【菊花賞2024】メイショウタバルが単騎だったのは3000mのうち300mくらいかな?/回顧

回顧

10月20日(日)に京都競馬場で行われたG1・菊花賞について振り返ります。

pease

投資32400円 回収19320円 回収率60%
本命単勝回収18% 本命複勝回収率98%

2/17〜10/20現在までに公開した予想と買い目の成績です!

菊花賞の回顧

10メイショウタバル16着(5番人気)
4ダノンデサイル:6着(1番人気)
13アーバンシック1(2番人気)
6ミスタージーティー:12着(13番人気)
9コスモキュランダ:14(3番人気)

単勝
10

三連単1点1000円勝負】
16着:10メイショウタバル
1着13アーバンシック
126ミスタージーティー

pease

ルメールうますぎ。ルメールがあと5人必要。

回顧

今年の菊花賞はいつも通りのスローペースではあったが、先行勢の入れ替わりが非常に激しい見ごたえのあるレースだった。結果的には先行勢は全滅。絶妙なタイミングで位置を上げていった馬たちが上位に来た。かなり難解な展開だったと思うが、上位に来た騎手の腕が光った。

本命のメイショウタバルは展開不向きの大敗。スタートはそこそこだったものの恐らく最初から出していくと制御が効かなくなるので控える競馬に。だが結局スローペースになったのを見るや否や先手を取る競馬になったが、結果的にさらにノーブルスカイにハナを取られるちぐはぐな競馬になってしまった。これは浜中騎手が悪いのではなく、先行馬にとってはかなり難しい展開になった上に馬の幼さも影響した。まだG1級じゃないので、古馬G2,G3で雨が降った時に狙いたい。大人になって折り合いがついたとき、面白い存在になりそう。

対抗のダノンデサイルもかなり難しい展開になってしまった。スタートが良くかなりの好位置に最初はつけることが出来たが、先行勢がどんどん入れ替わっていく過程で前にいたエコロヴァルツが下がってきてしまい、それに押し込まれる形で最終的には後方からの競馬となってしまった。内枠が悪い方に出たなという感じで、最後は良い脚を使っていることを考えるとやはり実力はある。馬体がかなり増えていたのも少し影響があったのかもしれない。能力的には古馬と引けを取らないものを持っているので、ジャスティンミラノが怪我をした今、この世代をけん引してほしい。狙い時は左回り中距離。

3番手のアーバンシックは去年に引き続きルメール騎手の神騎乗。この馬自身、夏を越してかなりの成長をしてきたとはいえ10日競馬で結果を残すことが出来るような馬ではないことは確か。折り合いもあまり安定しない馬のはずなのに、途中から位置を上げても暴走させないルメール騎手の手腕が光った。ただこの馬はルメール騎手が乗っていないと結果を出すことが出来ないように感じる。こういうタイプは結構いるのだが、これからこの馬を狙う時はルメール騎手が乗っているとき。ルメールが足りねえ、、、。

4番手のミスタージーティーはいつもとは違う前での競馬をしたものの、それが裏目に出て展開不利になってしまった。能力はありそうな馬なのだが難しいところがあり、中々花開かない。矢作先生が今後この馬をどう変えていくのか、それ次第ではどこかのタイミングで覚醒してもおかしくないのではと思っている。

5番手のコスモキュランダは、いつもよりも全然折り合いがついておらず捲るタイミングも登り坂と中々厳しい競馬に。距離が長かったという認識。ベストは右回りで時計がかかる中距離か。G1なら父アルアインも勝っている大阪杯かなと。あとは中山のG2,G3に出てきたら問答無用で買い。

今年の牡馬クラシックは3頭で分け合う形に。残念ながらジャスティンミラノは怪我でしばらく休養になるので、ダービー馬ダノンデサイルと菊花賞馬アーバンシックで世代を牽引してほしい。ただ、何となくアーバンシックはちょっと難しいかなという気がしている。やはりルメールが足りない。これに尽きる。あと今後面白そうなのはショウナンラプンタ。古馬になって成長した後にG1でも好走できるかも。

Lakka.

投資105000円 回収82500円 回収率79%
本命単勝回収率53% 本命複勝回収率103%

菊花賞の回顧

9コスモキュランダ:14(3番人気)
13アーバンシック
1着(2番人気)
11ショウナンラプンタ:4着(6番人気)
4ダノンデサイル:6(1番人気)
17アドマイヤテラ3(7番人気)

単勝
9
ワイド
4-9

三連単1点1000円勝負】
14着:9コスモキュランダ
6着:4ダノンデサイル

4着:11ショウナンラプンタ

Lakka.

