【オークス2022】全頭診断

5月22日に東京競馬場で行われるオークスの全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当して頂いております。

先週は、ソダシレシステンシアA評価2頭が馬券内に!

是非今週も予想の参考にご覧ください!

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

pease
pease

さあ私にとっての春大一番のレースがやってきました。非常に気合が入っております笑

先週の馬場を見ている感じ内ラチ沿いは伸びず、馬場の真ん中より外が伸びている印象でした。なので狙い目としては直線で外から長く良い脚を使えそうな馬というところでしょうか。2400はこの時期の牝馬にとっては非常に過酷な距離なので毎年じっくりとロスを省いて脚を溜めた馬が好走しやすいレースです。その辺を考えつつ診断していきます。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 ウォーターナビレラ 評価:C

見解

前走の桜花賞は完璧な競馬が出来ていました。内前有利の馬場傾向を活かして番手で競馬をすることが出来ていました。直線に入ってからの手ごたえも非常に良く、これは勝ったなと思っていたのですが勝ち馬が強かったですね。ただマイル以下に関してはこの世代の中でもトップクラスだなと思わせてくれる競馬をしてくれました。実力はかなりのものでしょう。最内を引きましたし、パーソナルハイが外枠に入ったこともあって楽に前に行けるのも非常に好材料でしょう。

ただ今回はさすがに距離が長いですね。まさか出走してくるとは思わなかったというくらいこの距離に適性はありません。そして桜花賞を―10キロで出走してきている時点でメイチは前走でした。調教も明らかに前走の方が良かったです。今回はお釣りがさすがにないでしょう。買う理由は全く見当たりませんね。

1枠2番 スタニングローズ 評価:C

見解

前走は最内枠を活かしてロスなく先行していき、最後は垂れてきたニシノラブウインクを抜いて勝つことが出来ました。操縦性が非常に高くて器用なタイプで、2400の舞台は全く問題ないかなと感じています。内に入ることができ、隣にウォーターナビレラが入ったのでこの馬の後ろに付いていく競馬ができます。ポジションはいいところが取れるでしょう。

ただ安定感があるだけで実力的には明らかに足りていないですね。前走も勝ちはしましたが、他に出走した重賞ではある程度までやれるというだけの感じで、単純に前走のレベルが低かったと判断しています。あまり期待はできないと思っています。

2枠3番 アートハウス 評価:B

見解

前走の忘れな草賞ではスローペースをしっかりと折り合って、2着馬に0.5秒差をつける圧勝劇を見せてくれました。新馬戦でも2000をしっかりと折り合っており、この舞台への距離不安、気性的不安は人気馬の中でこの馬が一番ありませんね。前走は直線に入ってから軽く追っただけで他馬を一瞬で突き放していきました。あのメンバー相手にはさすがに格が違うところを見せてくれましたね。このレースで上位人気なのもうなずけます。枠も折り合えるこの馬にとっては非常にいい枠に入りました。ロスなく先行することができるのは好材料です。

ただやはり経験の浅さが大きな減点材料にはなると思います。まず、初輸送というところですね。こればかりは当日に見なければ分かりませんが、この要素がプラスということはないでしょう。そして多頭数の経験がないということです。たくさんの馬に囲まれて走る経験がまだ少ないので折り合い的な脆さが出てしまう可能性があります。また、川田騎手×中内田厩舎はこういった大舞台では好走しない場合が多いです。それも嫌な要素ですね。ラヴズオンリーユーと重ねている人が多いと思いますが、あの馬はここに来るまで一度も負けたことがありませんでした。しかしこの馬はエリカ賞で6着に敗れています。もしかしたらいきなりこの舞台で好走できるような素質は無い可能性がありますね。試金石というところでしょう。とりあえずラヴズオンリーユーほどの信頼感はないという印象です。

