展開としてはセキトバイーストが逃げて、離れた2番手にクリスマスパレード、さらに離れてタガノエルピーダが引っ張るような形で集団があるという感じ。セキトバイースト、クリスマスパレードはタフなペースだったが、3番手以降の集団に関してはスロー。ただそれでも差し追い込み馬が来る辺り、やはり秋華賞は展開関係なく上りが使える差し馬が来るということを思い知らされた。
本命のタガノエルピーダは見せ場たっぷりの7着。悔やまれるのはこの馬以降スローペースになったことで持ち味の粘り腰が活かせなかったこと。ただ、この馬のやりたかった競馬は十分出来ていたと思う。さすがは団野騎手。今後この馬を狙うとしたら、右回りの1600mから2000mの牝馬限定G2,3かなと思う。
対抗のチェルヴィニア、超強いしルメール超うまい。全く危なげの無い競馬でダメだった部分が一つもなかった。ただやはり右回りはベストの舞台ではないと思うので、次のジャパンカップはより期待できる。あとはルメールが確保できるかどうかというだけ。去年リバティアイランドはイクイノックスとかいう良く分からん怪物がいたせいで勝てなかったが、今年は勝てるのでは、、、?
3番手のクイーンズウォーク、スタートで躓いたのがすべて。川田騎手のコメント通り、無事に周ってきただけで良かったという感じ。さてこの馬、今後どうするか難しいところ。何となくソングラインほどではないけど府中マイルとか強いんでね?とか思ってしまうが。まあ強いことは確かなので古馬になってさらに成長した姿を見せてほしい。
4番手のクリスマスパレード、素晴らしい粘りを見せた。先行した馬にかなり不利な流れで尚且つ外枠からのスタートだったので序盤にかなり脚を使ったはず。それでも掲示板を確保してくるあたり強い馬だなと再認識。キタサン産駒の牝馬は低迷が続いているので、この馬には頑張ってほしい。エリザベス女王杯とか前に展開が向くような流れになればかなり面白いんじゃないかと感じる。狙い目は右回り。
5番手のチルカーノはまあよく頑張ったという感じ。直線で内ではなくそのまま外を差して来たらもう少し頑張れたのではとも思うが、まあ現状の実力だとこんくらい。また自己条件から頑張ってほしい。どこかで牝馬限定G3くらいなら取れそうな気がしている。狙い目は兄ジオグリフ同様右回りの1800m、2000m。
最後に印をつけなかった馬について。
ステレンボッシュは後手後手の競馬ながらもさすがの安定感で何とか3着を死守。ただ最後の直線は内じゃなくて外をそのまま差してきてほしかったなぁ。まあそれでもチェルヴィニアには勝てなかっただろうけど。今後はモレイラやルメールが乗ったらまた変わると思うので、その時に期待。
ボンドガールはさすが豊さんという感じの競馬。とはいえベストはやはりマイルだと思うのでVMに向けてやっていくのだろう。気性はあんなだが何故か絶対に馬券内を外さない不思議なタイプなので、どんなに調教が酷くても買った方が良いタイプ。
ミアネーロはさすがにG1では地力が足りない。牝馬限定のG2,3で内が伸びる馬場で内枠に入れた時に。
ラヴァンダは先行勢の中では再先着でかなり強い競馬。フローラS2着の時点で完全に舐め切ってたが、差し有利な展開になったフローラの舞台で2着は普通に強かったと認識を改めた。右回り、特に京都で今後も期待大。
コガネノソラは時計がかかる条件で見直し。冬の中山とか札幌で大活躍しそう。あとエリザベス女王杯で雨が降った時は面白い。
ホーエリートは原騎手に戻った時が狙い目。果たして戻るときが来るのか分からないけども、、、。あとこの馬も渋った時こそ見直し必要。