【皐月賞2023】実力拮抗、雨、混沌とした馬場を先頭で駆け抜けるのは誰の本命か。/最終予想

本命単勝回収率130％ 複勝回収率120% 馬券回収率0％

ベラジオオペラはかなりのスケールの大きさを感じる1頭。間違いなくG1級の馬だと思う。新馬戦からここまで1戦使うごとに馬体が完成に近づいており、ここに向けても体調は万全そうなのが非常に良い。内が荒れて外差し馬場になれば、この馬の末脚を存分に活かすことができる最高の舞台となる。あとは田辺騎手がどう競馬するかにかかってくる。田辺騎手の勝ちパターンである先行競馬をしてみても面白いと思っている。

対抗は安定感の高さが光るタスティエーラ。勝ち切る感じはしないものの、スムーズに先行できることや抜群の折り合いで2,3着に来る可能性は非常に高いと見る。

3番手のホウオウビスケッツは、前走のスプリングSで折り合いを欠いてちぐはぐな競馬をしながらも2着にしっかりと来ており、内容がかなり良かったと思う。この馬も使うたびに良くなってきているところが魅力的だし、和生騎手がデビューから乗り続けているというのも良い。グラニットとタッチウッドを行かせて3番手で運ぶことが出来れば粘って勝つ可能性もある。

紐として、成績の良い共同通信杯勝ち馬のファントムシーフ、器用な競馬が出来て尚且つ安定感のあるトップナイフに印をつけている。

本命単勝回収率0％ 複勝回収率38% 馬券回収率0％

前日の雨が残り稍重〜重で行われる想定で、本命はホウオウビスケッツとしました。父はドバイGSを連覇し、産駒にはUAEダービーを圧勝したデルマソトガケが出ていることからもダート向きのように思えますが、芝でも走れることを証明しているのがこのホウオウビスケッツ。とはいったものの、現状の他馬との比較では馬場が渋ることはプラス。

逃げたい馬や前に行きたい馬がいるので、その後ろくらいの良いポジションを持ち前の先行力で確保し、府中の直線で見せた持続力で後続を振り切ってほしい。先週は止むを得ず乗り替わりの馬を本命にしてしまったが、やはり本来であればクラシックは継続騎乗の馬を推したいところ。デビューから一貫して横山和生騎手が跨っているというのは心強い。

対抗はタスティエーラ、ファントムシーフ、トップナイフで悩みに悩みましたが、今回の予想は雨が残る想定。であればやはりサトノクラウンの仔を買いたい。力は横並びだと思っています。

本命単勝回収率40％ 複勝回収率20% 馬券回収率0%

本命はタッチウッドです。新馬戦は逃げの形になりましたが、馬のレベルにあまりにも差があったので逃げの形になってしまっただけ。前走スタートで出遅れ、追って先頭になったにも関わらず東京のコースで2着に粘る力は本物。負けはしたが強い競馬だった。また半兄にノースブリッジがおり、この馬も重馬場はさほど苦にしないように思える。父はドゥラメンテであり皐月賞を勝っている。まだまだ荒削りで完成するのは先だが、今でも通用するほどの実力がある。鞍上は武豊。大阪杯を絶妙な手綱捌きで勝利に導いた名手の腕によって是非勝利に導いてほしい。また兄弟でG1を勝ち取ってほしい。外枠になったので、外から煽られることはないのはいいと思う。前日の雨によりうちが荒れているのならチャンス大。

対抗のファントムシームは前回の共同通信杯は流石の勝ち方。大きく崩れる心配はない。ホープフルステークスは前が止まらない上に内側で蓋をされてしまい4着という結果になったが、実力負けではない。先行力があるので位置も取れるはず。馬券内の可能性が高い。

3番手はトップナイフ。連続で中山競馬場を使ってきており、皐月賞を目標にしてきている。ホープフルSでは勝ちに等しい競馬をしていた。前走からの上積みがあればいいが前走馬体重が−10キロだったので気になるところではありますが、フォトパドックを見ても残厩できっちり仕上げている印象。

4番手はフリームファクシ。新馬戦は2着だったもののその後3連勝。先行してなお速い上がりが使えているのが1番な魅力。ただ前進姿勢が強くここ3戦小頭数のレースしか出ていないので折り合いがどうか。他の馬と対戦成績がないので実力が計りずらいのが難しいところ。

最後はべラジオオペラです。前走は控える競馬をしましたがしっかり勝ちきったので実力は相当ある。この操縦性は非常に魅力的。ただ前走の段階で比較的仕上がっていた印象があるのでどこまで状態をキープできているか当日の馬体は要チェック。