【秋華賞2024】無事、クイーンの罠にハマるのであった/回顧

回顧

10月13日(日)に京都競馬場で行われたG1・秋華賞について振り返ります。

pease

投資31400円 回収19320円 回収率62%
本命単勝回収19% 本命複勝回収率105%

2/17〜10/13現在までに公開した予想と買い目の成績です!

秋華賞の回顧

4タガノエルピーダ7着(7番人気)
5チェルヴィニア1着(1番人気)
3クイーンズウォーク15着(3番人気)
13クリスマスパレード:5着(8番人気)
7チルカーノ:8(12番人気)

ワイド
4-3,5

三連単1点1000円勝負】
7着:4タガノエルピーダ
1着5チェルヴィニア
87チルカーノ

pease

直線夢を見た、、、

回顧

展開としてはセキトバイーストが逃げて、離れた2番手にクリスマスパレード、さらに離れてタガノエルピーダが引っ張るような形で集団があるという感じ。セキトバイースト、クリスマスパレードはタフなペースだったが、3番手以降の集団に関してはスロー。ただそれでも差し追い込み馬が来る辺り、やはり秋華賞は展開関係なく上りが使える差し馬が来るということを思い知らされた。

本命のタガノエルピーダは見せ場たっぷりの7着。悔やまれるのはこの馬以降スローペースになったことで持ち味の粘り腰が活かせなかったこと。ただ、この馬のやりたかった競馬は十分出来ていたと思う。さすがは団野騎手。今後この馬を狙うとしたら、右回りの1600mから2000mの牝馬限定G2,3かなと思う。

対抗のチェルヴィニア、超強いしルメール超うまい。全く危なげの無い競馬でダメだった部分が一つもなかった。ただやはり右回りはベストの舞台ではないと思うので、次のジャパンカップはより期待できる。あとはルメールが確保できるかどうかというだけ。去年リバティアイランドはイクイノックスとかいう良く分からん怪物がいたせいで勝てなかったが、今年は勝てるのでは、、、?

3番手のクイーンズウォーク、スタートで躓いたのがすべて。川田騎手のコメント通り、無事に周ってきただけで良かったという感じ。さてこの馬、今後どうするか難しいところ。何となくソングラインほどではないけど府中マイルとか強いんでね?とか思ってしまうが。まあ強いことは確かなので古馬になってさらに成長した姿を見せてほしい。

4番手のクリスマスパレード、素晴らしい粘りを見せた。先行した馬にかなり不利な流れで尚且つ外枠からのスタートだったので序盤にかなり脚を使ったはず。それでも掲示板を確保してくるあたり強い馬だなと再認識。キタサン産駒の牝馬は低迷が続いているので、この馬には頑張ってほしい。エリザベス女王杯とか前に展開が向くような流れになればかなり面白いんじゃないかと感じる。狙い目は右回り。

5番手のチルカーノはまあよく頑張ったという感じ。直線で内ではなくそのまま外を差して来たらもう少し頑張れたのではとも思うが、まあ現状の実力だとこんくらい。また自己条件から頑張ってほしい。どこかで牝馬限定G3くらいなら取れそうな気がしている。狙い目は兄ジオグリフ同様右回りの1800m、2000m。

最後に印をつけなかった馬について。

ステレンボッシュは後手後手の競馬ながらもさすがの安定感で何とか3着を死守。ただ最後の直線は内じゃなくて外をそのまま差してきてほしかったなぁ。まあそれでもチェルヴィニアには勝てなかっただろうけど。今後はモレイラやルメールが乗ったらまた変わると思うので、その時に期待。

ボンドガールはさすが豊さんという感じの競馬。とはいえベストはやはりマイルだと思うのでVMに向けてやっていくのだろう。気性はあんなだが何故か絶対に馬券内を外さない不思議なタイプなので、どんなに調教が酷くても買った方が良いタイプ。

ミアネーロはさすがにG1では地力が足りない。牝馬限定のG2,3で内が伸びる馬場で内枠に入れた時に。

ラヴァンダは先行勢の中では再先着でかなり強い競馬。フローラS2着の時点で完全に舐め切ってたが、差し有利な展開になったフローラの舞台で2着は普通に強かったと認識を改めた。右回り、特に京都で今後も期待大。

コガネノソラは時計がかかる条件で見直し。冬の中山とか札幌で大活躍しそう。あとエリザベス女王杯で雨が降った時は面白い。

ホーエリートは原騎手に戻った時が狙い目。果たして戻るときが来るのか分からないけども、、、。あとこの馬も渋った時こそ見直し必要。

Lakka.

投資103000円 回収82500円 回収率80%
本命単勝回収率56% 本命複勝回収率110%

秋華賞の回顧

14ステレンボッシュ3(2番人気)
11ランスオブクイーン
14着(6番人気)
3クイーンズウォーク:15着(3番人気)
10ボンドガール2(5番人気)
5チェルヴィニア1(1番人気)

ワイド
11-3,14

三連単1点1000円勝負】
15着:3クイーンズウォーク
14着:11ランスオブクイーン

2着10ボンドガール

Lakka.

