【鳴尾記念他】今週のピックアップレース【6月4,5日】

前走の勝ち方が非常に強かったです。前にいた馬が有利な展開の中で１頭だけ中団から格が違うという感じの脚で差し切りました。一度２着馬と併せたところで止まったように見えたのですが、鞭を入れてもうひと伸びしています。休み明けでこの走りなら上々でしょう。今回は初の古馬との対戦になりますが、斤量の有利を活かして差し切ってほしいです。十分それが可能な能力を持ち合わせていると思います。

単勝しか買えません…

前走阪神牝馬Sについて。その週の土日はこのレースと桜花賞を含め鬼のような内有利で、後ろから外を回ってくる馬にはノーチャンスの馬場でした。つまりそういった大味のレースしかできない現状のこの馬には厳しかった。それに鞍上も乗り慣れた福永騎手でなかったのは痛かったと思います。気性に難がある上に、この馬は福永騎手に育てられてきたと言っても過言ではないので。そういったところで今回福永騎手に戻るのは大きなプラス材料です。

中京2000mというコースについて。まず阪神牝馬S前の私の見解ではこの馬は直線の長い阪神外回りでマイルくらいが丁度良いと思っていたのですが、阪神牝馬Sでは追走に苦しんでいるように見えました。その原因として、この馬を中距離で走れる馬にするための稽古を福永騎手の手によって行われてきたことにより、マイルが忙しいタイプになったのではないかと思っています。つまり今のこの馬にとって2000mは適した距離なのだと思われます。

ただ、現在の中京は高速馬場の前残りが頻発しているので、この馬のいつもの大外一気では届きようがありません。その点は完全な不安要素ですが、中京が得意な福永騎手ですし、なんとしても賞金を加算しなければいけない状況の中でもこのレベルのレースを選んでくるという姿勢に私は賭けたいと思います。

斉藤崇史調教師がハミ受けや口向きが良くなったとコメントしていましたが、この馬は競馬場にいくとスイッチが入るので、追い切りの段階でいくら折り合いが付いていてもあまり意味はない気がしています。半年開けたレースとかならわかりますが、2ヶ月程度しか開いていないのに気性的にそこまで成長しているとは思いにくいです。ただ、能力はまだまだ進化している印象は受けます。その辺りがこの強気のレース選択に出ているのだと思うので、１発を期待します。

単勝。相手を選ぶならサンレイポケットとカイザーバローズが上位かなと思います。

この馬は追い切りでも3勝馬と併せており、新馬戦に向かうにあたってかなり状態が良さそうです。同じ母を持つ馬にジャスティンカフェがいます。この馬は日曜の安田記念では賞金が足りず除外になりましたが。湘南Sでは恐ろしい末脚で完勝しています。新馬戦も勝っているので新馬からでも期待できると思います。また父のマインドユアビスケッツはダート1200mと1400ｍのG1を取るなど短距離で活躍した馬です。母父はワークフォースで凱旋門賞馬です。現時点での完成度、ポテンシャルともに高いものがあると思うのでこの馬を中心視して狙ってみたいです。

買い方はメイクザビートを軸に3連複または3連単を買います。相手にはナゲットモンスター、マニバドラ、モズマスターピース、ヘイローグランなどを狙ってみたい。