【札幌記念2022】回顧

札幌記念開催時の馬場状況は圧倒的前有利でしたね。Lakka.さんもTwitterで呟いていますが、4角で5頭目までにいる馬を買えば当たるレースでした。レース結果も前に行く馬が上位を独占している状態となりました。ここまで顕著になるとは予想していませんでしたねｗ

ジャックドールは4角に入るまでにパンサラッサとの距離を詰めることが出来たのが最大の勝因でしょう。パンサラッサもかなり粘りましたが、末脚はやはりジャックドールの方が上です。
これで控える競馬もしっかりとできるということが確認できましたね。秋の天皇賞に向けて良いレースが出来たと思います。エフフォーリアが怪しい今、秋の天皇賞を獲るのはこの馬が最有力かもしれません。

パンサラッサはスタートがいつも通り微妙でしたが、同厩舎のユニコーンライオンがうまくジャックドールの前に入ってくれたおかげですんなりハナを取ることが出来ました。ただ1000m59.5は結果的に若干遅かったかもしれませんね。これによって4角までにジャックドールとの差を思ったより付けることが出来ず、末脚で勝るジャックドールに最後は競り負けてしまいました。あと0.5秒速いペースで走れていれば勝てていたと感じています。正直今のままではG1は勝てないでしょう。この馬がさらに飛躍するためにはスタート技術を向上させる必要があります。ここをどうにか頑張ってほしいです。

ウインマリリンはかなり復調してきましたね。以前の走りにさらに近づいたように思えます。今回は外枠でしたが、縦長の配列になったことですんなりと内に入ることが出来ました。これが好走の要因でしょう。ただ直線で進路が見つからなかったとはいえ、最後はジャックドールとパンサラッサに離されてしまいました。スピードではこの２頭には勝てないのでしょう。この馬はもう少し長い距離の方が良さそうですね。オールカマー、エリザベス女王杯に出てくるようならかなり楽しみになりました。

グローリーヴェイズはスタートで出遅れたのが致命的でしたね。出遅れた挙句サトノクロニクルとハヤヤッコに進路をふさがれたことで更に後手を踏む結果となってしまいました。最後はしっかりと伸びてきているので、あの出遅れがなければもっとやれたと思います。直線の走りを見て、年齢による衰えはそこまで感じず、状態がすごく良さそうでした。この状態からさらに上げることが出来れば香港ヴァーズ三連覇も夢ではなさそうです。

レッドガランは後ろ過ぎたこと、思ったよりも流れなくてある程度のスピードが必要になってしまったことが敗因でしょう。もっとタフなレースにならなければこの馬のスタミナは活かせません。
思い切って前にいって粘り込む競馬の方が良いような気がするのですが、先団に取りつけるほどのスピードは無いんですかね。そのような競馬ができれば今回のようなメンバー相手にもある程度通用できるのかなと感じています。秋はどうするのか分かりませんが、中山競馬場や阪神競馬場でタフになりそうな2400までのレースに出てきたら楽しみです。さすがにG1で好走できるような素質は無いと思うので、有馬とかは厳しい気がします。

2コーナーでテレビを消したのでよくわかりませんが、ものの見事に道中4,5番手以内で決まったようで…。さすがに冗談ですけども。

本命のユーバーレーベンは当日の気配は決してよくはなかったですが、安田記念のシュネルマイスターもそんな雰囲気で2着に来たので大丈夫かなと思ったのですが、大丈夫ではなかったようで。とはいえ前で競馬したところで結果は同じなので、ミルコの騎乗には文句はありません。またジャパンカップで強い競馬をして欲しいです。

秋もしっかり馬場を読んで良い予想を提供できるように頑張ります。

本命ソダシは5着。やはりマイルで力を発揮するタイプです。4歳になりマイルに特化してきたということだと思います。昨年は斤量面でのハンデも勝ちに繋がってはいました。しかしながら力は出せていました。秋以降の活躍に期待です。

相手ジャックドールは見事1着でした。パンサラッサを見ながらのレースで直線で並びかけていく時には勝利がわかりました。パンサラッサとの差は距離適正だと思います。

3番手のユーバーレーベンは11着でした。最後方からではまともにレースができていません。馬場傾向からも厳しいです。馬体重も大幅に増えているので絞れてきたら次のレースは狙い目だと思います。

4番手アンティシペイトは大外枠で後方からの競馬でしたが、直線では伸びてきていたように見えました。そこまで悲観する内容ではないので、次戦以降に期待です。

5番手ウインマリリンは3着でした。スタートよく内側を取れたのが大きかったと思います。＋12キロとなっていましたが、最近では1番状態が良いように見えました。この調子を続けていけば更なる活躍が期待できます。

2着のパンサラッサに関して、やはりスタートに関してはそこまでうまくないように思います。同型の馬がいた場合、より押していかないといけないのでその分足を使ってしまいます。今回ではユニコーンライオンがスタートよく飛び出していました。またジャックドールはハナを主張する気がないように見えたので、外にスタートが速い馬がいた場合、蓋をされないか、今後注意が必要に思います。押して行った時のスピードはかなりのものを持っているので1800mまでなら押し切れるように思います。しかしながら2000m以上となるとやはりハナを取りに行く際に脚を使っているのでその分直線で残り切れないような結果になると思います。

今回は直前でビビりまくり超超幅広く買いましたが、秋G1がもうすぐ始まるのでそれまでに少しでも予想の精度を上げていけるよう頑張ります。