【マイルCS2022】今がこの馬の全盛期!減点材料もありません。/全頭診断

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11月20日(日)に阪神競馬場で行われるG1・マイルCSの全頭診断をしていきます!

全頭診断は推馬代表のpeaseさんに担当して頂いております、是非予想の参考にご覧ください。

それでは早速1頭ずつ詳細に診断していきます!

全頭診断

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先週のエリザベス女王杯に引き続き雨予報となっていますので、重馬場想定で評価を行っています。先週日曜日の阪神競馬場の傾向を見る限り完全な外枠有利でした。外を周って末脚一閃で差してくる馬に高い評価を付けつつ、先行馬でもスタミナがあるタイプなら評価をしたいと思っています。

S評価:1頭
A評価:2頭
B評価:4頭
C評価:その他

1枠1番 マテンロウオリオン 評価:C

見解

前走のスワンSは明らかな前哨戦仕上げで、尚且つスワンSではかなり不利に働く後方からの競馬となりました。

この馬は基本後方からの競馬になるのがネックです。末脚は本物なのでもう少し位置を上げることが出来れば面白いと思うんですけどね。まだまだこれからという感じの馬なので、ここで狙う必要はないかなと感じます。

1枠2番 ウインカーネリアン 評価:C

見解

前走の関屋記念は前に付けた馬に圧倒的有利な展開となったことが勝因です。それが証拠にあれだけ前にいながら上り2位の脚を使うことが出来ています。勝ちはしましたがそこまで評価できる内容ではありません。

先行競馬で安定した成績を残すことが出来ていますし、道悪適正もそこそこあると思います。重馬場になるのは歓迎でしょう。

ただやはり外差し有利であろうこのレースに対する適性は微妙なところですね。持っている実力的にもG1で急に好走できるとは思えません。

今回のレースで先行して好走するにはスタミナが必要だと見ていますが、この馬はそういうタイプでもありません。色々向かない部分が多いでしょう。

2枠3番 ダノンザキッド 評価:A

見解

前走の毎日王冠ではスタートでアクシデントがあったことで、大外からのスタートとなってしまい、さらに折り合いも欠いてしまっていました。さらに前が潰れる展開で先行していたので、これはダメかと思ったのですが、それでも3着に来たのは本当に強い証だと思います。

去年のマイルCSで3着に好走しているように、阪神競馬場にかなり適性があるタイプです。また、瞬発力勝負は苦手なので雨が降ってスタミナとパワーが必要なレースになるのもかなりプラスでしょう。この馬向きの舞台が整ったという感じがしています。

懸念点は川田騎手ではなくなったことですね。この馬ではなくダノンスコーピオンを選んだというのが不気味です。代わりに乗る北村騎手は怪我明け以降あまり成績が良くありません。難しい内枠に入ったこともあってさらに不安ですが、ここで復調してきてほしいです。

2枠4番 シュネルマイスター 評価:B

見解

前走のスプリンターズSは専門外のスプリントだったのであれが精いっぱいだったと思います。行き脚をつけるという意味合いが強かったと思うので、負けたことで評価を下げる必要は全くないでしょう。

スローからの末脚勝負が非常に得意なタイプであり、去年のマイルCSもそれが要因で好走することが出来ました。今回のメンバーも恐らく速い流れにはならないと思うので、この馬向きのペースになると思います。実績はこの中でもトップの馬です。実力をきちんと出せれば馬券は堅いと思います。

海外産馬の子供ということで早熟の可能性が高いのが私にとってかなりの懸念材料です。今年の安田記念は東京マイルの高速馬場というこの馬に最も向く条件だったので好走出来たかもしれませんが、そういう条件にならないともうG1では好走できないという可能性もあると思っています。

恐らく3番人気以内になるのかなと思うのですが、頭で買うのは危険ですね。たださすがに切るわけにはいかない馬だとは思うので紐として抑える必要はあると思います。

3枠5番 サリオス 評価:C

見解

前走の毎日王冠は直線で詰まって追い出しが遅れたものの、5分の追いで差し切っています。あの競馬でしっかりと勝ち切れたのは素晴らしいですね。全盛期のサリオスが帰ってきたという感じがしました。

最近になってから折り合いが安定して自滅することが無くなり、自分の力をしっかりと発揮できるようになったことで活躍できるようになっていますね。この折り合いがキープできれば安定感が出ると思います。得意なマイルに戻るのも好材料ですし、手が合う外国人ジョッキーに変わるのも非常に良いですね。

