【エリザベス女王杯2023】混戦模様で光るは母を知る鞍上を乗せたあの馬/全頭診断

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11月12日(日)に京都競馬場で行われるG1・エリザベス女王杯の全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseが担当しております。是非予想の参考にご覧ください。

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

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例年同様かなり混戦模様なメンバーとなりましたね。
ただ、個人的にはあまり荒れない印象を持っています。切れる脚を中団あたりから繰り出せる馬に軍配があがる印象です。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 ブレイディヴェーグ 評価:B

前走:ローズS1人気2着
スタートがいつも通り悪く、後方からの競馬に。上り32.9を使ってはいるが、スムーズに競馬をした勝馬には負けてしまった。良い脚を持ってはいるが、後方からの競馬になる以上安定感は無いと感じた。

未完の大器感とルメール騎手鞍上でかなり人気はするが、今のところ重賞馬でもないことを考えると、妙味的には薄い。また、スタートがあまり上手ではない以上、最内枠というのもマイナスに働くはず。ルメール騎手が内枠よりも外枠の方が得意な印象なので、そこも懸念点。持っている素質は認めるが、ここで人気になるほどかと言われると疑問

2枠2番 ルージュエヴァイユ 評価:C

前走:府中牝馬S4人気2着
スタートが悪く後ろからの競馬になってしまったことで最後は勝ち馬をとらえ切れなかった。ただやはり高速府中におけるスローからの末脚勝負になると強い。ストライクゾーンだっただけに勝てなかったのが痛い。

この馬の狙い時は左回りの1800m戦であり、今回はあまり得意ではないであろう右回りに加えて、2200m。また、内枠というのも鞍上を考えるとあまりプラスではないはず。そこそこ人気するだけに狙いづらい1頭。

2枠3番 ハーパー 評価:A

前走:秋華賞2人気3着
最内枠を活かしてロスを省く競馬が出来たことが大きかった。競馬の内容としては完璧。ただ上位2頭には実力的に届かなかったというだけのこと。2000mではあの競馬で精一杯だった。

今回は距離が伸びるのは好材料だと感じる。また、スタートもそこそこ良い馬なので、インで先行できればかなり面白い存在。安定感があるので、軸向きではある。ただ、勝ち切るかと言われるとそこまでの決め手はないので、かなりのスローペースになるなどの恩恵がない限りは頭では狙いづらい。

3枠4番 ローゼライト 評価:C

前走:新潟牝馬S8人気3着 
上りも時計もかかる条件がこの馬にかなりフィットした。押して好位からしっかりと伸びており、良い内容。ただそれでも3着なあたりは実力が足りていないだけだと感じる。

今回の逃げ候補。この馬が逃げれば恐らくスローからの末脚勝負になる可能性高いはず。ただ、先行馬にも強いメンバーが揃っており、どのようば状況になっても馬券内に残せるほどの実力はない。

3枠5番 イズジョーノキセキ 評価:C

前走:府中牝馬S9人気9着
かなり掛かってしまっており、道中で消耗してしまっていた。やはり前に馬を置ける内枠がベストであり、8枠だと持ち味が出なかった。

去年の府中牝馬や有馬記念の走りを見てしまうと、いつかまた穴を開けるのではないかと考えてしまうが、そもそもG1は敷居が高いし最近は実力を全く出せていない競馬を続けている。今のこの馬は買えない。

4枠6番 ディヴィーナ 評価:C

前走:府中牝馬1人気1着
中々前に行く馬がおらず、抑えきれなくてハナに立ってしまった。後続を離しての逃げだったが、ペースはかなり遅くそのまま残っての1着。勝ったはいいが評価できる内容ではない。

前走逃げてしまったことで、今回はさらに抑えが効かなくなる可能性が高い。もし前走同様逃げの一手に出たとしても、そもそも距離が長いことを考えると難しいはず。今回の条件で好走できるようなタイプには見えない。

4枠7番 ジェラルディーナ 評価:S

前走:オールカマー3人気6着
出遅れて後方からの競馬になった時点で厳しかったが、それにしても追い出しが遅かった印象。あれではタイトルホルダーを捕まえることは到底できない。もう少し積極的な競馬をしてほしかっただけに、乗り替わって期待。

この馬にムーア騎手が乗るのはまさに鬼に金棒。母をしっている鞍上であれば、この馬の実力を存分に発揮してくれるだろうと思う。非根幹距離でこその馬なので、この舞台も申し分ない。去年は重馬場の阪神で前が崩れるこの馬に向いた展開ではあるが、速い上りも使える以上京都でも十分やれるはず。今年に入ってから馬券には来ていないが、とはいえ宝塚記念では良い競馬を見せている通りまだまだ枯れていない。連覇も期待できる一頭。