どんなレースだろうと危なげなく勝たせるルメールが凄いって話になるんだけどね。

回顧

本命コスモキュランダ、パドックでは落ち着いている様に見えたが、返し馬から発汗が目立つ様になり、やや出遅れ気味のスタート。馬群の中に入れようとするも、1周目の下りで引っかかりっぱなし。菊花賞の鍵となる「最初の下りをスムーズに運べるか」が完全に失敗している。そこからはラチ沿いに入ったので、下げて外を捲るいつもの競馬にシフトしたのは良かったが、直線では全く余力がなく200m手前で手綱を引っ張り追うのをやめていた。最初の入りが上手く行っていれば違ったポジションで上の着順もあったと思うが、テンションが高かったのだろう、仕方ない。

そんなコスモキュランダにして欲しい競馬をされてしまったのがアーバンシック。対抗とはいえほぼルメールに印を打っているようなもので、10日競馬という臨戦課程や、コーナーで上がっていくような器用なことができない馬なので、差し損ねもあると思っていたのだが、どうもルメールが乗ると馬が変わるらしい。出入りの激しい先団の影響を受けないところから徐々に仕掛けて勝たせる。ここ最近ずっと言っているが、危なけがなさすぎる。怖い。

3着のアドマイヤテラはさすが淀の豊さんで仕掛けのタイミングや道中の運びにこちらもそつがない。今日は特に乗れていたし、淀の芝を掴み切っていたのだろう。それよりも4着のショウナンラプンタの鮫島克駿が良い騎乗だった。照準をアーバンシックと決め込んだ騎乗で常に視界に入れて進め、いつでも動けるスペースを確保しながら、勝負所もアーバンシックの後ろを譲らず進出できていた。最後は力の差が出たが、陣営の仕上げに応える完璧の騎乗だったのでは。それに右回りのコーナーをあれだけ綺麗に回れるようになったところにも成長を感じた。

問題はダノンデサイル。はやい話が内枠が仇となったのだろう。前のエコロヴァルツがピースワンデュックに絡まれたり、ペースが上がったり緩んだり出入りの激しい先団の影響をもろに受けた。映像を見る限り、向正面の入り口辺りや、坂の登りでポジションをあげることもできたように見えるが、無理をさせなかった辺りが鞍上ノリさん、ということ。ダービー馬で1番人気ということを考えれば、下げて直線勝負という、勝ちを捨てたような乗り方に文句を言いたくもなるが、戦前から「本気で菊を勝ちに行くなら1戦使うが、この馬にはまだ先がある」というコメントが出ていた通り、そこまで読めなかった自分が悪いと結論付ける。

そもそも、メイショウタバルが大人しくスタートからかっ飛ばしていればもう少し締まったレースになったはずで、コスモキュランダはかかることもなく、ダノンデサイルもじっくり脚を溜めれたのだろう。初めから出していっては皐月賞のように暴走する恐れもあったのだろうが、一度勝負に行ったのなら2コーナーで譲らず、再度仕掛けるタイミングも外から捲られた後では良さが全く生きないだろう。勝ちのイメージが湧かない騎乗に苦しめられたレースとなった。

ちょい穴党のリョー馬

投資42900円 回収3260円 回収率8%
本命単勝回収率0% 本命複勝回収率
93%

菊花賞の回顧

8ウエストナウ:11着(11番人気)
4ダノンデサイル:6着(1番人気)
17アドマイヤテラ3(7番人気)
13アーバンシック1着(2番人気)
16ヘデントール2(4番人気)

三連複流し
8-3,4,11,13,14,16,17

三連単1点1000円勝負】
64ダノンデサイル
1着13アーバンシック
11着:8ウエストナウ

リョー馬

印決着になってしまいました。本命選びは本当に重要。

回顧

今回の本命であったウエストナウは11着と人気通りの結果になってしまいました。わずか2戦目でのG22着と素質の高さ、粘れる脚を評価、そして前走からの上がり目を期待しての予想でした。思いの外早めに捲りにくる馬が多く、結果として埋もれる形になってしまいました。最後も脚が残っていないようだったので、距離も長かったのだと思います。実力的にも今はここまでかと。距離短縮した次走行こう狙ってみます。

ダノンデサイルは内枠に泣きました。正直4コーナーであの位置にいながら6着までこれているんだからすごいです。

アドマイヤテラは3着。武豊の騎乗もこの馬の折り合いの良さもいい。操作性がかなりいい馬。スタート後はほぼ最後方にいながらも少しずつ位置を上げて行き、最終コーナーでは1番前に並びかけて直線に入っています。これ以上ない競馬をしていると思います。アーバンシックとの差は決めてぐらいでスタミナならこの馬の方が上でしょう。

アーバンシックはスタミナと決め手そして何よりルメール騎手の上手さが噛み合っていました。この馬も操作性がかなり良さそう。折り合いも問題ない。長距離というわけでもないと思うので、中距離で今後どこまで成長し活躍できるかとても楽しみな一頭です。

ヘデントールG1初の馬ですが4番人気と注目度の高さがやはり出ていた一頭ですね。しっかり2着と結果を出しました。最後かなりいい脚を使っているので位置取りや追い上げのタイミングなどでアーバンシックにもっと詰め寄ることもできたんじゃないかなと。たらればですが。

コスモキュランダとメイショウタバルに印をつけず、アドマイヤテラに印をつけるところまでは上出来。本命だけ間違えた。天皇賞・秋では本命選びを慎重に見極めたい。

終わりに

結局ルメール、という結果になったのだが、1番人気が飛んで7番人気が馬券内に来ている割には全てのオッズが安めな気がするのは私だけだろうか。かなり手広く買っていた人が多かったのかもしれないが、やはり競馬ファンのつけるオッズの上手さは無視できないところに来ていると感じた。

さて来週は天皇賞秋。これまたオッズがバラけそうな好メンバーですが、しっかりと見極めていきたい。

菊花賞の記事を読んでいただきありがとうございました。