12月25日(日)に中山競馬場で行われるG1・有馬記念の全頭診断をしていきます!
全頭診断は推馬代表のpeaseが担当しております。是非予想の参考にご覧ください。
それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!
全頭診断
さぁ、1年の総決算の日がやってきましたね。年間の回収率がたとえ100を切っていたとしても、ここさえ勝てば報われるというようなレースです。
皆様の総決算が良いものとなるような診断を届けられればと思います。
S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他
1枠1番 アカイイト 評価:C
エリザベス女王杯でよく好走できていることから、渋った阪神2200mが非常に得意なタイプという見方をされていますが、中山の非根幹距離は対応可能だと思っています。去年の有馬記念はパンサラッサがいたことでかなりの持久戦になってしまい、牝馬のこの馬にとっては厳しい展開になりながらも7着ですからね。もう少しペースが遅ければもう少し上の着順になれたと思います。今回は最内枠ということでよりロスを抑えることが出来るところに入れました。完璧な競馬が出来れば善戦するかもしれません。ただ絶対的な実力値としてこのメンバー相手に3着内は難しいと見ています。
1枠2番 イズジョーノキセキ 評価:C
牝馬限定重賞でやっと好走できる馬なので、一戦級の牡馬相手に通用するとは思えないですね。また、直線が長い競馬場の方が合う気がしています。ただ枠は完璧なところを取れましたね。岩田康誠騎手がどのような騎乗をするのか非常に楽しみではあります。
2枠3番 ボルドグフーシュ 評価:B
2代目ディープボンドというイメージですね。とにかくスタミナがある馬で、タイトルホルダーが逃げる展開になればこの馬に向く流れになると見ています。ただディープボンドと違うのは位置取りが後方になってしまう点です。前走のように捲る競馬が出来れば面白いと思いますが、コーナーで加速することが苦手なので、中山コースだとどうしても直線からギアを上げることになると思うんですよね。そうなるとやはり勝ち切るのは難しいと見ています。また、この馬は距離が伸びるほどパフォーマンスを発揮してくるタイプだと思うので、距離短縮は減点材料ですね。完全なステイヤーというイメージです。
2枠4番 アリストテレス 評価:C
最近はめっきり走る気持ちが失われているような感じがします。典型的なエピファネイア産駒という感じで、古馬になってから走れなくなっていますね。ただ今回は初ブリンカーということで近走に比べるとまだ復調してくる兆しはあるのかなと見ています。とはいえ馬券として抑えるほどの信頼度はないと思います。
3枠5番 ジェラルディーナ 評価:S
今のこの馬は完全に覚醒した状態だと思います。前走エリザベス女王杯は距離も長く、不得意な道悪を圧勝しており、外を通った馬に有利な条件だったというだけではあれほど強い競馬はできていなかったでしょう。今回の2500mという舞台はこの馬の適性距離からは外れていますが、覚醒している馬はどんな舞台でも好走します。確実に抑えておいた方が良い1頭です。枠もしっかりと内に入れましたし、周りの馬も出足が遅い馬ばかりです。すんなりと自分のポジションは獲れるでしょうね。この馬が勝つ可能性も十分あると踏んでいます。
3枠6番 ヴェラアズール 評価:B
この馬は末脚を存分に発揮できる東京競馬場のようなコースが一番向いています。中山は合わないでしょうね。ジャパンカップ勝利後のインタビューでオーナーが、有馬記念はコース的に合わないからどうかなとコメントを残していたので、まさか出てくるとは思いませんでした。また、コース形態だけでなく、タイトルホルダーが作り出すスタミナ勝負というのも向いていないと思います。エイシンフラッシュ産駒はスローからの末脚勝負特化の血統ですからね。色々不向きな条件が重なっているので、好枠による恩恵とこの馬のポテンシャルだけでどこまでやれるかというところでしょうか。ものすごく流れが向いて尚且つ完璧な競馬が出来てやっと3着というイメージです。
4枠7番 エフフォーリア 評価:B
