【ヴィクトリアマイル2023】春の牝馬頂上決戦!S評価は/全頭診断

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5月14日(日)に東京競馬場で行われるG1・ヴィクトリアマイルの全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseが担当しております。是非予想の参考にご覧ください。

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

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土曜日に雨がどれくらい降るのか、日曜日も降るのか、天気がころころ変わっているので前日の時点では馬場読みが難しかったです。執筆時点の天気予報では日曜日も11時から雨が降る予報となっていたので、稍重想定で考えています。
内に入りたくない人気馬が内に、外に入りたくない人気馬が外にいった絶妙な枠順になりました。その辺も考慮して各馬見ていく必要がありますね。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 ロータスランド 評価:C

前走の高松宮記念では、得意の重馬場での開催ではあったが位置取りが後ろすぎてしまい、最後は届かずの6着。ただ、去年のこの馬であればあの位置からでももっと良い着順で来れたはずであり、さすがに年齢的にピークアウトしている感が否めない。

一発に賭ける騎乗ができる好枠に入ることはできたのは好材料。得意な渋った馬場になるのも良いと思う。とはいえ適距離ではないマイル、転乗り、渋った馬場とはいえ高速馬場の東京、周りのライバルのレベルを考えると馬券内は難しいと思う。

1枠2番 スターズオンアース 評価:A

前走の大阪杯では、ジャックドールの完璧な逃げによる前残りレースだったにもかかわらず、後方からこの馬だけ突っ込んできて2着。G1クラスの古馬牡馬相手でも実力は抜けていることを証明した。

桜花賞以来のマイルではあるが、この馬なら問題なく対応できると思う。スタートさえしっかりと決めて直線で進路さえ確保できれば間違いなく突き抜けてくる安心感がある。馬券軸としてはかなり信頼度が高い。このメンバーの中でも頭1つ抜けている。ただこの枠はかなり嫌。ただでさえ出遅れのリスクがあるのに、包まれて追い出しが遅れると取りこぼす可能性はある。馬券軸としては良いが頭固定するのはさすがに怖い。

2枠3番 サウンドビバーチェ 評価:B

前走の阪神牝馬Sでは、内を通った馬にかなり有利な展開、トラックバイアスになったことがかなり追い風にはなっていた。競馬センスの高さは見せているものの、評価のしすぎは禁物。

この馬は現状G2、G3なら安定して勝ち負けできる実力はあるものの、G1だと少し足りない。ただその足りない部分が、内枠を引けたこと、雨によって時計が少し遅くなることによって補える可能性が出てきたと感じる。また、メンバー的にそこまで速いペースにならなそうであり、いっそ逃げても面白いと思う。

2枠4番 アンドヴァラナウト 評価:B

前走の阪神牝馬Sでは、内前有利な展開、トラックバイアスにおいて、外枠から差す競馬となってしまった時点で厳しかったと思う。ただ、そんな競馬でも勝ち馬から0.5秒差と善戦しており、G1で3着に入った強さはいまだ健在だと感じた。

かなり人気がないものの、実力でいえばG1でも戦えるものを持っていると思う。この枠に入ったことで一発狙いの騎乗を吉田隼人騎手がしてくれれば、3着くらいに入ってもおかしくはない。去年は外枠からの競馬となってしまったこともあり、今回はリベンジに期待が出来ると思う。良馬場の方がいいタイプではあるが、元々高速馬場の稍重くらいであれば走れると思う。

3枠5番 スタニングローズ 評価:B

前走の中山記念では、先行する競馬が出来たものの5着。スタートが出すぎたことによって1角で手綱を引いた際に掛かってしまい、脚を使ってしまったことが敗因か。前に馬を置けない位置取りになってしまったのも大きかった。

前走はチグハグな競馬になってしまったものの、基本的にはレースセンスの良い馬なので、この枠であればきっちりと前に馬を置いてうまく道中運べると思う。坂井騎手に戻ったのも好材料。安定感のある馬なので、紐には入れておいた方が良い馬だと思う。気になるのは距離適性。マイルは少し短いと思うので、追走に苦労しないかどうかが心配なところ。

3枠6番 ソングライン 評価:C

前走のサウジターフスプリントでは、まったく馬が走る気を見せずの惨敗だった。たまたま気が向かなっただけという見方もできるが、一度やる気をなくした牝馬はその後も惨敗し続けるイメージもあり、そこは心配になった。

安田記念覇者であり、去年の同レースも躓きながら5着とこの舞台への適性はかなり高い。普通に力を出してくれれば馬券内どころか勝ち切れる実力を持っている馬ではあるのだが、やはり前走の競馬があまりにひどく、ここから立て直しできているのかかなり不安。また、鞍上の戸崎騎手もG1で人気を裏切る場面が最近は多く、少しスランプ気味な様子。それに加えて渋った馬場もあまり向かないということもあり、今回は様子見した方がいいんじゃなかと感じている。

4枠7番 イズジョーノキセキ 評価:C

前走の阪神牝馬Sでは、内有利のトラックバイアスがあったなかで外枠を引いてしまったのが厳しかった。また、完全にこのレースに向けた叩き台だったと思うので、度外視で問題ないと思う。

このメンバー相手に通用するほどの脚は持っていないと思うので、さすがに買えないかなとは思う。ただ1つ可能性があるとすれば岩田騎手のイン突きがはまった時。完璧に内が空いて完璧なタイミングで追い出すことが出来れば、3着には入れるかもしれないが、そんな都合の良い展開なる可能性はかなり低いと思う。また、渋った馬場も苦手らしいのでそこも嫌なところ。

