【日本ダービー2024】50代が作った魔のペースに為す術もなく…/回顧

回顧

5月26日(日)に東京競馬場で行われたG1・日本ダービーについて振り返ります。

pease

投資25400円 回収10020円 回収率39%
本命単勝回収29% 本命複勝回収率70%

2/17〜5/26現在までに公開した予想と買い目の成績です!

日本ダービーの回顧

15ジャスティンミラノ2着(1番人気)
12シックスペンス:9着(3番人気)
2レガレイラ:5着(2番人気)
3ジューンテイク:10着(14番人気)
9ダノンエアズロック:14(5番人気)

三連単
15→2,12→2,3,9,12,14

三連単1点1000円勝負】
9着:12シックスペンス
2着:15ジャスティンミラノ
103ジューンテイク

pease

迷走も迷走という感じ。今一度予想を見直さないと。

回顧

今年のダービーはロジャーバローズに続く荒れ模様でしたね。典さんが武騎手の持つ最年長G1制覇記録を塗り替える歴史的な日となりました。56歳でダービー制覇、凄すぎる、、。

今回のレース展開は予想通りスローペースとなりました。ただ、逃げた馬がまさかのエコロヴァルツ。シュガークンが前を取り切っていたとしたら、もう少し速いペースになっていたと思うので、1000m通過が62秒なんてことにはならなかったでしょう。メイショウタバルの回避がレースの結果に大きく左右したという感じですかね。3角でサンライズアースとコスモキュランダがスローペースを察して捲っていきましたが、結局は直線での切れ味勝負となり、前の馬がまったく止まらないような展開となりました。

勝ったダノンデサイルは今回のレース展開を完全にものにしての勝利でした。前走の皐月賞はスタート直前に典さんの判断で取消となりましたが、結果論とは言えあそこで消耗しなかったことが今回の激走につながったなと思います。やはりダービーは人馬の絆が非常に大事なレース、ずっと典さんが大事に育ててきた馬だからこそこのような結果になったと思いますね。スタートと二の脚が速く、逃げることもできたと思いますがエコロヴァルツとシュガークンに前を譲って3番手内というポジションを選択しました。典さんは普段奇想天外な騎乗をすることが取り沙汰されていますが、自分が大事に育ててきて尚且つ可能性のある馬に関しては案外王道なポジションで競馬をしてきます。人気はありませんでしたが、皐月賞では結局ジャスティンミラノ等と対戦しておらず実力が未知数だったこともあり、今思えば走る素養は持っていたなと感じました。次走以降ですが、今回の激走をフロッグ視して能力がないと見るのは危険ですね。目立っていないかっただけで世代上位の力は持っています。ただ、あまりにもきれいに行き過ぎたのは否めないので、かなりの人気になってしまうようなら疑ってみても良いと思います。距離は2000m~2400mというところでしょうか。

ジャスティンミラノは見事に出し抜かれてしまいましたね。戸崎騎手は本当にこの舞台で勝ちに恵まれないです。ただ今回の騎乗が酷いというわけでは全くなく、ペースを読んで前に出していった判断は良かったと思います。ただ結果的に捲ってきたサンライズアースとコスモキュランダにすんなりと並ばれたことで、外からサンライズアースとコスモキュランダ、内からダノンデサイル、後からシックスペンスと全方向からプレッシャーをかけられるかなり苦しい競馬になりました。やはりマークされている状態で臨むというのはルメール騎手や川田騎手ほどのトップジョッキーでもない限り難しいです。今回は負けましたが、馬は相変わらず強くて安定感があるところは見せてくれています。また、変に勝ってしまっても菊花賞に行かざるを得なくなってしまうので、ここで負けたことで得意舞台であろう天皇賞秋やジャパンカップに焦点を向けることが出来るのではないでしょうか。そちらに出てきたら今回ほどプレッシャーがこの馬だけにかかることはなくなると思うので、期待できると思いますね。

3着に来たシンエンペラーに関しては、この馬の能力を見誤っていました。切れ味勝負では分が悪いと思っていたのですが、結果的には上り2位の脚を使って突っ込んできましたね。本当はもっと前のポジションを取りたかったと思いますが、1角~2角で馬が力んでしまい、ポジションをとることが出来なかったのは痛かったですね。着順は変わらなかったと思いますが、もっとジャスティンミラノとの差を詰めることはできそうな感じでした。皐月賞では最後の最後でまじめに走ってくれないところがありましたが、今回は最後まで頑張って伸びてきており、精神面の成長を感じることが出来ました。ただやはりこの馬の得意舞台は上りがそこまでかからないタフな馬場でのレースです。凱旋門賞、この馬が取っちゃうかもしれないですね。

4着のサンライズアースは長く良い脚を使うこの馬の長所を活かすことが出来たのが最大の好走要因だったと思います。ただやはりダービーの1枠1番は侮れませんね。掲示板にはどんな人気薄でも突っ込んできています。ただ最近4着どまりなことが増えてきましたね。1枠1番だからと言って必ず買うというよりかは、1枠1番に内枠を活かせるタイプの強い馬が入った場合は鉄板候補という感じで付き合うのが良いと思いました。

