10月27日(日)に東京競馬場で行われますG1・天皇賞秋の最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
※「三連単1点1000円勝負」は収支には含まず、各々の予想との関連はありません。
[NEW]↑2022産推し馬を更新!
pease
本命単勝回収率19% 複勝回収率105% 馬券回収率62%
2/17〜10/26現在までに公開した予想と買い目の成績です!
◎12リバティアイランド
○7ドウデュース
▲1ベラジオオペラ
△14レーベンスティール
△9ホウオウビスケッツ
牝馬の怪物がエリートたちを撫で斬る。
土曜日の東京は内が伸びる馬場であり、後方外追込みは基本無理。有利なのは内先行だが、速い上りを使えるのであれば中団外からなら十分差し切れる。展開としては、岩田親子がペースを握る形。恐らくホウオウビスケッツが逃げる。ペースはスローで、1000mは60秒は超えると見る。直線でのよーいドンでリバティには勝てる馬は恐らくいないので、ルメール騎手あたりが前を早めにつぶして少々タフな展開にする可能性はある。そうなった場合は中団で脚を溜めた差し馬が台頭。ルメール騎手が折り合いを気にして仕掛けきれなかった場合は先行穴馬が激走するかも。
とはいえどの展開になっても順当にリバティアイランドは好走すると思う。中々調整がうまくいかずドバイ以降はここが初戦になったが、このレベルの馬を中途半端な状態でG1に出走させないと思うので力は出し切れる状態だと思う。初の56キロを背負うがそもそも大柄で牡馬顔負けの馬体なので、むしろ古馬牡馬と斤量差が2キロある時点でズルいだろと言いたいくらい。枠も外にいるうまはある程度出していくかスタートが遅い馬で、ルメールをマークするのにさほど苦労しない。ごちゃつくこともなさそうなので、何かない限りは末脚を繰り出せる位置にいるはず。そうなったらそうそう負けはしないだろう。
対抗は秋古馬3冠を狙うドウデュース。去年はアクシデントにより武騎手が乗れず能力を発揮しきれなかったが、今年は最高のパートナーとともに参戦。スタートは遅いので序盤は後方になるとは思うが、徐々に位置を上げてリバティの後ろあたりを取れれば能力を発揮しきれるはず。あとは枠的にごちゃついて外に出せず詰まってしまわないか。内に閉じ込められてしまった場合、ルメール騎手が早めに先行馬を潰しにいくような競馬をすると潰された先行馬が軒並みこの馬の前に壁として立ちはだかる。この馬の瞬間の爆発力というよりかは長く鋭い脚を使うタイプなので、3,4角あたりには外にいたい。
3番手は先行勢の中ではもっとも能力があるベラジオオペラ。上村調教師のコメントがネガティブなのだけがものすごく気がかりだが、能力的には現4歳世代トップクラスであることは間違いない。展開利もありそうなので内から粘り込んでの2,3着は十分あり得る。激走してもそこまで人気しない馬なので妙味もある。
4番手は未完の大器レーベンスティール。強い馬なのは分かるがあまりにも人気しすぎなのでこの評価まで。馬だけを見るなら切りたいところだが、東京G1のルメール騎手をさすがに切ることはできない。まあとはいえ素質でいえば最初からG1レベルを期待されていた馬。普通に好走してもまったくおかしくはない。
5番手は邪魔されずに逃げることが出来れば思わぬ激走がありそうなホウオウビスケッツ。状態があまりにも良すぎてここを使うくらいには仕上がっており、能力を考えると展開さえ恵まれれば3着はある。人気もまったくないので、紐としては非常に魅力的。
人気どころで印を打っていない馬について、ソールオリエンスは今までで最高の状態だと思うが後方からリバティやドウデュースらを差し切れるとは思えず。ジャスティンパレスは状態も先行得意な坂井騎手との相性も疑問。ダノンベルーガはモレイラ騎手をもってしてもあの着順なら無理だろうという判断。タスティエーラはまだメンタル的に結果を出せる状態じゃないのかなという感じ。
Lakka.
