12月24日(日)に中山競馬場で行われますG1・有馬記念の最終予想を公開します。
推馬では3人がそれぞれ得意なファクターで異なる予想を公開します。
軍資金は1000円で統一、買い目は自由。さらに、高額配当を狙う三連単1点1000円勝負にもご注目ください。
※三連単1点1000円勝負は収支に含まず、各々の予想との関連はありません。
pease
本命単勝回収率51% 複勝回収率70% 馬券回収率13%
2/18〜12/17までに公開した予想と買い目の成績です
◎5ドウデュース
○13タスティエーラ
▲16スターズオンアース
△10ジャスティンパレス
△1ソールオリエンス
大混戦の有馬。ここが大勝負
このレースで馬券回収率を100にもっていきます。
◎ドウデュース
叩き良化型のこの馬にとって明け3戦目はまったくマイナスでは無いはず。鞍上がやっと武騎手に戻り、今度こそドウデュースの本当の実力を発揮出来るはず。この枠なので中団くらいにはつけたいところ。イクイノックスの引退にライバルとして華を添えて欲しい。
〇タスティエーラ
競馬が非常に上手なタイプの馬なので、トリッキーなコースである有馬は向いているはず。今年の3歳牡馬戦線はレベルが低いと言われているが、この馬は古馬に対しても十分対抗できるほどの素質を持っている。ムーア騎手の神騎乗に期待。ただやはり内枠が欲しかったなぁとは思う。
▲スターズオンアース
致命的な大外枠番を引いてしまったのがかなり痛いが、実力、安定感ともにこのメンバーでは抜けている存在。勝ちはしなくても、馬券に入る可能性は十分にあると感じる。大外からのレース運びがうまいルメール騎手があとは何とかしてくれるはず。
△ジャスティンパレス
G1で3連続馬券に来てはいるが、すべて展開がかなり向いたものなので評価のしすぎは禁物。ただ、それでもG1で好走している実績はほんものであり、印を打たないというのはちょっとリスキーかなということで紐に。
△ソールオリエンス
器用な馬では無いので嫌な枠に入ってしまったとは思うが、それでも今の内が伸びる中山ではレース運び次第で大きなアドバンテージになる枠でもある。川田騎手は有馬記念であまり馬券に来ているイメージがないが、今年の川田騎手ならやってくれるかもしれないという期待を込めて紐に。
Lakka.
本命単勝回収率28% 複勝回収率74% 馬券回収率60%
◎5ドウデュース
○13タスティエーラ
▲10ジャスティンパレス
△7アイアンバローズ
△16スターズオンアース
ただでさえ崖っぷちなのに、7強なんて難しいレースを最後に持ってこないでほしい!
単勝オッズが1桁台の馬が7頭。幅は4倍〜8倍となっているが、この差を生んでいる要因は8割くらいが枠順じゃないだろうか。現時点で7番人気のスターズオンアースは半分より内枠なら1番人気だってあり得ただろうし、4番人気のタイトルホルダーが8枠だったら10倍台だったかもしれない。それほど「有馬=枠順」ということを多くの人が認識しているのだと思うが、今年からコロナ前の方式に戻った公開枠順抽選会の影響も大きいのではないか。
騎手と調教師が壇上に上がり、自ら引くことでよりリアルなリアクションが生まれるのが見どころでもあるが、今年はそれがネットニュースとして全国的にピックアップされるほど目立ってしまった。人気馬かつ比較的知名度もある騎手2名が8枠を引いた上、ともに絶望的なリアクションとなり、SNSを飛び出してヤフーニュースのトップに。有馬記念は普段競馬を買わない層も参加する国民的行事。抽選会がそれだけ大きく取り上げられた意味というのは大きかったと思う。
既に見解2.3頭分の分量になってしまった。つまり何が言いたいかというと、今年は「7強のレース」である。そして「陣営のリアクションは正直に受け取るべき」だということ。先に後者に関してだが、毎年抽選会を見ている人ならわかると思うが、8枠を引いた陣営は、マスコミ嫌いなどではない限り、いつも絶望的な表情をする。枠順が与える影響が外か内か以外に、並びや馬ごとの適性など、私たち以上に理解しているであろう陣営が8枠という時点であのリアクションをとるということは、つまりそういうことである。
