4/17に中山競馬場で行われる皐月賞の全頭診断をしていきます!
全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当していただきます。
前回の桜花賞の全頭診断では、2着ウォーターナビレラをA評価、3着ナムラクレアをS評価と、毎週素晴らしい精度の全頭診断をお届けしております!
それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!
- 全頭診断
- 1枠1番 ダノンベルーガ 評価:B
- 1枠2番 アスクビクターモア 評価:B
- 2枠3番 トーセンヴァンノ 評価:C
- 2枠4番 キラーアビリティ 評価:B
- 3枠5番 グランドライン 評価:C
- 3枠6番 ジャスティンロック 評価:C
- 4枠7番 ボーンディスウェイ 評価:C
- 4枠8番 ダンテスヴュー 評価:C
- 5枠9番 サトノヘリオス 評価:C
- 5枠10番 ジャスティンパレス 評価:B
- 6枠11番 オニャンコポン 評価:C
- 6枠12番 ドウデュース 評価:A
- 7枠13番 ビーアスドニッシド 評価:C
- 7枠14番 ジオグリフ 評価:A
- 7枠15番 ラーグルフ 評価:C
- 8枠16番 デシエルト 評価:C
- 8枠17番 マテンロウレオ 評価:C
- 8枠18番 イクイノックス 評価:S
- 終わりに
全頭診断
今回は例年の皐月賞通り、前傾ラップのミドルペースを想定しています。木金と雨が降ったことや開催が進んだこともあって、外差しが決まるのではないかと思っています。なので、真ん中外有利の差し展開になることを想定して診断を行いました。
S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他
1枠1番 ダノンベルーガ 評価:B
前走の共同通信杯は後方から上り最速の脚で抜き去っていきました。この末脚は世代屈指のものを持っていると思います。今後も非常に楽しみな1頭だと思っています。
ただ、皐月賞向きでないことは確かだと思います。直線が長い方がこの馬の持ち味が活きるでしょう。また、多頭数のレースを経験しておらず、走ってきたレースどちらも外から揉まれずスムーズに差してくる競馬しかしていません。初の多頭数のレースでさらに最内枠というのは大きな減点材料だと思います。この人気では買う気にならないです。狙うならダービーだと思っています。
1枠2番 アスクビクターモア 評価:B
弥生賞ではスローペースを外枠からじわじわ先行し、そのまま押し切るという内容でした。安定して好位を取れる崩れにくい馬という印象です。中山も3戦3勝と得意であり、この舞台は向くでしょう。また、2番枠を引けたことも大きいですね。内のダノンベルーガは後方から競馬をするので、すんなり最内が取れそうです。ロスなく周ってくることができれば3着くらいなら来るかもしれないですね。
とはいえこのメンバー相手だと実力的にちょっと見劣りするかなという印象を持っています。前走もそのまま前にいた馬だけで決まったようなものですし、お世辞にも強い内容とは言えません。折り合いも結構怪しく、前走もギリギリのところで抑えられていたという印象でした。(まあ前走よりペースが上がるのでこの点は問題ないかもしれませんが)調教も弥生賞の時の方が動きに躍動感があった印象です。
2枠3番 トーセンヴァンノ 評価:C
この時点で既に12戦目となっており、さすがに使いすぎて馬が手の抜き方を覚えてしまっているという印象です。最近はそれの影響でパッとしないレースが続いており、ここももちろん厳しいでしょう。
2枠4番 キラーアビリティ 評価:B
ホープフルS勝って直行で皐月賞に向かうのは、サートゥルナーリア、コントレイルに次ぎ3頭目です。ホープフルSの時計自体は前述の2頭よりも速いというのも面白いですね。今までせっかくスタートが良いのに控えて脚を溜めて差す競馬をしてきたことで、ぎりぎり取りこぼしたりするレースもあったのですが、このレースでこの馬が向いている競馬を見つけることができたと感じています。スタートセンスがいいうえに、溜めた時の脚も一級品です。内枠から先行してインで脚を溜めることができれば、おそらくここは勝つだろうなとさえ思っています。折り合いの不安がありましたが、前に馬を置けそうなこの枠も好材料でしょう。最近1番人気を3週連続で飛ばしている騎手ではありますが、関東は彼の庭です。パフォーマンスはしっかりとあげてくるでしょう。
ただ、追い切りが非常に心配な内容でした。いつもより折り合い面の不安を感じますし、鞭をいれても伸びがひと息という印象です。休み明けはあまり良くないのでしょうか。追い切り前までは連対は堅いと思っていましたが、少し心配です。
3枠5番 グランドライン 評価:C
安定して前に行けるのが魅力の馬です。時計がかかるような馬場や上り勝負にならない展開が得意な1頭ですね。内枠を引けたのでボーンディスウェイあたりの後ろに付ける競馬をした方がいいでしょう。
ただそもそもこの馬は重賞級のレベルにはないと感じます。極端な前残りになったとしても、ビーアストニッシドなどの逃げ馬には追いつけないですし、キラーアビリティなどの中団前目勢の追撃も防ぐことが出来ないでしょうね。ここはさすがに厳しいでしょう。
