【スプリンターズS2023】悲願・新星・復活、どれを願う/最終予想

本命単勝回収率61％ 複勝回収率75% 馬券回収率23％

本命は悲願のG1制覇を目指すナムラクレア。中山への適性は少し心配ではあるが、実績や時計面、安定感はこのメンバーの中でも随一のものを持っているのは間違いない。今回は抜けたメンバーもいないため、スムーズに競馬が出来れば勝てると思う。懸念点は直線で詰まる可能性があるところ。馬群をさばけるタイプではあるが、囲まれてしまったら厳しいので、浜中騎手のエスコートを信じたい。

対抗は去年の2着馬ウインマーベル。最高の枠を引くことが出来たのであとはスタートさえ決めることが出来れば。中山の急坂をものともしないパワーもあるので、力強い走りを期待。

3番手は復活にかけるピクシーナイト。前走の走りを見て、全盛期にかなり戻ってきていると感じた。スタートさえ出ることが出来ればこの馬の脚を活かせると思う。初ブリンカーは心配だが、良い方向に向くことを期待。

紐として、函館SSで強い競馬をしたキミワクイーンと、重賞未勝利だがナムラクレアやファストフォースに肉薄し、時計面も優秀なマッドクールを指名。

本命単勝回収率39％ 複勝回収率88% 馬券回収率72％

前走で真価を発揮したアグリを本命に。高松宮記念では4コーナーを手応え抜群で上がっていったが馬場が堪えて沈んでしまった。結果的にファストフォースへビクトリーロードを作ってしまう形にはなったが、この馬自身は十分見せ場のある競馬だったし、綺麗な馬場ならもっと着順は上だっただろう。しかし前走の末脚を見るに優れたエンジンを積んでいるようなので、早め先頭ではなく、後方で脚を溜めることができたらG1にも手が届く強力な武器になると感じた。内前有利になるこの時期の中山なので、鞍上のいつもの乗り方だと届くかが心配だが、秋になって重賞で乗れている横山典弘騎手ですし、短距離王国安田隆行調教師のラストを飾ってくれることに期待したい。

マッドクールにウインマーベルは好位で競馬をし、潰れた逃げ馬たちの後ろからしぶとく脚を伸ばしてくれることに期待。どちらも中山1200mで好走実績があり、坂を苦にするタイプではないので最後まで上位争いを演じることが可能。前者は夏負け、後者は出遅れに調整過程でアクシデントがあったなど、前走の敗因が明確で度外視できるため、妙味もついてきて相手にはもってこい。ナランフレグは昨年同様の理由で中山でこそ強いと思っているので、衰えも感じませんし、アグリが外を回す中内から堅実に伸びてくれるだろう。

ほか人気どころについての見解として、印は回りましたがナムラクレアはやはり坂で止まってしまう不安が大きい。枠順的にもロスなく運べる分昨年よりはスタミナが残っている可能性もあるが、中京の高松宮記念で勝っておきたかった感が強い。メイケイエールは春に左回りにこだわったように、こちらも中京の方が向いている。ただ昨年とは違ってぶっつけで出走できていることは好印象。昨年は直線で走るのをやめているように見えたので、フレッシュな気持ちで挑めたなら着順を上げてもいい。

本命単勝回収率22％ 複勝回収率131% 馬券回収率0%

本命はママコチャ。前走初の1200mでもいきなり2着。これまでの戦績だと劣るところもあるが、実力は引けを取らない。ある程度前につけることのできる先行力が魅力的で、大崩れはなさそう。鞍上は初の川田騎手であるが名手の腕を信じたい。

対抗はナムラクレアです。1200mの安定感はこのメンバーで1番です。ここでもしっかりいいレースが望めると思います。鞍上も続けて浜中騎手です。この馬のことは知り尽くしていることでしょう。

3番手はピクシーナイト。前走8着も復活の兆しが見られました。もしかしたらもしかするかも。

4番手はテイエムスパーダ。逃げそうな馬が外にいったのでハナがとれたら粘れるかもと思いいれました。

5番手はメイケイエール。G1ではあと一歩のレースが続いていますが、ここで制覇もあるかもしれません。