4枠8番 ララクリスティーヌ 評価:C

前走の京都牝馬Sでは、慣れていない先行競馬をしたことで多少折り合いを欠く場面があったが、すぐに菅原騎手が御せていたので、折り合いに関しては問題が無かった。最後に実力馬で尚且つ楽に逃げることが出来ていたウインシャーロットを差しているあたり、非凡な能力を感じた。

スワンS、京都牝馬Sと右回り重賞で結果を残しているが、本来は左回りの方が得意な馬。初G1ではあるが、善戦する可能性はあると思う。菅原騎手との相性も非常に良く、また、意外と持ち時計はかなり速い。ただやはりマイルは少し長いと思う。この馬のベストは1400mだと思うので、その辺がどうか。

5枠9番 クリノプレミアム 評価:C

前走の福島牝馬Sでは、早めに先頭に抜け出してしまったことで勝ち馬の目標となってしまったのが厳しかった。

この馬の狙い時は右回りマイルのG2,G3であり、今回の舞台では実力、舞台適正ともに足りていない印象。馬場が渋るのは時計不足を補えるので良いと思う。あと何故か松岡騎手が自信満々な点は少し気になるが、さすがに買えない。

5枠10番 サブライムアンセム 評価:C

前走の阪神牝馬Sでは、内前有利のトラックバイアス、展開を存分に活かしての2着だった。好走はしたがそこまで評価できる内容ではない。

この馬の買い時は内枠で尚且つスロー。スローになる可能性は高いが、この枠に入ってしまうと紛れて馬券に入るといった騎乗はできない。また、ここで馬券に入るほどの実力がある馬であれば、前走でサウンドビバーチェを差しているはず。まだ実力不足。

6枠11番 ナミュール 評価:S

前走の東京新聞杯では、内有利な中で大外枠から好走することが出来たのは素晴らしいと思う。武騎手がロスを完璧に抑える競馬をしたのもあり、改めてこの馬と武史騎手は手が合っていると感じる。

東京マイルはこの馬が最も得意とする舞台であり、普通に周ってくれば馬券内の可能性はかなり高いと思う。この舞台であればクラシックでしのぎを削ったスターズオンアース、スタニングローズよりも適性が高いので、展開さえはまれば勝ち切る可能性も大いにあると思う。最近は1レース使っても問題ないくらい馬体が安定してきており、調教後馬体重も460キロを超えてきてかなりの成長を感じる。この馬がG1を取るとしたらこの舞台。かなり面白い存在だと思う。

6枠12番 ナムラクレア 評価:B

前走の高松宮記念では、直線で伸びる外を通れたというのもあるが、道中もずっと外々を周す横綱競馬で2着に来ており、やはり実力は本物だなと感じた。

この馬の良いところはストライクゾーンがものすごく広いところにある。スローでもハイペースでも、先行でも差しでも結果を残せる安定感は非常に魅力的。マイルはさすがに少し長いが、内枠を引ければ面白いと思っていたらこの枠。浜中騎手が内に入れて一発狙いの騎乗をしてくれれば3着くらいにはあるかもしれないなというくらいの印象ではある。桜花賞で3着に来た時も、ずっと内を周っていたにもかかわらず最後は少し失速してしまったので、それを考えると今回も勝ち切るのは難しいかなというところ。

7枠13番 ディヴィーナ 評価:C

前走の阪神牝馬Sでは、内有利のトラックバイアスがある中で大外を引いてしまったのがかなり痛かった。ただそれにしても最下位はさすがに負けすぎ。

出足が遅い馬なので、今回も後ろからの競馬になると思う。この馬の今の実力で後方からこのメンバー相手に馬券内に来れるとは思えない。

7枠14番 ステラリア 評価:C

前走の福島牝馬Sでは、1年以上ぶりの出走ながら以前と遜色ない末脚で勝つことが出来た。G1で2着に好走した実力は伊達じゃないと感じさせる走りをしていたと思う。

ただ出足が遅いというのもあってマイルは短いと思う。主戦場は2000m以上。差し有利な展開になれば頑張れる可能性はあるが、それでも掲示板が精一杯だと思う。

8枠15番 ルージュスティリア 評価:C

前走の阪神牝馬Sでは、無理に抑えようとしたことで折り合いを欠いてしまい、直線ではイズジョーノキセキにタックルした辺りから走る気を無くしてしまった。案外そのまま抑えずに行かせてしまった方が好走していた可能性はあると思う。

3勝クラスを勝ったばかりの馬であるが、実力は間違いなく重賞級のものを持っている。ただ折り合いに課題を抱えており、いつやる気をなくすか分からない危うさもはらんでいる。どちらにせよ今回のメンバー相手にいきなり通用する感じには見えない。

8枠16番 ソダシ 評価:A

前走のマイルCSでは、先行馬にとってかなり厳しい展開になったにもかかわらず、しっかりと3着に粘ったのは素晴らしかった。左回りマイルで無類の強さを発揮する馬だっただけに、古馬牡馬相手に右回りマイルでも結果を残したのはかなり大きかったと思う。

今回はその左回りマイルに舞台が戻るので、間違いなく勝ち馬候補の1頭だと思う。いつもの競馬をしてくれれば間違いなく好走してくれると思うが、そのいつもの競馬が出来るかどうか今回は怪しい。まず鞍上が初騎乗のレーン騎手であること。この馬は結構な癖馬であり、初騎乗の騎手が御せるようなタイプには見えず、スタートにも難があるのでそれをレーン騎手がカバーできるか疑問。また、大外枠というのもかなり厳しい。最初に脚を使わされるので、スプリンターよりに少しずつ変化している今のこの馬が、最後まで脚を持たせることが出来るのか疑問。今回はピンかパーな気がしており、買うなら頭だと思う。

終わりに

以上、ヴィクトリアマイルの全頭診断でした。是非予想の参考にしてください!

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