去年の有馬記念の覇者ではありますが、今のこの馬は3歳時と比べて大分力を落としています。本来この馬のベストな条件は左回りの瞬発力勝負であり、この舞台で好走できるようなタイプではありませんでした。ではなぜ去年勝つことが出来たのか、それは覚醒していたからです。覚醒したロベルト系の馬はどんな状況でも好走できます。ただ今のこの馬は確変状態が終了してしまっています。いきなりここで勝ち切るというのは中々考えられないです。あるとすれば、後方の馬にかなり有利な展開になったことでギリギリ3着に突っ込んで来るということくらいですね。
4枠8番 ウインマイティー 評価:C
良い枠に入りましたね。この馬以外の先行馬が軒並み外に行ったので、今回も積極的に前に行く競馬をしてくると思います。前走のエリザベス女王杯では大敗しましたが、この時は先行馬に圧倒的不利な条件下であり、尚且つ苦手な道悪でした。今回の方が条件的には向くと感じています。ただここで通用するほどの実力だとは正直思えないです。
5枠9番 イクイノックス 評価:B
末脚の鋭さは現役馬でトップクラスではありますが、まだ幼いところがあり、どうしても後方からの競馬になってしまうのがネックですね。皐月賞の時はある程度の位置を取りに行ったものの、それでかかってしまい最後はジオグリフに差されてしまうという形になりました。今回も皐月賞同様の競馬をするとなると、さすがにこの舞台がベストな古馬たちに差されてしまう可能性が高いかなと見ています。恐らく末脚に賭ける競馬をしてくると思いますので、信頼度としては低めと見ています。ただ完全に切ることはさすがにできないでしょう。この舞台さえ勝てたらもう歴史的名馬への道を進めると思います。
5枠10番 ジャスティンパレス 評価:A
前走の菊花賞は珍しくペースが速くなり、前にいたこの馬にとってはかなりタフな条件だったと思います。そんな中で3着に好走出来たあたり、強い馬だなと感じました。この馬は本来、2400や今回のような2500くらいが合っていると思いますので、距離短縮は好材料でしょう。菊花賞3着馬ということでそこまで人気していないと思うので、妙味的にも面白い1頭になりそうです。ただもう少し内の枠が欲しかったですね。4番6番あたりに入っていたらS評価にしていました。
6枠11番 ラストドラフト 評価:C
最近復調傾向にある馬ですね。とはいえ実力的にここは厳しいと感じています。G3までなら期待できる馬というイメージです。
6枠12番 ポタジェ 評価:C
この馬の買い時は道悪の時です。大阪杯の時なんかがまさにそうで、他馬が道悪に苦しんでいる中、この馬だけ平然と走っています。逆に言えば良馬場であればそこまでのパフォーマンスは見込めません。重馬場になれば頭で買っても面白い存在です。
7枠13番 タイトルホルダー 評価:A
今回はメンバー的に逃げることになりそうですね。スタミナを活かしたいと思うので、そこそこ速い流れにしてくるのではないかなと見ています。実力をしっかりと発揮できる状態であれば間違いなく勝てると思うので、この馬を切るというのは考えられないですね。後は凱旋門明けということで状態がどこまで回復しているかどうかです。凱旋門でまともに頑張っていたのはこの馬だけだったので、ダメージがかなり心配ですね。
7枠14番 ボッケリーニ 評価:C
競馬が非常に上手なタイプで、いつも安定した着順まで来てくれる馬です。ただ、はまり駆けしないタイプな以上、自分の実力より上の順位には来れないんですよね。実力で言うとG1レベルではないので、今回のメンバー相手には厳しいかなと見ています。
8枠15番 ブレークアップ 評価:C
先行馬のこの馬にはかなり酷な枠に入ってしまいましたね。かなりのロスを被ってしまうことになりますし、そもそも実力的に足りているとは思えません。さすがに厳しいと感じています。
8枠16番 ディープボンド 評価:C
最悪の枠を引いてしまいましたね。この馬のズブさを考えると外枠の方が良いなと思っていたのですが、さすがに大外は厳しいですね。あのタイトルホルダーでさえ5着に敗れた枠です。どんな馬であれ厳しいかなと見ています。
終わりに
以上、有馬記念の全頭診断でした。是非予想の参考にしてください!