5着のレガレイラは展開不向きな中で、上り最速を使って掲示板を確保しているあたりやはり強いですね。ただ現状は自分で競馬を作れないことに悩み続けるでしょう。スタートの遅さとポジションが後ろになってしまうことを克服しない限り、上りは使えるが善戦止まりというレースが続きそうですね。また、内枠もこの馬にとってはポジションをリカバリーできない死の枠なのでしょう。外枠で尚且つある程度ペースが流れそうという条件が揃えば、G1を獲れると思います。

シックスペンスは位置取り的には完璧なところにいましたが、最後はミラノに突き放されてしまいました。折り合いがいまいちで脚が溜まらなかったというのもありそうです。距離はもっと短い方が良いのでしょう。マイルから2000くらいでしょうか。また、現状はそこまで強くないので成長待ちですかね。スプリングSの競馬はまさしく素質のある走りだったので、この素質が今後成長してどうなっていくのか、非常に楽しみです。

ダノンエアズロックはあまりにもテンションが高すぎて、レース前ですでに体力を消耗しましたね。持っているポテンシャルは世代でもトップクラスなので、もっと大人になってくればこの馬の力を存分に発揮できるでしょう。モーリス産駒ですからね。気長に成長を待ちましょう。

アーバンシック、ビザンチンドリームは現状大味な競馬しかできないので、もっと競馬に幅が出るまではG1では狙えないという印象。シュガークンは血統的に秋、もしくは古馬になってから中距離、長距離路線で。コスモキュランダは中山、阪神で。ゴンバデカーブースはマイルに戻った時にという感じ。

Lakka.

投資85000円 回収82500円 回収率97%
本命単勝回収率84% 本命複勝回収率151%

日本ダービーの回顧

9ダノンエアズロック:14(5番人気)
15ジャスティンミラノ
2(1番人気)
14ゴンバデカーブース:13着(11番人気)
2レガレイラ:5(2番人気)
6コスモキュランダ:6(6番人気)

馬連
9-15
ワイド
9-14

三連単1点1000円勝負】
2着15ジャスティンミラノ
13着:14ゴンバデカーブース

5着:2レガレイラ

Lakka.

王道を歩めていないことはもっと重く捉えるべきだった。

回顧

今回は展開を読み違えました。シュガークン、ダノンデサイルまではいいのですが後方ポツンにかけると思っていたエコロヴァルツが出していき、1000m通過が62秒。さらにそこから400mはずっとゆったりと、こんなスローペースになるなら前の馬と捲る馬をピックアップできたはずで、ダノンデサイルへの評価も変わっていた。皐月賞では印こそ回らなかったものの買いたい11頭の中にはいて、直前で取り消した時は怖い存在がいなくなってホッとした気持ちもあったほど。京成杯勝ち馬にいい印象はないが京都2歳Sは評価すべきで、能力はわかっていただけに展開を読めなかったことが悔やまれる。

そのような展開になった以上後方一気組には難しく、レガレイラ、アーバンシック、ビザンチンドリームの殿三銃士の着順はある程度仕方ないかなと思います。ただレガレイラは仕掛けていけるタイプと思っていただけに、この枠でなければレイデオロのように捲っていたのではないか。この点は見解で述べたように「スローになった時に捲れない」2番枠にしてやられたと考えています。

本命のダノンエアズロックはパドックで見せたうるさいところは普段通りでしたが、返し馬でも首を振って、待機所でも鞍上がなだめている様子が映っていたので、レース前の消耗が激しかった。こういうところはダービーやオークスでありがちな王道路線を通れていない弱さが出たと思っており、考えが甘かった。反省。

ゴンバデカーブースは積極的な競馬ながら、前に馬を置いて落ち着いて走れていた。しかし14番枠なりに終始外を回す形では2400mは厳しかったか、最後に弾けるような脚がなかった。内枠でスムーズに運べればもっと良かったと思うが揉まれるとどうかとも思うし、下げていたところで今日の展開では馬券内はなかったと思うので、今日できる精一杯のレースはしてくれたかなと思います。馬はNHKマイルCより断然良かった。

最後にジャスティンミラノ。戸崎騎手のレース後コメントには「捲られても冷静に走れていた」とあったが、少なからず影響はあったはず。2頭に並びかけられた際にシュガークンの外に並びかけようとしてから、もう一度その後ろに下げるような格好になっていますし、ダービーを1番人気で負けてしまった悔しさから、言い訳はしたくないという気持ちがあるのだと思う。そんな状況でも勝ち馬は内でじっと足を溜めていましたし、その分の着差だと思う。

ただ自分の評価としても先週に引き続き2着読みの対抗としているのは、やはり現状の戸崎騎手はマークされる立場では弱いと思うから。なにかきっかけとなる出来事があればかつての福永騎手のように一気に覚醒してくれると思うし、そのきっかけは同じくダービーだと思うので、そこそこの人気馬の時にさらっと勝ってくれるような気がしている。なので今はその時を楽しみにしたい。