2枠4番 ルージュエヴァイユ 評価:B

見解

前走のフローラSは前有利の展開に阻まれて最後は届かずの5着という結果でした。ただ上りタイムは断トツのものを使っていますし、進路を作ってからの伸びは素晴らしかったです。直線で多少の不利も受けており、スムーズなら馬券になっていたでしょう。戦績以上の能力を持った馬だと感じています。差しが届くような展開になると楽しみな1頭だと感じています。

ただ後方からしか競馬が出来ない馬なので、完全に展開任せな部分はあると思います。また、同脚質のプレサージュリフトの方が脚を持っているという印象ですし、この馬より前にいる有力馬たちもかなりの上りを使える猛者ばかりです。ただ注目はしておくべきでしょうね。もしかしたらそういった不安を払しょくするほどの脚力の可能性もあります。

3枠5番 サウンドヴィバーチェ 評価:C

見解

前走のチューリップ賞積極的に前に付ける競馬をしての4着でした。初重賞でメンバーレベルを考えてもかなり奮闘した方じゃないかなと思っています。能力は高いと感じました。前に付けた馬に有利な展開、馬場のレースであればまた重賞でも好走できるとは思います。

この舞台はさすがに役者不足だと感じます。折り合いも難しく、2400をしっかりと走り切れるとは思えません。

3枠6番 サークルオブライフ 評価:S

見解

前走の桜花賞は4着に負けてしまいましたが、敗因は展開が向かなかったことと枠にあったと考えています。むしろ内前有利の状況で外から末脚を伸ばして4着まで来るのですから、前走内容は着差以上の評価をしないといけないなと感じています。今回はこの馬の適性に最もあっている東京競馬場という点、懸念されていた輸送が無いという点、距離が長い方が良い点などを考えるとオークスという舞台は最高の舞台だと感じています。中団でうまく折り合い、直線外に出してスムーズに追い出せるような競馬ができれば勝てる可能性はかなり高いと思います。非常に期待しています。

ただ枠が少し内過ぎるような気がしますね。長く徐々に加速していきたいこの馬にとって包まれることが大きな懸念材料になります。ミルコ騎手の手腕に期待です。操縦性も高いので大丈夫だとは思いますが、、、。

4枠7番 ホウオウバニラ 評価:C

見解

前走のフローラSではスタートもしっかり出たにもかかわらず後ろに下げましたね。前有利な舞台で上りも使えないこの馬にとってはこの時点で終了でした。少し不可解な競馬という印象です。前走の競馬を糧に今回は前に行ってほしいですね。そしたらまだ戦えると思います。

ただ前走-10キロで出てきたところを見ると、フローラがメイチだった可能性はありますね。まさかフローラで負けてもオークスに出れるとは思ってなかったはずです。それに加えてこのメンバー相手には実力的に何枚も劣るイメージです。さすがに厳しいでしょう。

4枠8番 ナミュール 評価:C

見解

前走の桜花賞は敗因はこの馬に展開が向かなかったこと、枠、状態があまり良くなかったことがあげられます。さすがに内前有利な展開の中突っ込んで来るのは至難の業。ではなぜ同じ状況だったサークルオブライフに匹敵する上りタイムを使えなかったのかというと、チューリップ賞からのお釣りがあまり残っていなかったからだと感じています。チューリップ賞の時点で阪神JFで減らした馬体から増えずに出てきており、桜花賞ではさらにそこから減ってきましたからね。末脚はこの世代の牝馬では上位の存在ですし、直線の長い東京競馬場も合うとは思っています。

ただやはり桜花賞がメイチだったのではないかと感じています。前走既に馬体を減らしてきて出走しており、恐らくもうお釣りはあまり残っていないのではないかと思います。そのような状態で2400をしっかり走り切れるのかと考えると、少し厳しい印象を受けます。内でどれだけロスを省きながら競馬できるかにかかっていると感じます。

