twitter.com/pease2908

今週行われるレースから注目レースをピックアップ!

今週、4月9日,10日に行われるレースから注目のレース注目馬を紹介しています!

今週は阪神牝馬S、NZT他4レースを紹介しています!

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明日4月9日に最終予想を公開!!

先週の大阪杯ではpeaseが2着レイパパレを対抗評価、リョー馬が2人気5着ジャックドールを消し

今週も期待の最終予想にご注目ください!

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