ちょい穴党のリョー馬

投資29600円 回収3260円 回収率11%
本命単勝回収率0% 本命複勝回収率118
%

日本ダービーの回顧

8アーバンシック:11着(4番人気)
15ジャスティンミラノ2着(1番人気)
9ダノンエアズロック:14(5番人気)
2レガレイラ:5着(2番人気)
17ショウナンラプンタ:15着(12番人気)

三連単2頭軸マルチ
8,15→2,3,7,9,11,17

三連単1点1000円勝負】
148アーバンシック
2着15ジャスティンミラノ
15着:17ショウナンラプンタ

リョー馬

全く噛み合わずでした。ここまで外すとはちょっと予想を見直す必要がありますね。

回顧

まずは展開面に関して、メイショウタバルが取消になった時点で全ての予想をやり直す必要がありましたね。エコロヴァルツが大外から逃げたのでもう少し早くなるかなと思いましたが、すぐにペースも落ち着きかなりのスローペースになってしまいました。

まず本命馬のアーバンシックですが、スタートの反応自体はそこまで悪くなかったように思います。そこからある程度の位置が取れればよかったのですが、後方から3番手ほどでした。シュガークンが内にやったことで狭くなったのも影響があったように思います。皐月賞終わりのコメントでは後方からになったから負けたと言っていた武史騎手ですが、位置をとるという選択はしなかったですね。予想的には位置をとってもおかしくないなと思っていたのですが。後方からになってからというもの、全く折り合わずかかっていました。後方から押し上げていく馬もいた中でいきたくなってしまっていたのかもしれませんし、このスローペースの中だったので折り合わせるのが難しくなってしまった。まだまだこれからの馬ということで、ここで馬のペースに合わせていってしまうとこれからのレースのために良くないという判断もあると思いますが、あそこまで折り合わなければ馬券内に来るはずがありませんね。レース後のコメントでもこの馬を信じて後方からにしたと言っていますし、現状出せる力ではどうしても展開面に左右されてしまいますね。折り合い面が解消されればこの世代トップクラスの実力の持ち主なのは間違いないので今後に期待します。

ジャスティンミラノはやはり枠によって位置取りがやや外になったことが敗因の一つでもありそうですね。この馬の良いところはやはり操作性にあると思います。きっちり折り合えますし、最後もきちんと伸びてきます。ただ、それだけではやはりダービーを制覇することはできませんでした。もちろん実力もあり、尚且つ運や展開に恵まれる必要があります。今回は展開、枠、運などがダノンデサイルに味方した結果一位を譲ることになってしまいました。ジャスティンミラノに関してはまくってきた馬の影響も多少ある気がします。その点で言えば、ダノンデサイルは枠の利があり内で楽に回ってきているので、それが着差に現れていると思います。そこは横山典弘騎手の長年の経験や技術が成すことだとは思いますが。それにしても戸崎騎手は本当にちょっとな差でオークス、ダービーの勝ちを逃すことになってしまいました。騎手人生の中でもそうそうこの2レースを同年に1番人気の馬に乗れることってないと思いますが、今年の結果からスランプに陥るか、より野心を燃やすかで今年一年大きく変わりそうですね。

ダノンエアズロックはモレイラ騎手でも2400mを保たせることはできず。正直入れ込みすぎてますし、距離的には2000mより短いところの方が良さそうですね。

レガレイラは5着と善戦しましたが、やはり牝馬のダービー制覇は難しかったですね。内にいた分捌ききれなかったのも痛かったですね。いつのまにか後方寄りになってしまいました。スタートで前が取れなかったのが厳しかったですね。この馬のタイプ的には後方からなので今回は仕方がないと割り切るしかないですね。予想の時にもサトノレイナスを思い出していましたが、同じ5着となりました。

ショウナンラプンタに関しては実力的にも展開的にも厳しかったですね。この馬も折り合い面で上手くいかず最後まで後方のままでした。

?ダービーでここまで荒れるとは思ってもみませんでした。今年1番のハズレっぷりです。なんとか予想を発表しているレースで当てたいのですが、なかなか。全体の収支を見ると250%を超えてるのですが、推馬ではなぜか当たらず。

前半シーズンも残すところ安田記念と宝塚記念です。なんとかこの2レースを当てて少しでも盛り返しておきたい。安田記念は海外からの刺客もおり非常にレース予想が難しくなっているので当てて宝塚記念にいい流れを繋げたらと思います。宝塚記念はもしかしたら現地で観戦している可能性があります。

終わりに

大一番のダービーこそは的中させたかったのですが、いい予想ができず申し訳ありませんでした。今年の前半戦としてはあと2レース残っていますが、来週からは来年のダービーに向けた1年の始まりということで、気持ちも新たに臨みたいと思います。

また来週にはプロフィール記事に今年の2歳の推し馬を更新する予定です。そちらも含めて楽しみにしていてください。

日本ダービーの記事を読んで頂きありがとうございました。