本命単勝回収率53% 複勝回収率103% 馬券回収率79%
◎10ダノンベルーガ
○12リバティアイランド
▲14レーベンスティール
△7ドウデュース
△9ホウオウビスケッツ
なお、マテンロウスカイは後方ポツンとする。
一昨年はパンサラッサが前半57.4秒で逃げ、昨年はジャックドールが57.7秒で逃げた。この近2年の印象が強すぎて、なんとなく前が速くて後方組に向くような気がしている人がちらほらいそうなんですが、今年はそんな逃げ馬はおらず、ホウオウビスケッツがハナに立てばそこまで速くはならず、ある程度のポジションを取れる馬に利があるのではと想定する
その上で、このメンバーで最上位の力を持っているリバティアイランドより後ろにいる馬はノーチャンスなので、好位かつ後ろから迫るリバティをしのぐ力のある馬ということで、本命をダノンベルーガとする。イクイノックスがいた近2年のこの舞台で崩れておらず、特に昨年は天才を捕まえにいった組では最先着で、強い競馬だった。それに鞍上は久々来日のクリスチャン。間違いなくこの馬の力を発揮してくれるはず。
昨年のジャパンC前に「適性が2400m寄りにシフトしている」なんてコメントがあったことを思い出したのだが、その後春にドバイターフを使って好走しているため、「そんなことはなかった」と結論付けたい。変わらず左回りの1800〜2000mがベストで、戦ってきた相手を見てもここでは力上位のはず。
相手にはリバティアイランド。昨年のジャパンCでイクイノックスに次ぐ2着だったというのは彼がいなくなった今、日本で1番強いと判断すべきだろう。それに桜花賞の後方一気のイメージも強いが、それ以降の3戦では自分で競馬を作りに行くこともできており、位置取りの心配もしなくて良いのは心強い。単勝2倍で買えるのは最後となる可能性もあるんじゃないか。
▲のレーベンスティールもこの枠ですしある程度のポジションでリバティより先に抜け出すイメージ。中山まで見に行ったセントライト記念が非常に強い内容でしたし、その後のエプソムCもオールカマーも斤量や条件から常に地力を示し続けている。この勢いはかつて大物をまとめて食ったジャスタウェイのような雰囲気があるので、いきなりという可能性すらある。何より今のルメさまには逆らえない。
そしてドウデュースもリバティに次いで現役最強クラスなので、大崩れするとは考え難い。位置は後ろになりそうだが、コーナーであがっていけるタイプなので、展開が向けば頭までというイメージ。秋3戦予定も、今年は最終追いがポリトラックという勝ちパターンできているので、昨年より状態も良さそうなのもいい。
そのほか、位置が取れそうな組でホウオウビスケッツとべラジオオペラ。前者は同厩のノースブリッジよりも東京適性が高そう。ただし鞍上が不安。べラジオオペラは陣営のトーンがかなり低いのとメンバーレベルが格段に上がることが不安だが、1週前からびっしり追われていますし、当日の雰囲気次第では十分やれていい。
人気どころのジャスティンパレスは距離が足りない上に昨年は着狙いがハマっただけという評価。ソールオリエンスは待ちに待った左回りで狙いたいと思っていたが、前走で思いのほか走ってしまったことで想定より人気しているので積極的には買えない。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率0% 複勝回収率93% 馬券回収率8%
◎7ドウデュース
○1べラジオオペラ
▲10ダノンベルーガ
△12リバティアイランド
△14レーベンスティール
怪物がいない今、どの馬が最強に躍り出るのか。
本命はドウデュースです。この馬はリズム良く走れれば好走します。ただ、かなり気難しい馬なのはこれまでの走りを見ていて明白です。今年はメンツ的にもめちゃくちゃ速くなることはなく、例年通りのペースでしょう。なので、きちんと脚をためられると思います。ここは武豊とドウデュースのコンビを信じます。フォトパドックからも体調の良さが伺えますし、追い切りも順調でここは好走の予感。
対抗はべラジオオペラです。4歳世代の中では1番ポテンシャルが高いと思ってます。先行力もスピードも持ち合わせているので展開に左右されることが少ないと思うので大崩れがない。4歳になってますます成長しているのでここでも好走を期待。
3番手はダノンベルーガです。この舞台は間違いなくあっているのに、現在7番人気と妙味がある。この舞台ならジャスティンパレスよりは間違いなく向きます。
リバティアイランドは言わずもがな、現役最強牝馬。しかしまだ国内では古馬と1戦しかしていません。去年のジャパンカップではイクイノックスに続き2着でしたし、ダノンベルーガやドウデュースには先着しているものの、今回条件が好転しているのは後の2頭でしょう。ということで4番手にしました。
レーベンスティールは正直ここまで人気になるなら逆らいたいですが、今の上昇度とルメールに逆らう勇気がありませんでした。中山で1番結果を出していますが、東京でもしっかり勝ちきっているので問題ないと思います。陣営も東京2000mで走らせてみたかったと言っていますし、挑戦的なイメージも持ちますがどこまでやれるか非常に楽しみです。
今回かなり人気馬で選んでしまったので、買い方は点数絞って3連単にしようかなと考えています。
終わりに
以上、推馬による天皇賞秋の最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。