3枠6番 ジャスティンロック 評価:C
前走の弥生賞は内前有利の馬場の中、後方から外を周る競馬をしたことが敗因でしょう。京都2歳Sでは同様の競馬をして勝ち切っているので、展開さえ向けば大幅上昇もあり得ると思います。
1つ気になるのは、前走川田騎手が外に出したいような感じを出していました。それだけならスムーズに追い出せる位置を取りたいという意図だと考えることが出来るのですが、この馬は毎回京都2歳Sでも同じような競馬をしています。おそらく他馬に揉まれるのが得意ではないと考えています。今回は初の多頭数のレースになります。揉まれやすい内枠に入ったら厳しいと思います。外枠に入れば何とかやれるかもしれませんが、今の時点ではこのメンバー相手に巻き返しができる実力はないと思います。
4枠7番 ボーンディスウェイ 評価:C
前走は前有利のトラックバイアスをフルに活かして好走することが出来ました。安定して前目の位置を取れるところは好材料です。また、人気薄だったこともあってマークが弱かったことも好走要因ですね。
ただやはりまともに勝負したら厳しいでしょうね。ゆったりとした流れで楽逃げできるような状況にならないとチャンスはないでしょう。今回はデシエルトやビーアストニッシドなど、同じ脚質の馬がいます。前走ほど自分の思ったような競馬ができるとは思えません。
4枠8番 ダンテスヴュー 評価:C
前走は内で控えてしっかりと脚を溜めてから直線で爆発させるという競馬でした。どのような競馬でもある程度こなしてしまう器用さがあると思います。馬場によってどんな競馬をするか決めることができるというのは最大の長所でしょう。崩れにくいですのであまりにも人気が無いようなら紐で買ってもいいかもしれません。
ただ、やはりきさらぎ賞のレベルは他のトライアルレースより低かったと思います。しかもこの馬の母はクロウキャニオンです。この1族は3歳の3月くらいからまったく走れなくなります。ヨーホーレイクがそれを覆しましたが、果たしてこの馬も続けるのでしょうか。
5枠9番 サトノヘリオス 評価:C
前走は内が有利なトラックバイアスをしっかりと利用して好走することが出来ました。直線で少し詰まるところはありましたが、おおむね完璧な競馬が出来ていたと感じています。そういった意味では完璧な競馬をしてあのメンバー相手に3着が精一杯という馬です。さすがにこのメンバー相手には実力的に何枚も劣ると思います。ここは厳しいでしょう。
5枠10番 ジャスティンパレス 評価:B
前走はいつもより後方から、勝馬を目標にする競馬をしていました。最後もよく伸びており、どの位置からでもある程度の競馬が出来るセンスの良さを感じました。
ただやはり爆発力がない印象です。また、前走直線でまっすぐ走れていないのも非常に気になりますね。まっすぐ走れるようになればもう少しやれてもおかしくないとは思います。前走と同じような位置から競馬したらほぼ確実に届きませんので、今回はある程度の位置を確保したいところです。出遅れたら望みは薄いと思うので、Mデムーロ騎手への乗り替わりはマイナスです。まともにスタートを出ることができれば3着なら面白いと思うので、人気次第では馬券にいれる価値はあるかもしれません。
6枠11番 オニャンコポン 評価:C
前走の京成杯ではいつもの先行押切競馬から一転して、中団で脚を溜めて差す競馬を選択してきました。先行競馬をしていた時は最後に脚が止まってしまうところが見受けられていたので、こういった競馬の方が一発あるように見えますね。
この馬の好走条件は、スローからの末脚勝負になった時です。それ以外の状況になった時はまったくいらないと判断しています(現にペースが流れたホープフルでは惨敗)。例年皐月賞はペースが流れやすく、メンバーや枠関係を見ていても緩い流れにはならないと思うので、厳しいと感じています。
6枠12番 ドウデュース 評価:A
前走は明らかな叩き仕上げ+前有利の展開で中団から差す競馬をしたことでギリギリ届かずの2着でした。この内容はまったく悲観しなくていいと感じています。むしろ頑張りすぎずいい前哨戦だったかなと感じています。前走前々走と折り合いを意識してしっかり脚を溜めて乗っており、この経験がG1にしっかりと活きると感じています。左手前だとあまり伸びないのかなという印象だったのですが、前走でその不安も払しょくしてくれました。おそらくかなりの確率で馬券には来てくれるでしょう。複軸として最適だと思います。
ただ何となく勝ち切る気がしないんですよね。どちらかというと左回りの方が得意だと思うので、その適正の差で何かに負ける可能性は十分あると感じています。ただ単は買えなくても2,3着なら積極的に買っていく必要があると思います。
7枠13番 ビーアスドニッシド 評価:C
この馬は単騎スローで逃げることができたら強いですね。すばらしい粘りを見せてくれます。何回好走しても人気にならないというのも非常に面白いですね。ここまでスプリングS、共同通信杯、京都2歳Sで馬券になり、唯一着外になったシンザン記念も4着ですからね。普通に実力はあると思います。