前者に関しては、「7強」と解釈した場合、消去法的にここでは買えないという馬を削っていくしかない。なので印を打っていない馬から、ソールオリエンス。同世代のタスティエーラとの比較で、皐月賞を勝ったソールオリエンスの方が上だと判断してしまいそうになるが、皐月賞において一番強い競馬をしたのはタスティエーラの方。ソールオリエンス含め後方で運んだ馬が上位を独占する中唯一前で運んだ中でタスティエーラだけが2着。展開を考えればタスティエーラの方が上。そしてソールオリエンスは皐月賞、セントライト記念のどちらも4コーナーで外に膨れているように、馬体の完成度がまだ低く中山のコーナーを上手く回れないところがある。そして距離、兄にヴァンドギャルドがいるように血統的には長い距離で良いタイプではない。3000mでもなんとか3着に入ったが、タスティエーラとの差は明確。怖い乗り替わりだが、2500m以上では買えない騎手だと思っているので、ここは静観したい。
続いてタイトルホルダー。今年は目立った走りができてないが、単純に着順を落としているだけではなく、強かった頃の走りができていない印象。オールカマーは競走中止明けだったが、ジャパンカップは、勝つ気があるのなら直線に入った時点でイクイノックスからセーフティリードをとらないといけない。それがましてやパンサラッサを捕まえるより先にイクイノックスに捕まえられていては話にならない。仮に着を拾うつもりだったとしてもあまりに弱気な乗り方で、個人的な見解としては、そういった強い走りをタイトルホルダー自身ができなくなっているんじゃないかと見えた。イクイノックスを負かすための走りなんて和生が一番わかっているだろうし、ともに歩んできた相棒に対して弱気な走りを強いるとは思えない。今回の共同会見でもかなり歯切れが悪く、なんとか言葉を選んでいる様子で、良かった頃を知っているからこそ正直に物足りなさを感じているのだと思える。そしてタイトルホルダーが出るレースで何度も述べてきたことになるが、この馬が強い勝ち方をする時は誰も捕まえに来ない楽な競馬ができるとき。今回はアイアンバローズが捕まえに来るはずで、この馬のスタミナはバケモノクラスなので、1周目のスタンド前で捲って先頭に立つことも想像できる。タイトルホルダーにとって楽な競馬にはならない。
そして8枠の2頭は割り切り…と言いたかったが、スターズオンアースにだけは印を回してしまった。この馬はリバティに劣らない力があると思っているので、この枠だろうと最後まで脚を使って2.3着ならありそう。その上で残ったのがドウデュース、タスティエーラ、ジャスティンパレスの3頭に加えて、タイトルホルダーの見解に書いたアイアンバローズとなった。
最後に本命のドウデュースについて述べておく。この時代に秋古馬三冠を皆勤してきたことに不安要素があるみたいたが、この馬が弥生賞→皐月賞→ダービーというローテで3戦目のダービーを勝ったことをお忘れだろうか。さらに強調したいのは、この馬は使いながら在厩調整した時が一番力を出してくる。弥生賞→ダービーも在厩。京都記念→ドバイも在厩。ドバイは走ることができなかったが、凄まじい出来だったということが別の陣営から聞こえてくるほどだった。今回も秋天から一貫して在厩調整。秋天の時に「秋は3戦を予定しているので、ここでメイチの仕上げはできない、まだ太い」というコメントがあったように、最初から有馬まで考えられた調整が施されている。ここからは想像になるが、武豊騎手がジャパンカップに騎乗できないとわかり有馬では乗れそうとなった時、この厩舎そしてオーナーならどちらにメイチの仕上げ指示をするだろうか?私はジャパンカップはお釣りが残る仕上げだったという結末に懸けたい。
