高松宮記念2022 全頭診断

3/27に中京競馬場で行われる高松宮記念の全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当していただきます

それでは早速こちら!

ここからは1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

1枠1番 サリオス 評価:B

<前走の評価  マイルCS6着(日本のレースでは)>

 この時は外の方が伸びる馬場だったのですが、直線で内を走ってしまったことが敗因の1つにあると思います。また、中団から差してくる馬が好走しているレースだったので先行したこの馬に展開が向かなかったという言い訳もできるとは思います。道中で他馬に寄られてかかってしまうところはまだ治っていないようです。

<評価>

 この馬は上記の通り、他馬に邪魔されない競馬が出来たら本来の実力が出せるのだと 思います。その証拠に逃げることが出来た香港マイルでは3着に好走出来ました。今回は最内に入れたので、レシステンシアから少し離れた2番手3番手くらいで他馬に邪魔されず競馬したいところですね。ただ今までマイルを中心に走ってきた馬です。急にスプリントG1に出て先行競馬ができるとは思えません。スピードについていけずに中団からになってしまった場合、最内で揉まれてしまうので自分の競馬に集中できないでしょう。雨が降ってペースが緩くなれば何とか前に付けることが出来る可能性もあるので、天候次第で紐に入れるかどうか決めたいですね。

1枠2番 ナランフレグ 評価:A

<前走評価 オーシャンS2着>

 後方から異次元の末脚で突っ込んできましたね。他の上位馬が前でレースを運んでいる馬の中、この馬だけ後方から突っ込んでこの着に入ってくるのですから、なかなかの実力があると感じています。

<評価>

 このメンバーで後方から突っ込んで来る馬の中では、一番見込みがあると感じています。ただやはり少しは展開の利がないと厳しいでしょうね。ペースが速くなっても追走は問題ないと思いますので、前の馬がばてればこの馬が勝ててもおかしくないとさえ感じています。ただ1つ懸念点があるとすればこのレースを確実に出走するために1レース余分に使ってしまったことでしょうか。この分の疲れがたまっていないといいのですが。ただそれを抜きにすれば勝ち負けさえあると感じています。

2枠3番 シャインガーネット 評価:B

<前走評価 シルクロードS2着>

 前々走までは後方から切れ味鋭い末脚を発揮する競馬をしてきた馬でしたが、今回は先行することができました。それによって今まで届かなったところまで届くようになったと思います。こういった競馬ができると今後もスプリント重賞で結果が出てくるような感じがします。

<評価>

 気性が荒く、中々な暴れ馬なのでそれを気にしなくて済むスプリントに路線を変更したことは非常に良かったと感じています。また左回りの方が良い成績が続いており、今回の環境はこの馬に非常に向いていると感じています。内枠に入れたことも脚を溜めることが出来るので好材料でしょう。穴馬として注目している1頭です。しかし、G1の流れはこの馬にとって速すぎるということ、前走完璧な競馬をしたにもかかわらずメイケイエールにちぎられてしまったところを見ると、人気上位勢との差を少し感じてしまうところではあります。人気上位勢が力を出し切れなかった場合、この馬が3着あたりに突っ込んで来る可能性はあると感じています。

2枠4番 ライトオンキュー 評価:C

<前走評価 京阪杯7着>

 中団後方で運んで直線で末脚を繰り出すいつも通りの競馬をしましたが今一つでした。しっかりと力は出し切っていたと思います。要は今の実力はその程度ってことでしょう。ちゃんと毎回走ってくれる馬で好感は持てるのですが、可もなく不可もなくという感じになってしまいますね。

<評価>

 後方に有利なレースになったとしても決め脚が足りないし、前有利だと単純に届かないしという状況です。さすがにここでは厳しいでしょう。というか重賞だともう厳しい可能性はあります。

3枠5番 レイハリア 評価:B

<前走評価 京阪杯16着>

 外枠に入ってしまったことでいつもの先行競馬がスムーズにできずに敗退となってしまいました。また、後方の馬に有利な展開になってしまったことも敗走の要因でしょう。そういった意味では度外視可能ですが、その割には負けすぎという印象です。この斤量でこの走りだと実力的に疑問が浮かびます。

<評価>

 今回は内枠に入ることができましたね。スムーズに先行して持ち味を発揮することは十分可能だと思います。ただレシステンシアの作り出すペースに耐えることはできないでしょうね。重賞馬ではありますが実力的に疑問ではあるので期待はできません。

3枠6番 サンライズオネスト 評価:C

<前走評価 阪急杯3着>

 前につけた馬が有利な馬場状態が非常に味方したと感じます。また、直線に入るまで誰も前の馬に競りかけることが無かった点も好走の要因でしょうね。とにかく大分この馬に有利な展開になったことは間違いないので、ここでの構想は評価に直結しない印象です。逆にこの展開で3着止まりということが少し残念です。