5枠9番 エリカヴィータ 評価:B

見解

前走のフローラSではSでは内前有利な傾向を完璧に活かしたパーソナルハイをしっかりと差し切りました。直線終盤からさらに1伸びしており、長い直線の東京競馬場への適性の高さを見せてくれました。フェアリーSの負けは直線で詰まったものですし、そこで評価を下げる必要は全くありません。フローラSでも見せてくれたように、余裕をもって道中運ぶことが出来る2000以上のレースが合っていると思います。ここも内でロスを省きながら先行しつつ、スムーズに先行抜け出しを運ぶことが出来ればここもある程度やれる可能性はあると思いますね。

ただ内前有利の展開の恩恵を受けないとこのメンバー相手に台頭するような感じはありませんね。ウォーターナビレラがかかって早仕掛けになるようなレース展開になるともたないと思います。真ん中の枠なのもちょっと微妙な感じはしますね。もっと内の方が良かったなと感じています。しっかりと展開を読んでから取捨をすべき一頭ですね。展開によっては来るという実力だと感じます。

5枠10番 ラブパイロー 評価:C

見解

前走は小頭数で単騎逃げはまりましたね。この馬は元々ダートを走っていた馬で、重馬場だったのも好走材料だったと思います。ただ特別強さを感じたわけではありません。重賞級ではないでしょう。ここは軽視しています。

6枠11番 ベルクレスタ 評価:A

見解

前走は展開が向きませんでしたね。前があれだけ止まらないとこの馬がどれだけ速い上りを使おうと届くはずはありません。ただ上り3位の脚を使って勝ち馬と0.2秒差まで迫っていることは素直に評価すべきと感じています。また、この馬は左手前だと加速がスムーズにいかないところがあり、前走は右回りだったので左手前を使わざるをえなかったというのも敗因の1つでしょう。今回は右手前で走ることができる東京競馬場です。クイーンCでは3着ではありますがスターズオンアースプレサージュリフトなどの末脚自慢を超える上りを繰り出しています。適性は明らかにオークス向きでしょう。人気も落ちると思いますので妙味的に期待したいです。

ただやはり距離的な不安はあると思います。多少長いとは思いますしね。なのでロスをできるだけ省いたレースをしてほしいですね。今絶好調の吉田隼人騎手がしっかりとエスコートできればというところです。

6枠12番 ライラック 評価:C

見解

前走の桜花賞は出遅れて後方になってしまい、結果的に前有利の展開になってしまったことで敗れてしまいました。出遅れる確率がかなり高い馬ではありますがある程度の上りは使ってくれますね。フェアリーSではまくって強い競馬を見せていますし、素質は感じる1頭です。

ただあまりに馬格がなさすぎますね。前走も6キロしか増えず、この馬体だとオークスでは張り合えないかなと感じています。出遅れ癖も致命的で、もし後ろからになってもプレサージュリフトルージュエヴァイユより上りは使えないと思っています。どうなっても厳しいかなという1頭です。

7枠13番 パーソナルハイ 評価:C

見解

前走のフローラSでは前に行く馬がいなかったことを活かし、積極的に逃げていく競馬ができていました。シンシアウィッシュに絡まれて消耗してしまい、最後はエリカヴィータに差されてしまいましたが、桜花賞からあまり間隔を空けずに走った割にかなり頑張った方だと思います。

ただ内前有利の展開を活かし切っての2着だったと感じています。ローテーション的にもかなりキツキツですし、万全の状態で仕上げて出走してくる有力馬たちに対抗できる感じはしません。また、前走は逃げることが出来ましたが、この馬は先行馬にしては出足が遅く、ハイレベルなメンバー相手だと先行するまでにかなり苦労する馬です。外枠に入ってしまいましたし、内に出足が速い馬たちが集まってしまったので、先行するのに苦労するかもしれません。実力的にも何枚か劣ると思いますし、厳しい印象ですね。