ちょい穴党のリョー馬
本命単勝回収率114% 複勝回収率144% 馬券回収率10%
◎4タイトルホルダー
○10ジャスティパレス
▲1ソールオリエンス
△13タスティエーラ
△9ヒートオンビート
やはり重要なのは枠順と3歳後半の2キロハンデ。イクイノックスとリバティアイランドがいなくてもそうそうたるメンツが揃いました。
本命はタイトルホルダーです。正直ピンかパーだと思っています。勝つならとことん圧勝すると思いますし、負けるなら馬券外になると思います。有馬記念では2年連続負けてはいますが、大外枠であったり、凱旋門賞帰りが影響してのもの。なかなか近走では状態が上がらないレースが続いていましたが、前走JCでは地力の高さを再確認できる内容でした。中山2500に適性の高いピッチ走法であり、スタミナ面もメンバー随一です。内枠の偶数枠に入れましたし、ここは間違いなくハナをとりに来るでしょう。同型のアイアンバローズも逃げたいだろうがこちらのがスタートやスピードは上なので逃げに徹することができるはず。上積みもあり、有力馬が外にいった今回は好勝負。
対抗はジャスティンパレス。大箱向きであることは間違いないが、実力はこの中でもトップを争う。去年の敗因は馬場の悪いところを走らされたこと。そして何よりこの馬が本格化したのは有馬記念のあと。阪神大賞典の時からだと思っているので、去年の有馬記念とは別馬と考えていいでしょう。前走、とその前と後ろからの競馬が続いていますが、有馬記念はそれでは厳しいので、中段目に位置して欲しい。天皇賞春のようにタイトルホルダーが落ちていったら流れに乗れるのはこの馬。
ソールオリエンスは皐月賞のような後ろからの競馬が印象的ではありますが、先行もできるタイプです。今回1枠1番に入ったので、出遅れれば大外をまわすことになる枠で厳しいかなとも思いましたが、近くがシャフリヤールやホウオウエミーズなのでスタート出ることができればうちに切り込んでくるであろうアイアンバローズの後ろあたりに位置して、楽に内側を通れるのではと思いました。距離短縮は間違いなくプラスですし、中山の好走歴もあるので評価しました。
タスティエーラに関してはソールオリエンスより中山への適性はありそうです。ソールオリエンスとどちらか上に評価するか迷いましたが、位置的に前にいるのはソールオリエンスかなと思いこちらを4番手評価にしました。しかしほぼほぼ差はありません。菊花賞以来の秋2戦目で輸送なしなので楽しみな1頭です。しかしながら3歳牡馬に世代間の実力というのはまだわかりません。あっさり惨敗もあり得るのが怖いところ。
最後にヒートオンビートです。正直G2止まりの馬なんですが、大外枠に2頭も有力馬がいってしまい、距離不安、海外帰りすぐ、3歳の実力このような不安点があり、もしかしたらもしかするのではと思っています。タイトルホルダーが作り出す流れは何度も経験していますし、天皇賞春では4着も経験しています。善戦マンだからこそ有馬記念でも善戦してくれそうな気はします。
やはり有馬記念で重要なことは枠順と3歳のハンデだと思います。例年優秀な牝馬が馬券に絡むことが多いですが、今年はその牝馬が8枠に入ってしまいました。スルーセブンシーズに関しては本命にしても面白いなと思っていた馬でした。3歳世代に関しては世代差がわかってはいませんが、3歳後半のハンデ2キロというのはやはり大きい。ここは牡馬2頭とも評価する形になりました。
正直、イクイノックスやリバティアイランドがでないので人気が分散しており嬉しい反面やはり、かなり難しくなっているとは思います。きっちり当てて一年の負けを取り返します。
終わりに
以上、推馬による有馬記念の最終予想でした。
買い目は発走10分前にはLakka.のツイッターにて公開予定です。ぜひご覧ください。
『推馬予想』の2024年度予想レースは今年も有馬記念が最後になります。それでは皆さん当てましょう。
※全頭診断はお休みです。