あとは単騎逃げができるような枠関係と相手関係なのかというところですね。今回はデシエルト、ボーンディスウェイが逃げ候補になります。デシエルトが外から押して出てくることを考えると逃げることは難しいと思いますし、その影響で折り合いを欠く可能性が高いです。先行馬に向くような流れにもならないと思うので、ここは切ってもいいと感じます。
7枠14番 ジオグリフ 評価:A
前走はスタート後に他馬との軽い接触があった影響で折り合いを欠いてしまいました。また、唯一斤量57キロを背負わされたこともあって最後はダノンベルーガとの末脚勝負に負けてしまいました。ただ、去年はステラヴェローチェも斤量57で飛んだように、この斤量で連対できたことは非常に大きな意味を持つと思います。折り合いは怪しいところがありますが、ズブさを考えると距離が伸びたほうが良いタイプです。東京よりも中山の方が適性もあるでしょう。追い切りも普段はあまり良く見せないタイプなのですが、今回は今までで一番動きに迫力がありました。人気もあまりないのであれば、積極的に狙っていきたい1頭です。
ただやはり折り合いがカギにはなってくると思います。気性を抑えるために後方から馬のペースで進めなければならず、どうしても展開次第なところもありますからね。また、乗り難しい馬ではあるので乗り替わりはやはり減点材料でしょう。
7枠15番 ラーグルフ 評価:C
前走の弥生賞は内有利の馬場傾向で外枠だったことが響いたかなと感じています。この馬の好走できる条件はホープフルSの時のように、内枠から先行できた時かなと思いますね。
ただホープフルSでは完璧な競馬をしたにもかかわらず3着でした。正直メンバー層があまり厚くない中での3着ということなので、実力的に評価していいのかどうか疑問です。安定感のあるタイプなので崩れそうにはないですが、大駆けするような感じもしませんね。外枠に入ったことで距離ロスを抑えながらの競馬もできないのでここは厳しいと感じています。
8枠16番 デシエルト 評価:C
新馬戦、1勝クラスはダートで勝ち、そのまま初の芝レースとして臨んだ若葉Sでも圧巻の競馬を見せつけました。気性が非常に荒いので、スムーズに逃げることができれば力を発揮できる馬です。また元々ダートを走っていたこともあって渋った馬場の方が得意ですね。
ただこの枠は相当痛いですね。13番にビーアストニッシドがはいってしまったこともきついところです。逃げるためには押して出てくるビーアストニッシドよりもさらに前に行かなければいけないですからね。序盤で消耗するのは目に見えています。今回は一旦様子見です。
8枠17番 マテンロウレオ 評価:C
前走の弥生賞では折り合いがまったくついていませんでしたね。きさらぎ賞を勝ってからあまり間隔が空いていない中でのレースでしたので上積みもなかったでしょうし、この負けは仕方がないと感じています。そのきさらぎ賞では控えて差す競馬を選択し、上り最速の脚で差し切りましたね。馬場が渋っていたことで折り合いが何とかついていた印象です。中々強い内容だったと感じています。
皐月賞は流れが速いことが多いので、そういった面では折り合いでの不安が払拭できそうです。ただ単純に実力が劣っているなという印象がぬぐえません。ホープフルSでは上位の馬と力の差を感じましたし、その馬たちよりも強い馬が出てきています。中々厳しい立ち位置にいる馬だと思います。
8枠18番 イクイノックス 評価:S
昨年の東スポ杯で異次元の走りを見せつけたこの馬がとうとう始動ですね。その東スポ杯では多少強い程度の馬なら絶対に届かない位置から、アサヒやテンダンス、ダンテスヴューなどの重賞でも人気するような馬たちを一瞬にして引き離してしまいました。タイムも中々秀逸なものでしたし、上りのタイムも2歳とは思えないものでした。正直末脚に関してはこの馬の右に立てるものはこのメンバーの中にいません。また、今回大外枠を引けたことで、他馬に邪魔されずに競馬することができます。あとは末脚を発揮するだけです。追い切りでは、休み明けとはいえ高いパフォーマンスを発揮できる状態の走りはしていました。ここでも十分走ることが出来ると思います。
ただ、間隔を空けた理由が背腰に疲れが溜まっていたからというのは嫌ですね。木村調教師もダービーのことを考えると皐月の前に1回使うことは厳しそうだったとコメントしています。ということはダービーの叩きという可能性は大いにありますね。今のところキタサンブラック産駒は中山成績が良くありません。この馬も中山より東京というイメージがあります。あまりにも人気になりすぎるようなら少し怖いです。
終わりに
以上、皐月賞の全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!
今週行われるレースから注目レースをピックアップ!
今週、4月16日,17日に行われるレースから注目のレースと注目馬を紹介しています!
今週はアーリントンカップ他3レースを紹介しています!
おすすめの買い目も紹介していますので是非皐月賞の資金稼ぎにご活用ください!
明日4月16日に最終予想を公開!!
先週の桜花賞ではLakka.が◎スターズオンアース→○ウォーターナビレラで完璧的中!計124,800円の払い戻しを獲得!
peaseは△→○→◎で決着と、パーフェクトな予想となり、馬券を的中させております!
今週も期待の最終予想にご注目ください!