<評価>

 前走で能力の底が見えてしまった印象です。さすがに今回は前走ほど展開が向くとは思えませんし、実力的にも評価できない1頭かと思います。前走の影響で人気が少し上がるのであれば積極的に切っていきたい1頭だと思っています。

4枠7番 レシステンシア 評価:S

<前走評価 スプリンターズS(日本では)>

 外枠に入ってしまったにもかかわらずスムーズに先行できることはさすがの一言です。ただ今までのように逃げの競馬を取ることはせず、控えて差しの競馬を選択したので心配ではありましたが、2着まで来ましたね。やはりスプリント戦では最強クラスの1頭でしょう。ピクシーナイトとの差は枠だけだったと思います。

<評価>

 ピクシーナイトもグランアレグリアもいない今回は連軸として鉄板だと思います。馬場が渋っても軽くても好走できるでしょう。内枠に入ることもできたのでこの馬の好走条件がそろった感じがしています。ただ今までもそうですが何故か勝ち切れないところがあります。今回も単勝人気が上がりすぎてしまうようであれば頭では買いづらいなと感じてしまいます。

4枠8番 ジャンダルム 評価:C

<前走評価 オーシャンS1着>

 流れが思ったよりも緩く、前残りの展開になったところを先行できたことがこの馬の勝因だったと感じています。荻野Jが乗ると先行する競馬ができるようですね。また、斤量が減ったことも功を奏したでしょう。中山競馬場が得意なようなので今後も中山で狙いたくなるような競馬をしてくれました。

<評価>

 前走勝てたのは流れがあまり速くならなかったからです。今回はメンバーを考えるとハイペースになる可能性が高く、この馬は追走でしんどくなってしまうと思います。レシステンシアの横に入れたので、この馬の後ろにつけてスムーズに先行して尚且つ雨が降って流れが緩くなれば好走できるかもしれませんが、そもそも右回りの方が良いタイプなのでちょっと厳しいと思います。

5枠9番 ロータスランド 評価:C

<前走評価 京都牝馬S1着>

 前残りで尚且つ楽なペースで先行することが出来ました。後方の馬も楽なペースにもかかわらず止まってしまった馬がほとんどだったので、勝ちはしたもののメンバーレベル的に疑問が残りますね。ただ大幅な馬体増だったので一度使った上積みが次走では期待できそうです。

<評価>

 スプリントG1のペースについていけるとは思えませんね。馬場が渋らないときついと思います。ただレシステンシアの近くの枠を引けたことでこの馬についていってスムーズに先行する形が取れるようになったのは好材料だと思います。とにかく天候次第だと思いますね。雨の影響でペースが緩くなったら面白い1頭です。

5枠10番 キルロード 評価:C

<前走評価 オーシャンS6着>

 外を周らせた不利はあったものの、直線ではばてた感じで伸びあぐねてしまいました。後ろで同じような競馬をしていたダディーズビビットがそれなりに伸びていたところを見ると、実力的に重賞では通用してないのかなという印象です。

<評価>

 去年3勝クラス、リステッド、オープンを3連勝してきた馬ですが初重賞である前走では重賞の格にはないような印象を受けました。G3でそのレベルだったところを見るととてもG1で買おうとは思えません。

6枠11番 クリノガウディー 評価:C

<前走評価 阪急杯14着>

 内有利の馬場で大外枠ではなかなか厳しいです。結果はあまり気にしなくてもいいと感じています。もともと負けるときは結構な着差で負けることがあるので、最下位であるからといって見限るのはまだ早いと感じます。

<評価>

 この馬は戦績から分かる通り中京の1200でのみ好走する可能性が高くなる馬です。枠も一昨年好走出来た時と同じ枠に入れましたね。余裕があれば大穴の1頭として考えてもいいですが、一昨年と違って近走負けすぎなので今回一気に変わり身があるかと言われるとちょっと難しいかもしれません。あと本当は福永Jに乗ってほしいところでした。

6枠12番 エイティーンガール 評価:C

<前走の評価 阪急杯10着>

前走の阪急杯は内でしっかりと脚を溜めることが出来ていた馬に有利な展開になってしまいました。後方から外を周ってくるこの馬は結構きつい展開でしたね。また、前目の馬が有利でもあったのでさらにきつい状況でした。この結果は度外視で良いと思います。

<評価>

 後方から切れ味鋭い末脚を使える馬ですが、それしか競馬のレパートリーがないというタイプです。なので基本的には前が崩れる展開にならないと来ることが出来ません。G1であれば追走を考えるとペースが速くなりにくい重馬場の方が良いです。重馬場だった去年は勝ち馬から0.4秒差と善戦できています。ただ正直同型のナランフレグに勝てるような末脚があるか疑問ではありますし、最近行きたがるところが出てしまったせいで満足に脚を溜めることができないときがあるので、狙いづらい1頭です。