誰ですか?ランスオブクイーンをこんな人気にしたのは。

回顧

まずは明確なところでクイーンズウォーク。オークスの不可解なプラス体重から夏を越えたローズSが増減なしでしたから、ややマイナスくらいが理想だなと思っていたが、ここでもプラス体重。とはいえ2キロ増なら許容範囲かなという思いでパドックと返し馬を見たが、前後の馬に比べて落ち着きもあって良い雰囲気に感じた。しかしレースではスタートで躓いてバランスが乱れ、向正面を使って位置を上げるも勝負所で内のランスオブクイーンを捲ることができないほど悪い手応えで進んでいかず、最後は無理に追わずゴール。川田騎手のコメントにもあるように脚元の無事を祈るレースになってしまった。これは仕方ない。

問題はステレンボッシュ。高いレースセンスで先行勢を見る位置で最後に外を伸びるだけだと思っていたが、二の足がつかず後ろにおかれるだけでなく、捲ってきたクイーンズウォークに被せられ、直線までなにもできず前が壁になるという最悪の競馬に。もしこれで鞍上が納得しているようなことがあればどうしようか…と思い勢いでツイートもしてしまったが、レース後コメントで「チェルヴィニアより前にいたかった」とあったので、進んでいかなかったことを敗因としたい。スターズオンアース味を感じると評価してきた馬だが、その秋華賞と全く同じ競馬になるとは…そこまで似せなくていいよ。

そして勝ったチェルヴィニア。4コーナーで勝つなと確信した手応えと位置どり。馬も強いが全く不利を受けないレースをさらっとやってのけるルメール騎手も凄い。ただ、もっと凄いのは厩舎でしょう。桜花賞時は栗東滞在で仕上げることができなかったという背景があり今回はホームの美浦で調整。それでしっかり仕上げて勝たせるのだからさすがの厩舎力。ただそういった不安要素がありながらこの馬を抜けた1番人気にする競馬ファンも上手い。と、いう話をオークスにもした。その反省を生かして印を回せたのはよかった。

では今回の予想で何が足りなかったのか、それはボンドガールとランスオブクイーンのオッズ読み。ランスオブクイーンがクリスマスパレード、タガノエルピーダより人気が上、しかも複勝オッズで見るとボンドガールより上の5番人気。実績からして明らかにおかしいオッズで、知らず知らずのうちに罠にハマっていた。

今年の秋華賞は戦前に追い切りにおいて様々な情報が流れ、それが濃くオッズに反映されるレースだと思い、予想記事のタイトルにもあるように、罠にかからないことが鍵となる思っていた。ミアネーロがステレンボッシュをあおったことで人気が上がり、追い切り失敗のボンドガールの人気が下がり、ここは冷静に逆に読んだところまではよかったが…見え見えの罠にハマってしまうとは。詰めの甘さが露呈してしまった。

ちょい穴党のリョー馬

投資40800円 回収3260円 回収率8%
本命単勝回収率0% 本命複勝回収率
99%

秋華賞の回顧

4タガノエルピーダ:7着(7番人気)
5チェルヴィニア1着(1番人気)
2ミアネーロ6着(4番人気)
14ステレンボッシュ3着(2番人気)
13クリスマスパレード:5着(8番人気)

三連複流し
4→2,5,9,10,11,13,14

三連単1点1000円勝負】
74タガノエルピーダ
5着:13クリスマスパレード
12着:9アドマイヤベル

リョー馬

ボンドガールをきちんと評価できなかった点は非常に悔しい。

回顧

タガノエルピーダは7着でした。直線入った時には頭まであると思いました。ペースが早いなかで多少早めに捕まえに行った分最後脚が止まってしまいました。ですが、して欲しいレースをしっかりしての負けなので仕方がない。やはり適正距離的には2000mでもギリギリなのかもと思います。やはり1番条件が向くのはマイルですかね。

チェルヴィニアは流石の一言。京都の内回りでも問題なく対応。夏を超えてさらに一回り成長しているような気がします。そしてこれで2冠達成。ジャパンカップにも参戦のようなのでとても楽しみです。

ミアネーロは直線しっかり伸びてきていますが、6着止まりでした。直線だけでは流石に厳しい。後ろから来たステレンボッシュにもかわされているので、現状の力ではここまで。想像通り内でためてのレース展開でした。直線外に出せていれば多少は前との差も縮まっていたとは思いますが、そこまで器用な馬でもないのでできることはやっての結果かと思います。

ステレンボッシュは能力を出し切ればチェルヴィニアと大差ないはずですが、今回は騎乗の差が大きいと思います。常に窮屈な走りになってしまい、直線の追い出しも遅れているのでこの結果になったかなと。ボンドガールに先着されましたが、内外の馬場の差が出たと思います。

クリスマスパレードも速いレース展開の中素晴らしい粘りでした。タガノエルピーダに並ばれてからも抜かさせることなく5着。狙い所はやはり大阪杯かな。来年の札幌記念なんかにも出てきたら面白いですね。

ボンドガールは推馬にあげた1頭なのですが、流石に2000mは厳しいだろうと評価を下げたのですが、2着に入るとは。あの新馬戦を勝ち世代No. 1と思われていましたが、その後なかなか結果を残せず、NHKマイルでも17着と惨敗。クイーンSと紫苑Sで順調に馬を育て上げてきた陣営の力がすごい。また、それに応えるボンドガールもまた素晴らしい。改めていい馬だなと。今回は総合力でチェルヴィニアに及びませんでしたが、能力面では劣らないと思います。

今回の予想は全体的には間違っていなかったかなとは思いますが、本命のタガノエルピーダが馬券外ではどうしようもない。ボンドガールは馬券には入れていますが、印をつけることができなかったことも反省。来週に向けてなんとか精度をより高めていきたい。

終わりに

色んな情報に惑わされ続けた2週間でしたが、面白いほど世間の空気感がオッズに表れたレースだったなと思います。これを糧に来週からも予想に取り組んでいきます。

秋華賞の記事を読んでいただきありがとうございました。