【宝塚記念2023】イクイノックスに春の悔しさを清算してもらおう大作戦/最終予想　

本命単勝回収率60％ 複勝回収率79% 馬券回収率27％

本命はやはりイクイノックス。妙味的にはこの馬から入らない方が良いのは分かっているものの、さすがにこの馬を無視することはできなかった。例年通りタフな馬場で紛れのあるような状況だったら本命にはしていなかったと思うが、例年よりも馬場の速い時計勝負になることを考えると、さすがにこの馬が勝つと思わざるを得ない。普通に周ってくれば今のこの馬なら勝てると思うので、秋を考えるとここで負けているわけにはいかない。

対抗は時計勝負にもスタミナ勝負にも強いアスクビクターモア。ここ2戦結果が出ていないが、前走はセーフティーリードが無い状態で瞬発力勝負になってしまったことが敗因で、前々走は出遅れたのが敗因ということで、度外視できる要素が多い。実力的にはこのレベルの高い世代でも間違いなくトップクラスの馬なので、ここで巻き返してほしい。この距離も全く問題ない。

3番手はタフな流れが向くディープボンド。枠的にも内外を見ながら周れる絶好枠に入ったので、タフな流れを先行してリードを作ることが出来ていればかなり面白いと思う。スタミナが活きる展開になれば。

紐としては、非根幹距離が大得意で尚且つ血統的に今がピークのジェラルディーナ、そして実力が過小評価されていると感じるジオグリフを評価。

本命単勝回収率0％ 複勝回収率85% 馬券回収率0％

ジェラルディーナに関しては春の時点から宝塚記念で買うと決めていたので、迷いなく本命とします。非根幹距離での好走が目立つというのは2週前から多くの方が述べており、もちろんそれも一つの理由ですが、この馬は牝馬らしく夏に強いところがあります。3歳時には詰まったローテながら3連勝、4歳時は鳴尾記念、小倉記念と好走。

さらにはその後にオールカマーを制し、エリザベス女王杯を制したように、使って良くなるタイプなのでこの春3戦目というローテもかなり好感が持てる。寒い時期は冬毛が目立つ馬ですが、見違えるほどに毛ヅヤもよく見えて、すこぶる体調も良さそう。

ただ不安な点がふたつ。ひとつは初コンビとなる武豊騎手。オールカマーやエリザベス女王杯の勝ち方を見ていると、横山武史騎手や外国人ジョッキーのガシガシ追えるタイプがやや合っている印象。とはいえ元々はスマートなフォームの福永騎手で勝っていた馬なので、気にしすぎか。もうひとつは、デビュー当時から聞こえて来る「母に似ている」というコメント、パドックでの暴れる様子、初の中山を好位抜け出しで勝利するところなど、とにかく母と似ている。そんな母は宝塚記念を二度敗れており、相性が悪かった。どちらも杞憂に終わってほしい。

イクイノックスは当然のごとく圧倒的な支持を集めているが故、週の頭からなんとかケチをつけようと各地から色んな不安要素が挙げられていますが、過去の凡走した人気馬とこの馬を同等に扱うことがナンセンスだと思っている。自分は有馬記念の勝ち方を見た時点で、「三冠をとってないだけでディープインパクトやオルフェーヴルに匹敵する馬」と評価しているが、上記の2頭はデータの例外として宝塚記念を勝利している。唯一の懸念として本来なら初輸送ということが挙げられたはずだが、1ヶ月前から栗東で調整されてはお手上げ。本命ではない理由は1倍台前半で妙味がないことだけです。

本命単勝回収率15％ 複勝回収率145% 馬券回収率0%

本命はイクイノックス。現役最強馬です。こんなところで負けるわけには行きません。早くから栗東に入り調教しており、多少普段の違った環境に困惑していたらしいが、一週前ではメンコは外していたし、そこまで問題はないと思う。状態面で言えば有馬記念の方が良かったように自分は感じてしまったが、馬体の成長自体はとても感じられた。枠が若干内寄りに入ってしまったため、位置取りはレース運びが若干難しくなりそうで、前走逃げたことが影響して若干行きたがることもありそう。ただ、逃げる馬が外の枠に入ったので比較的前が早く潰れる形になりそうで差しが有利な展開を予想しています。その場合この馬の切れ味が勝る。

対抗のジャスティンパレスも成長著しい4歳馬。前走久しぶりに京都で行われた天皇賞で晴れてG1馬になりました。阪神大賞典などの勝ち星があり阪神内回りをこなす器用さや差しの鋭さ、スタミナから宝塚記念でも好走できる条件は揃っている。距離だけでいえば神戸新聞杯での勝ち星もあるため、中長距離こなせる馬だと思っているが、ここ2戦続けて長距離を走っているので行き脚がどうか。

ディープボンドはスタミナがあり安定して好走してくれる。ただズブいところがあるので阪神内回りが気がかりではあるが、去年4着にきているのでここでも好走が期待できる。

ボッケリーニはG2までならかなり好走できおり、馬券内にも絡んでいる。前走鳴尾記念ではやはり実力的に見て一枚上のレース運びだった。G1では未だにいい結果は出ていないが、有馬記念より状態が上のため馬券内に入っても驚かない馬。

プラダリアは阪神コースと2200mに適性があるように思える。京都記念で宝塚記念と同じコースを経験できている点を評価。またダービーでは前の4頭には離されているものの5着に入っており、世代でも上位の実力を持っている。