7枠13番 トゥラヴェスーラ 評価:C

<前走評価 阪急杯2着>

 最内枠からインでずっと脚を溜めて、最後は伸びる内を突いてきました。鮫島Jの馬場を読むうまさが光った競馬だとは思います。ただ騎手の力だけではなく、この馬は今までもコンスタントに鋭い末脚を使っているため、9番人気は少し舐められすぎですね。来るべくして来たという印象です。

<評価>

 前走+22キロで出てきたため、1回使って絞れてくればさらにやれてもおかしくない馬だと思います。内枠で脚を溜めたかったところですが外枠に入ってしまったのは非常に痛いです。ただ7歳馬ではありますがまだまだ衰えていない印象です。そこは気にしなくていいでしょう。あとはペースがあまりにも速くなると追走で手一杯になる恐れがあります。少し緩めのペースになってほしいですね。ただやはりこの枠となるとちょっと厳しい印象です。

7枠14番 ダイアトニック 評価:C

<前走 阪急杯1着>

 スタートが抜群によく、すんなりと先行することが出来ました。直線では岩田Jお得意のイン突きも決まり、すべて完璧に運べた印象です。ただ4コーナーで競り合ってくる馬がまったくおらず、この馬に非常に向いたという感じは否めません。ここのレースで評価が大きくあがるかというとそんな感じはしません。

<評価>

 前走は展開の利を大きく活かしての好走だったので評価しすぎるのはどうかと感じてしまいます。人気が大きく上がるようであれば切りたいですね。しかも今回は外枠に入ってしまいました。いつもの逃げ先行競馬をするにはスタートから少し脚を使わないといけなくなりましたね。あとはスプリントG1の流れについていけるかどうかです。7歳馬なのでピークは過ぎており、信頼しづらい馬だとは思います。

7枠15番 ファストフォース 評価:C

<前走評価 オーシャンS9着>

 スタートがあまりうまくいきませんでした。その影響で先団に取りつくために脚を使ってしまい、大敗となってしまいました。勝ってきたレースもすべて逃げており、逃げなければ好走でできないタイプなんでしょうね。

<評価>

 上記にも記した通り、逃げないと持ち味が発揮できないタイプです。今回外枠に入っていしまったので逃げるためには相当脚を使わないといけないでしょうね。また、今回仮に逃げることが出来たとしてもそれで粘れるようなメンバーではないので、ここは厳しいと思います。

8枠16番 ダイメイフジ 評価:C

<前走評価 オーシャンS8着>

 直線で若干詰まったものの、前が空いても全く伸びてくる感じもなく敗退となってしまいました。見せ場という見せ場はなかったですね。

<評価>

 さすがにこの舞台では厳しいでしょうね。最近どのレースに出てもそこそこ走って敗退を繰り返しています。もうあまり走る気持ちがわかないのでしょうか。ここも軽視でいいでしょう。

8枠17番 メイケイエール 評価:B

<前走評価 シルクロードS1着>

 気性はやはり治ってませんね。以前のように前を走っている馬に突っ込もうとするところはなくなったのでそういった意味では改善されたといっていいのかもしれませんが。とはいえあそこまで気性を乱した状態であの末脚は見事としか言いようがありません。素質はG1級だと思います。“素質は“ですけどね。

<評価>

 前走の競馬で人気が上がると思いますが、あの気性だとG1で好走することは難しいでしょう。ここは切り時だと感じています。また、17番枠に入ってしまったことで前に馬を置けなくなり暴走してしまう可能性が高くなりましたね。せっかく素質はあるのに非常にもったいないです。この馬は前哨戦でしか買ってはいけない馬だと個人的には感じています。

8枠18番 グレナディアガーズ 評価:A

<前走評価 阪神カップ1着>

 折り合いが今までと違ってしっかりと改善されており、最後に1頭だけ物が違うような末脚で突っ込んできました。流れが速くなって上り勝負にならなかったことが勝因だと思います。このようなレース展開になるとこの馬は非常に面白いですね。

<評価>  

この馬は新馬戦の時や前走の時のように流れが速くなって持続力勝負になったときに好走する馬です。今回はレシステンシアが良い枠に入れたため、スムーズに逃げることが出来るようであれば流れるようなレース展開になることが想定されます。そうなった時に一気の末脚で突っ込んで来るかもしれませんね。そうなった時は勝ち負けです。ただ気になることは、高松宮記念は追い込み馬が非常に不利であること、大外に入ってしまったことですね。あと隣にメイケイエールがいるので何かしらの不利を受けなければいいのですが、、、。

終わりに

以上、高松宮記念の全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!

他2名を含めた最終予想は明日3/26(土) 20時にツイッター、当ブログで公開しますので是非チェックしてください!

ありがとうございました。

https://twitter.com/pease2908
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