7枠14番 シーグラス 評価:C

見解

前走の忘れな草賞では前有利の展開を後ろから行った影響で鳴かず飛ばずの結果でしたね。とはいえあのメンバー相手に負けすぎだと思います。見栄えのする脚を使うこともないですし、このメンバー相手にはどうやってもきついだろうと考えています。

7枠15番 ピンハイ 評価:C

見解

前々走は超人気薄ながらチューリップ賞で2着、前走は桜花賞で5着としっかりと実績を持っている人気薄馬です。ここ2戦イン突きが決まっての好走で、内から馬群をさばくのがうまいタイプだなと感じます。

ただイン突きとはそう何度も決まるものではありませんので、そういった競馬でないと上位に来れないくらい実力の馬という評価をしています。馬格も小さくこの舞台では中々厳しい印象です。また、恐らく馬場が渋った時の方が力を発揮できるタイプなんじゃないかなと感じています。外枠に入ったことで得意のイン突きも難しくなりましたし、厳しい印象です。

8枠16番 プレサージュリフト 評価:B

見解

前走の桜花賞はあの位置からだと絶対に届きませんね。出遅れるので必ず後方からになる馬です。あの位置になったのは想定内でした。クイーンCで見た時に思いましたが、この馬はオークスの舞台なら無類の強さを発揮できるタイプの馬だと感じています。スターズオンアースを差し切ったあの末脚は非常に高い東京適性を感じました。あの豪脚をもう一度東京で見せてくれれば、勝つ可能性だって十分にあると思います。

懸念点は折り合いと位置取りですね。少々前向きすぎるところが出る場合があるのでスローになりすぎて折り合いを欠き、脚が満足に溜めることが出来なかった場合は無理でしょう。また位置取りが必ず最後方くらいになってしまう馬です。去年のオークスのように追い込み馬が台頭してくるような展開にならないと厳しいです。ただ今の東京競馬場は上り32秒台~33秒台前半を使える馬が外から差しやすい馬場になっていると思います。穴人気するとは思いますが、非常に期待しています。

8枠17番 ニシノラブウインク 評価:C

見解

前走のフラワーCは積極的に前に行く競馬ができたことで好走することが出来ました。中山の舞台も合ったでしょうし、1800もベストな距離だったと思います。今回の舞台はさすがに合わないでしょうね。切れる脚は使えませんし、直線が長いのもこの馬にとってはしんどいと思います。

8枠18番 スターズオンアース 評価:A

見解

前走の桜花賞は直線で前が壁になったり、途中で寄れてきた馬と接触しながらの苦しい競馬をしましたが、抜け出してからの瞬発力は素晴らしいものがありました。内前有利な展開を活かしての好走という声をよく聞きますが、私は展開云々よりもしっかりと実力で勝ち取った1着だと感じています。この馬をクイーンCで見た時、この馬はオークス向きだと感じていました。まさか桜花賞を勝つとは思いませんでしたが、この馬の適性はオークスの方にあると感じています。折り合いもつきますし、直線が長く広い東京競馬場なら前走のように追い出しが遅れてしまうということもないので、しっかりと実力を出し切れると思います。特に今回はメンバーを考えるとスローからの末脚勝負になる可能性が高いです。そうなったらこの馬の舞台です。馬券内に来る確率は非常に高いと感じています。

不安材料があるとすればルメール騎手に転乗りになるということですね。川田騎手なら迷いなく買えたのですがやはりこの舞台で乗り替わりは減点材料です。しっかりと折り合いをつけることができるように頑張ってほしいですね。

終わりに

以上、オークスの全頭診断でした!是非予想の参考にしてください!

https://twitter.com/pease2908

明日5月21日(土)に最終予想を公開!!

桜花賞ではLakka.が◎スターズオンアース→○ウォーターナビレラで124,800円の払い戻しを獲得!

皐月賞ではpeaseが◎ジオグリフ→○イクイノックス→▲ドウデュースで、公開しました買い目も全て的中!

今年のクラシックは絶好調

今週も期待の最終予想にご注目ください!

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