5枠8番 シンリョクカ 評価:C

前走:府中牝馬S3人気10着
まったく見せ場の無い競馬となってしまった。ここまで上りを求められる条件となるとさすがに厳しかった印象。ただ馬体がかなり成長してきたのは好材料。

前走馬体が成長してきたのは良いものの、特に緩かったわけでもないのにまったく見せ場の無い競馬だったのは、恐らくあの速い上りに対応できなかったのが原因。去年までの阪神で行われたエリ女であれば期待できたかもしれないが、ある程度速い上りを求められる京都ではやはりキレ負けする可能性が高そう。

5枠9番 アートハウス 評価:B

前走:中山牝馬S1人気4着
得意のスローからの末脚勝負の展開でしっかりと先行できたが、最後は伸びずに4着。先行馬にとっては息の入らない流れになったのもあるし、何よりも大きいのは57キロの斤量を背負っていたこと。これで4着は立派。

3歳時は実力はあるものの、G1級ではなかった馬だが、古馬になってもG1で安定して活躍できるレベルになっているかと言われるとそんな感じはしない。今回は骨折明けで尚且つ鞍上が川田騎手ではないことを考えると、狙っても紐までという印象。

6枠10番 ククナ 評価:C

前走:小倉記念4人気6着
中団馬群からスムーズに競馬を進めることが出来ていたが、直線での伸びはいまいち。時計が速すぎた可能性が高い。もう少し時計のかかる条件で尚且つスローからの上り勝負が理想。

まだG3でもしっかりと実力で好走できるほどの馬ではない以上、今回の舞台では買えない。まだまだ実力が足りないと感じる。

6枠11番 ライラック 評価:A

前走:府中牝馬S10人気3着
高速馬場で尚且つスローからの末脚勝負というのは以前のライラックでは対応できなかったはず。ひと夏を越して大きく成長してきており、速い上りにも対応できるようになっているのを感じた。

以前のこの馬であれば、上りを求められる京都では買えなかったが、前走の競馬を見た感じ十分対応できそう。また、外枠というのもこの馬にとってはスムーズに走れる良い条件。中団くらいに付けることさえできれば今回の舞台でも好走は十分期待できる一頭。

7枠12番 ゴールドエクリプス 評価:C

前走:大原S1人気1着
さすがに3勝クラスの中では抜けた一頭だった。前目に付けて長く良い脚を使えており、案外実力的には良いものを持っていると感じた。

前目で長く良い脚を使えるというのは、京都向きではある。2回重賞に斤量51キロで出走しているが、あれは前に行けず自分の持ち味を活かせなかったのでしょうがない。重賞でも十分通用するレベルの馬ではあるはず。ただ、今回に関しては距離がさすがに長いかなと感じる。

7枠13番 サリエラ 評価:B

前走:新潟記念1人気7着
まったく実力を出せていない走り。調教時にザ石があった影響が大きそう。状態が悪かっただけなので度外視で問題ない。

今回は初の右回りということで正直未知数ではある。切れる脚も使えるので右回り競馬場の中でも広めな京都はまったく実力を発揮できないということは無さそう。また、揉まれにくい外枠を引けたのも良い。ただ、距離が若干長いこと、非根幹距離向きには見えないことを考えて紐までか。

8枠14番 マリアエレーナ 評価:C

前走:オールカマー10人気4着
かなりスタミナを求められるレース展開であり、尚且つマリアエレーナにとって距離も長かったと思うが、8枠からよく4着に来たなと驚いた。また、控える形でも結果を出せたのもこの先に繋がりそう。

この馬の好走パターンは上りがかかる条件であること。京都はある程度のキレを求められるため、この馬向きではない。また、インを活かして競馬をしたいこの馬にとってこの枠はかなりマイナス。戦績的にも今までの走り的にも狙いたくなるが、ここは難しいか。

8枠15番 ビッグリボン 評価:B

前走:京都大賞典7人気8着
直線で寄られる不利があったが、それ以前から既に伸びていなかったので、単純に距離が長かったのと道悪が響いたのが原因か。合う条件ではなかったので、度外視で問題ない。

この馬が気になるのはやはり兄弟にキセキがいること。キセキが京都巧者だった以上、この馬も京都巧者の可能性が考えられる。前走の京都大賞典は凡走したが、あれは距離が長すぎただけであり、距離短縮になる今回は案外頑張れる可能性ある。あまりにも人気が無いようなら紐として注目したい一頭。

終わりに

以上、エリザベス女王杯の全頭診断でした。是非予想の参考にしてください!

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