ただ重馬場は馬体が重く体がのめりやすいのでかなり苦手だと思います。大阪杯の時の競馬を見るとよくわかりますね。右回りよりも左回りで力を出せるタイプだというのも気になります。前走の競馬で人気がかなり上がると思うので、そうなるとリスクの方が高くなる感じがしますね。

3枠6番 ソダシ 評価:C

見解

前走の府中牝馬Sでは岩田騎手の完璧な騎乗によって最後は差されてしまったものの、重い斤量と叩き仕上げであったことを考えると決して減点材料ではないと思います。このレースを見据えて仕上げてきており、状態はかなり上がっていますね。マイルではいまだ負け知らずなので、距離短縮もかなりプラスでしょう。牝馬限定戦でしかまだ結果を出せていないことを懸念されていますが、この馬は牡馬に交じっても十分通用する馬だと思います。

ただ今回は馬場が合わないかなという気がしています。この馬はパンパンの良馬場で時計が出る舞台の方が合うタイプです。古馬になってからはよりその傾向が顕著になってきていると思います。雨が降ってスタミナ勝負になりそうなのはかなりマイナスですね。

また、阪神競馬場というのも評価しづらいです。桜花賞や阪神JFで勝っている舞台ではあるのですが、古馬になってからは東京競馬場でのパフォーマンスが突き抜けた代わりに東京以外だとあまり力を発揮できなくなっている可能性があると感じるからです。そもそもタフなレースになる可能性が高いので、どうしても牡馬の方が信頼しやすいです。恐らく3番人気以内になるとは思うので、妙味的に嫌いたい一頭です。

4枠7番 ジャスティンカフェ 評価:C

見解

前走の毎日王冠は外からスムーズに競馬することが出来ました。最後はサリオスと同じ上りの脚を使っての好走で、重賞勝利レベルの実力があることを証明することが出来たと思います。

ただサリオスには正直完敗でしたね。サリオスは直線で詰まって追い出しが遅れたにもかかわらず、スムーズに競馬したこの馬に勝ちましたからね。毎回安定して上り上位の末脚を使ってくれるので、展開さえ向けばワンチャンスある馬だとは思いますが、現状まだマイルG1で好走できる実力があるとは思っていません。狙い時は来年の安田記念かなと見ています。

エプソムCの競馬を見た感じ重馬場になるのも向かないですし、右回りよりは左回りの方が良いタイプです。G1未出走で1桁人気になってしまうというのもリスキーです。

4枠8番 ロータスランド 評価:C

見解

前走のスワンSは明らかに前哨戦仕上げでしたね。馬体重も過去最高でした。スプリントとはいえG1で2着に来ている馬なので、力はあると思います。特に重馬場で力を発揮するタイプなので、今回の馬場はかなり向くでしょう。

ただ最強クラスの古馬マイラーとやりあえるほどの実力は無いと思います。適距離ではないG1で好走は難しいです。

5枠9番 ピースオブエイト 評価:B

見解

前走の富士Sでは追い込む競馬で4着に善戦しました。速い上りもしっかりと使うことが出来ていましたし、負けはしたものの非常に収穫のある内容だったと思います。

能力は間違いなく本物ですが、気性面に大きな課題を抱えている馬です。ただその気性が雨で馬場が渋ることでおさまる可能性があります。気性さえ何とかなればG1の舞台でも好走できる素質は持っている馬だと思いますので、大穴として紐に入れていくと良さそうです。

5枠10番 セリフォス 評価:B

見解

前走の富士Sはいつもの先行競馬ではなく、控える競馬で勝ち切ることが出来ました。競馬に幅が出たという意味では非常に収穫があったと思います。折り合いもいつもと比べてかなり安定していたのも良かったです。持っている実力は間違いなくG1好走レベルだと思います。外枠に入れたのもいいですね。馬場がまだましなところを通れるので、そこまでスタミナを消費することなく直線を迎えることが出来ると思います。

ただ今回は不安要素の方が多いです。まずは明け2戦目という点です。この馬は休み明けの方がパフォーマンスを発揮できるタイプだと思います。一回使ったことによる上積みは他馬に比べると正直期待しにくいです。むしろ折り合いが悪化している可能性もあります。

次に前走の内容です。確かに強い競馬をしていましたが、斤量54キロで走ってあの着差となると実力的にソウルラッシュやダノンスコーピオンより上という感じはしないです。今回は斤量がこの馬だけ増えるので、そうなると厳しいかもしれませんね。このレースが阪神で開催されるようになってから富士S組の成績が悪いのも気になります。サンプル数は少ないですが不安ではありますね。

以上の懸念点を考えると買うならあくまで紐として抑えるまでにとどめたほうが良いと思います。

6枠11番 ソウルラッシュ 評価:S

見解

前走の富士Sでは苦手な時計が出る馬場で好走出来ましたね。33.5という上りタイムも記録でき、弱点が無くなったように思えます。今がこの馬の全盛期でしょう。本来は前走のような左回りで時計が出る条件よりも、今回のように右回りで尚且つ時計がかかる馬場の方が向いています。また、雨もこの馬にとっては降れば降るほど勝利に近づくと思います。松山騎手に変わるのも好材料ですね。

気になるのはG1に1回しかでていないにもかかわらず、雨ということもあってかなり人気してしまいそうなんですよね。まだまだG1では未知数なところがあるので、人気を見て判断したいですね。4,5番人気だったら妥当だと思いますが、3番人気以上になったら過剰だと思います。

ただ正直人気以外に関しては特に減点材料が見つからないんですよね。確実に抑えておくべき一頭でしょう。

6枠12番 ホウオウアマゾン 評価:B

見解

前走のスワンSは出遅れがかなり響きましたね。馬体も緩かったし明らかに前哨戦仕上げでした。評価を下げる必要はないでしょう。

この馬は適性が阪神の1400~1600にある馬です。また、道悪適正もかなり高く、渋った馬場の時は驚異的な粘り脚を見せてくれます。今回のレース条件は完全にこの馬向きでしょう。去年のマイルCSで差しが効く馬場ながら5着に来ている馬です。あまり舐めない方が良いと思います。

また、先行競馬が非常にうまい坂井騎手に乗り替わるのも好材料です。大穴扱いになる馬だと思うのでマークが薄くなると思いますし、自分のペースで逃げることが出来れば3着に入ってくる可能性はあると思います。紐として警戒です。

7枠13番 エアロロノア 評価:C

見解

前走の富士Sでは馬群を縫って伸びての5着となりました。外伸びの馬場だったので通った箇所が悪かったということでしょう。悪くない競馬をしていたとは思います。この馬は本来東京よりも阪神マイルに適性がある馬です。今回の舞台はベスト条件だと思います。

ただその適正のある阪神マイルで行われるマイラーズCで2年連続5着であり、得意条件であったとしても重賞ではパッとしない成績です。そんな馬がいきなりG1で好走できるとは思いづらいです。

7枠14番 ベステンダンク 評価:C

見解

前走のスワンSではいつもとは違って控える競馬をしましたが、見せ場の無い競馬となりました。恐らく今回は脚質を戻して逃げ先行の競馬を取ってくると思います。年齢も年齢ですし、実力的にもそこまでなので特に狙う理由はないですね。

7枠15番 ダノンスコーピオン 評価:A

見解

前走の富士Sは56キロの斤量を背負って、尚且つ6分の出来でありながらセリフォスと差のない競馬が出来ましたね。非常に素晴らしい前哨戦だったと思います。

かなり競馬が上手な馬で、状態が整っていなかった共同通信杯を除いては安定した成績を収めています。実力もしっかりと兼ね備えていますし、この舞台でも間違いなく通用すると思います。

正直良馬場の方が良いとは思いますが、外枠を引けたことで馬場がそこまで傷んでいない部分を通れます。先週のジェラルディーナのように渋った馬場があまり得意ではない馬でも外枠だったら走れるかもしれませんね。川田騎手×安田厩舎×ダノンの鉄板コンビでここはしっかりと好走してくれると思っています。

8枠16番 ハッピーアワー 評価:C

見解

前走の毎日王冠はいつも通り出遅れからの出番がない競馬となってしまいました。最近はこんな競馬ばっかりなのでここで買う理由はないかなと思います。

8枠17番 ファルコニア 評価:C

見解

前走の京成杯AHはいつも通り安定した先行力を活かすことが出来たのが勝因です。マイルでも安定して前に行けるので大崩れしにくいところが魅力的ですね。

ただG1で通用する脚は持っていないので、この舞台ではさすがに荷が重いかなと思います。雨が降ることで時計不足を補えるのはいいですが、それでも頑張って5着に来れればというところじゃないでしょうか。

終わりに

以上、マイルCSの全頭診断でした。是非予想の参考にしてください!

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